『D3/マイティダックス』:1996、アメリカ
ゴードン・ボンベイの教え子であるチャーリーたちは、高校生になった。彼らは全員、エデン・ホール学園の新入生となった。エデン・ホールでは今学期からスポーツ奨学金制度を開始し、チャーリーたちを迎えることにしたのだ。学長のバックリーは、ゴードンの学生時代に生物教師だった人物だ。ゴードンはチャーリーに、自分が国際親善大会の人事局長に選ばれて世界中のジュニア選手育成に携わることを明かした。ずっとダックスのコーチだと思っていたチャーリーは、激しい反発を示した。
ゴードンがコーチを離れたことで、ダックスのメンバーであるポートマンだけはエデン・ホールへの進学を断った。入学式には、ジュニア選手権でゴードンの教えを受けたドウェイン、ラス、メンドーサ、ジュリー、ケンが先に到着した。アイスホッケーの学校代表チームであるウォリアーズのコールやリックたちは、彼らを見つけると見下すような態度を示した。リックは理事長のライリーが父親であることを明かし、「親父が今にお前たちの奨学金を取り消すぞ」と言い放った。
ウォリアーズはコーチであるウィルソンの下、10回連続で州のチャンピアンに輝いていた。エデン・ホールでは体育会の代表チームは「ウォリアーズ」と呼ばれており、新入りのダックスは準代表という扱いになる。リックの弟は、ダックスのせいで準代表を外されていた。ダックスを指揮するコーチのオライオンは厳格な人物で、楽しい雰囲気での練習を認めなかった。彼は「アイスホッケーの基礎は守備にある」と説き、「ダックスは守備が弱い。もう君たちをアヒルの子供としては扱わない」と告げた。
オライオンはチャーリーたちに、「奨学金を貰うにはC以上の成績が必要だが、チームにCの人間は要らない。Cの成績ならベンチだ」と語る。彼はポジション表を貼り出し、ロッカールームを去る。オライオンは大幅なポジション変更を行い、バンクスには一軍行きを指示していた。ゴールドバーグはジュリーの控えGKに回され、これまでチャーリーが務めていたキャプテンの座は未定となっていた。
チャーリーはオライオンのやり方に不満を抱き、スポーツ店の店主であるハンスに「新しいコーチはダックスに不向きだ」と愚痴をこぼす。ハンスが「君が教えてやったらどうだ」と言うと、彼は「新しいやり方を受け入れるような奴じゃないよ」と口にした。するとハンスは、「だったら、君はどうなんだ」と問い掛けた。代表の連中は食堂でケンを苛め、ランチを取り上げていた。それを見たチャーリーたちは、巧みに騙して馬糞を掴ませた。
オライオンが練習で守備を要求したことにチャーリーは苛立ち、「俺はスコアラーだ、ディフェンスの選手じゃない」と声を荒らげた。するとオライオンは選手たちを集め、「強豪チームに共通しているのは守備だ。そのために必要なのは自信だ。アイスホッケーに限らず、自信を持ち続けるのは難しい。負けることを恐れるな。パックを持っていない時こそ攻撃的にプレーするんだ。それが自信を持つ秘訣であり、本物のディフェンスだ」と語った。
エデン・ホールの女子生徒であるリンダはウォリアーズの名称変更を求める署名を集めており、体育会を嫌っていた。チャーリーは彼女に好意を抱き、金曜日の対抗試合を見に来てほしいと誘った。金曜日、ダックスはウァリアーズのユニフォームに身を包み、他校との試合に出場した。第3ピリオドを終わった時点で、チャーリーたちは9対0と圧勝していた。しかし第4ピリオドに入って守備が崩壊し、次々に失点する。チャーリーはカッとなってスティックを破壊し、ペナルティーで2分間の退場処分を受けた。
チャーリーはペナルティーを終えて試合に復帰するが、流れは全く変わらなかった。彼はパスを要求されても拒否し、強引に敵陣へ突入してシュートを狙った。しかしシュートが入らなかった上に逆襲を食らい、同点にされたところで試合は終了した。ロッカールームでチャーリーたちは、激しい言い争いになった。そこへオライオンが来て守備の重要性を説き、「明日の朝5時から練習だ。勝ちたい奴は早起きしろ」と告げた。
ギーの服が燃やされ、シャワー室に「新入りは最低だ」という落書きが残されていた。ダックスはコールたちの仕業だと確信し、ラス、ジュリー、ケンは仕返しすることにした。3人は液体窒素のボンベを持ち出し、一軍のロッカールームに忍び込んでジャンパーを凍らせた。チャーリーは母であるハイジの前で、オライオンへの不満を口にした。「コーチのせいじゃない。貴方の態度に問題があるのよ」と母に説教されたチャーリーは、激しく反発した。
ダックスは一軍の選手たちから、「金曜のディナーに来い。代表チームが新入りに御馳走するのがエデン・ホールの伝統だ」と告げられた。金曜日、チャーリーたちは指定されたミネソタ・クラブへ行き、ディナーを取った。すると一軍の連中は店を去り、チャーリーたちは店員から高額の支払いを請求された。もちろん金など持っておらず、彼らは店で働いて問題を解決した。チャーリーたちは報復として、盗み出したバックリーの蟻を一軍の寮に放り込んだ。リックは激怒し、翌朝にアイスホッケーで対決することを要求した。
次の朝、ダックスは余裕の気持ちで対決に臨むが、代表チームには全く歯が立たなかった。チャーリーは苛立ちを募らせ、攻撃を止めようとしたバンクスを反則で倒した。チャーリーとバンクスが掴み合いになり、他の面々も喧嘩を始める。そこへオライオンが駆け付け、代表メンバーを立ち去らせた。オライオンはチャーリーたちに、「もうダックスの小細工は通用しない。代表に近付くのは禁止だ。ダックスのユニフォームなんて脱げ」と告げた。
オライオンが「ダックスのユニフォームを脱ぐか、チームを抜けるか、どちらかを選べ」と迫ると、チャーリーとフルトンはチームから去ることを選んだ。ハンスはチャーリーから不満を聞かされ、「オライオンは君に期待しているから、高いレベルを求めるんだ。仲間の所へ戻れ。逃げるような真似をするな」と説いた。しかしチャーリーはチームに戻らず、フルトンと遊園地へ遊びに行く。チャーリーは「明日も遊ぼうぜ」と言うが、フルトンは「チームに戻るよ」と述べて立ち去った。
遊園地から戻ったチャーリーは、ハンスの急死をハイジから知らされる。ゴードンはハンスの葬儀に出席するため、ミネソタへ戻った。彼はチャーリーを連れ出し、オライオンが車椅子の少女を氷上で遊ばせる様子を目撃させる。そして彼は、オライオンが5年前に自動車の追突事故を起こしたこと、そのせいで娘が車椅子生活になったことを話す。所属するNHLのチームが本拠地を移転する際、彼は娘の治療のためにプロの道を捨てていた。ゴードンはチャーリーに、「かつての俺は、今の君に似ていた。でも、君たちのおかげで生まれ変わった。引き継ぎの時、オライオンには全て伝えてある。チームの中心が君だということも。また奇跡を起こしてくれ」と話す…。監督はロバート・リーバーマン、キャラクター創作はスティーヴン・ブリル、原案はケネス・ジョンソン&ジム・バーンスタイン、脚本はスティーヴン・ブリル&ジム・バーンスタイン、製作はジョーダン・カーナー&ジョン・アヴネット、製作総指揮はスティーヴン・ブリル&C・タッド・デヴリン、共同製作はエリザベス・グーバー・スティーヴン、製作協力はキャシー・L・メンジース、撮影はデヴィッド・ヘニングス、編集はパトリック・ルシエ&コリーン・ハルシー、美術はスティーヴン・シュトーラー、衣装はキンバリーA・ティルマン、音楽はJ・A・C・レッドフォード。
主演はエミリオ・エステヴェス、共演はジェフリー・ノードリング、デヴィッド・セルビー、ジョス・アックランド、ハイジ・クリング、ジョシュア・ジャクソン、エルデン・ライアン・ラトリフ、ショーン・ワイス、ヴィンセント・A・ラルッソ、マット・ドハーティー、ガレット・ラトリフ・ヘンソン、マーガリート・モロー、マイケル・カドリッツ、クリストファー・オーア、アーロン・ローア、タイ・オニール、キーナン・トンプソン、マイク・ヴィタール、コロンブ・ジェイコブセン、ジャスティン・ウォン、スコット・ワイト他。
『飛べないアヒル』『D2/マイティ・ダック』に続くシリーズ第3作。
監督は『5人のテーブル』『クリスマスに万歳!』のロバート・リーバーマン。
脚本は前2作のスティーヴン・ブリルと『勇気あるもの』のジム・バーンスタインによる共同。
ゴードン役のエミリオ・エステヴェス、チャーリー役のジョシュア・ジャクソン、フルトン役のエルデン・ライアン・ラトリフ、ゴールドバーグ役のショーン・ワイス、バンクス役のヴィンセント・A・ラルッソ、エヴァーマン役のマット・ドハーティー、ジャーメイン役のガレット・ラトリフ・ヘンソン、コニー役のマーガリート・モローは、1作目からの続投。
前作まで出演していたジェシー役のブランドン・アダムスが、今回は登場しない。前作でゴードンの教えを受けたポートマン役のアーロン・ローア、ドウェイン役のタイ・オニール、ラス役のキーナン・トンプソン、メンドーサ役のマイク・ヴィタール、ジュリー役のコロンブ・ジェイコブセン、ケン役のジャスティン・ウォンも続投。
ハンス役のジョス・アックランド、ケイシー役のハイジ・クリングは、1作目からの復帰。2作目でアイスランド代表チームのグンナーを演じていたスコット・ワイトが、今回はウォリアーズのスコット役で出演している。
他に、オライオンをジェフリー・ノードリング、バックリーをデヴィッド・セルビー、コールをマイケル・カドリッツ、リックをクリストファー・オーア、リンダをマーゴット・フィンリーが演じている。
アンクレジットだが、当時はNHLの現役選手だったポール・カリヤが本人役で出演している。
カリヤは公開当時、この映画シリーズにちなんで命名されたマイティーダックス・オブ・アナハイム(現在はアナハイム・ダックス)のキャプテンだった。まず引っ掛かるのは、なぜ「ポートマンだけはエデン・ホールに行かない」という設定にしてあるのかってことだ。1人だけ別扱いにしている必要性も意味も、全く感じられない。
その一方で、ジェシーが登場しないことに関しては何の言及も無いんだよね。
それなら、むしろポートマンは一緒にエデン・ホールへ進学することにして、「ジェシーが行かないことになった」と台詞で説明してしまった方がいいんじゃないのか。ジェシーに関して何の説明も無いのは、かなり違和感があるぞ。
あと、前作でハイジは登場しなかったけど、再婚した設定になっていたのに、夫がいる様子は全く見えないが、無かったことになっているのか。第2作の世界ジュニア選手権で優勝したメンバーが、そのまま特待生としてエデン・ホールに迎えられるという設定は、かなり無理があるように感じられる。
そもそも、大会からは2年が経過しているんだし。
その後も、ずっと同じメンバーで戦い、ゴードンがコーチを務めていたってことなのか。
だとしても、ダックスの中から数名をスカウトするってことなら分かるけど、チーム全員ってのは。同じ学校に2つのチームが存在するってのも違和感がある。一軍であるウォリアーズと二軍であるダックスが、完全に分離しているんだよね。あと、ゴードンは、もう選手として復帰することは諦めたのか。
前作では怪我を負っていたけど、回復したら再びNHLに挑戦しようという意識は無くなったのか。
彼は世界中のジュニアを育成する仕事をオファーされてコーチの座を離れているけど、それが無かったら、そのままダックスのコーチを続けていたような感じなんだよね。ってことは、エデン・ホールではゴードンも含めて受け入れるつもりだったのか。
その辺りも、ちょっと引っ掛かるなあ。そもそも、エデン・ホールって体育会の活動に力を入れているのに、なんでスポーツ奨学金制度は今年からなのか。
しかもアイスホッケーのチームに関しては、州チャンピオンを10回も獲得するほど優秀なんでしょ。
だったら、そのウォリアーズを強化する目的で、各地から有望な選手をスカウトすればいいんじゃないのか。
ダックスを丸ごと特待生として迎えるのは、まるで「既存のチームとは別のチームを招聘した」という感じになっており、既存の代表を強化する目的には見えないぞ。これまでの2作はエミリオ・エステヴェスが主役だったが、今回は特別出演に近いような扱いだ。序盤で退場した後は、消えている時間帯が長い。
ゴードンを主人公から外すことで、前作にあった「成長物語を描くために、成長したはずの主人公を再び未熟者に戻している」という問題は排除されている。
しかし、他の出演者と比べてエミリオ・エステヴェスは圧倒的に役者としての知名度も格も上だったわけで、彼が主役の座を降りると、物語の中心が無くなってしまうという問題は起きる。
一応は「チャーリーの成長物語」ってのを軸に据えているけど、厳しいことは否めない。ゴードンは基本的にジュニアのコーチだから、ダックスが高校生になった時点で外れるのは分からんでもない。
ただし、そもそも3作目を製作したこと自体、どうなのかと思うよ。
高校に進学しても、ずっと同じメンバーが一緒のチームでプレーしているってのは、ちょっと変でしょ。普通は、進学する中でバラバラになっていくものだよ。
同じメンバーを再結集させるために「学校がチームを丸ごと特待生として受け入れる」という設定にしてあるけど、そこが変だし。「学内代表チームによるダックスへのイジメ」という要素を盛り込むのなら、そこに絞って物語を構築すればいい。
だが、「オライオンによる今までと全く違う練習の要求」という要素も大きく扱われている。
しかも、イジメの要素だけに限定しても、ケンがイジメを受けているのは「代表のダックスに対するイジメ」とは別物で、人種差別的な行為だ。
また、チアガールをナンパするメンドーサは代表チームから目を付けられるが、それを軽く受け流しており、そこはコミカルなノリで描かれる。
つまり「代表がダックスを苛める」という図式だけでも、バラつきがあるのだ。オライオンとダックスの関係性にしても、チャーリーは激しく反発しているが、それに全員が同調しているわけではない。ゴールドバーグはジュリーに対する対抗心を見せ、彼女に大量のおやつを食べさせて控えに戻そうと目論む。
こっちの方も、やはりバラつきがある。
「代表によるイジメ」「オライオンへの反発」という2つの要素だけでも既に「片方に絞った方がいい」と感じるぐらいなのに、その片方だけをとっても一枚岩になっていないのだ。
おまけに、チャーリーの恋愛劇まで盛り込んでおり、まるで捌き切れていない。その結果として、どれも全て薄っぺらくなっている。
恋愛劇と言えば、対抗戦の後でスコットがジュリーの頬にキスしているんだけど、いつの間に恋愛を育んだんだよ。この2人の恋愛劇なんて、全く描かれていなかっただろうに。ダックスの守備が弱いことをアピールしたいのは分かるけど、第3ピリオドまで9対0でリードしていたのに、第4ピリオドで同点に追い付かれるというゲーム展開は不自然だわ。
仮にディフェンスが崩壊したとしても、そこまでに9点も取って圧倒していたんだから、たぶん追加点は奪えるだろうに。
この映画の描写だと、守備が崩壊したというよりも、第4ピリオドに入って急に相手チームが強くなったようにしか見えないのよ。
守備が崩壊するようなきっかけも無いし。オライオンがバンクスだけを代表チームに入れるってのは、かなり無理のある展開だと感じる。バンクスがダックスの中で特に優秀な選手というわけでもないんだから。
それと、オライオンの一存で一軍入りが決定しているのも変だよ。一軍のコーチはウィルソンなんだから、彼の承諾が必要なはずでしょうに。そしてウィルソンはダックスの練習を一度も見ていないんだから、判断できないでしょうに。
で、「代表チームはダックスを苛めている」という構図があるのに、バンクスが一軍入りすると、コールやリックたちは全面的に歓迎する感じではないものの、イジメの対象にしないんだよな。
そうじゃなくて、もっとハッキリした形で、バンクスも含めたダックス全員をイジメの対象にすべきだわ。
バンクスが代表チームのダックスに対するイジメを黙認する形になっているのもマズいだろ。色々と欲張っているのかもしれんけど、ただ単にまとまりが悪くなっているだけ。それと、コールが「ダックスはスラムでおとなしくしてりゃいいんだ」と陰口を言った時にスコットが「この町にスラムは無い。それに低所得者と言えよ」と咎め、コールが「いちいち秀才ぶるな」と腹を立ててリックも「こいつを馬鹿にするな」とスコットに怒るシーンがあるんだけど、何のつもりかサッパリ分からん。
そこで一枚岩じゃないことを示して、何がしたいのかと。
しかも、それ以降の展開で、そういう関係性が活用されることは無いんだぜ。
その辺りも中途半端だ。もっと「代表チームは嫌な奴ら」に徹底した方がいい。あと、代表チームがイジメ行為をやった後、すぐにダックスは報復するんだよね。だから、「一軍が一方的にダックスを苛めている」という印象は薄い。
それよりも、「一方的にイジメを受けていたけど、試合で勝ってギャフン(死語)と言わせる」という形の方がいいんじゃないかと。イジメを受ける度に仕返しをしてスッキリしていたら、試合で勝利した時のカタルシスが弱くなってしまうでしょ。
それと、「やられたら、やり返す」という様子を描くことによって、「子供たちの成長物語」という色合いも薄くなっているし。
ディズニー映画だから、明るく楽しい雰囲気を作りたかったのかもしれないけど、コメディー色を強めることで成長ドラマが弱くなるのは本末転倒じゃないかと思うのよね。ダックスが代表チームと対戦して圧倒される展開が、タイミングとしては遅いと感じる。
それは前半の内にやった方がいいんじゃないか。「イジメを受けて、仕返しをして」という繰り返しも無くして、代表チームはセコい嫌がらせをするような奴らじゃなくて「高慢な態度で嫌な奴らだけど、実力もある」という位置付けにしておけばいいんじゃないか。
あと、その対決の前に、ダックスが他の高校との試合で守備崩壊によって同点に追い付かれるエピソードがあるので、「そりゃ代表には勝てないだろ」と思ってしまうんだよな。
それと、代表チームとの対決によって、そこまではオライオンが「ダックスは守備が甘い」と指摘していたのに、「ジュニアでは勝てていたが、所詮は井の中の蛙に過ぎない。年代が上がれば、もっと強いチームが存在する」という形になっちゃうんだよね。代表チームに圧倒されたのは守備が弱いことだけが理由じゃなくて、攻撃も全く通用していないわけだから。
そこは見せ方としてブレてるぞ。ハンスの死は、「ゴードンが帰郷してチャーリーと話す」という展開を作るためのきっかけに過ぎない。
彼の死によって、チャーリーやダックスが影響を受けたり、考えや行動が変化したりすることは無い。
クライマックスとなる代表との対抗戦の直前、ダックスは「ハンスのために」と敬意を表しているけど、取って付けた感しか無い。
っていうか、別にハンスを殺さなくても「ゴードンが帰郷してチャーリーと話す」という展開を作ることは出来たはずで、完全にハンスは「無駄死に」である。(観賞日:2015年3月4日)
第19回スティンカーズ最悪映画賞(1996年)
ノミネート:【最悪の続編】部門
ノミネート:【誰も要求していなかった続編】部門