『スノーホワイト/氷の王国』:2016、アメリカ&中国

魔法の鏡を手に入れたラヴェンナ王妃は夫を暗殺し、次から次へと国を乗っ取った。彼女は妹のフレイヤを従え、魔力に目覚めるのを待つ。ある時、ラヴェンナはフレイヤがブラックウッド公爵と愛し合っていることに気付いた。ブラックウッドには婚約者がいたが、それをラヴェンナが指摘するとフレイヤは「彼は愛していない」と言う。ラヴェンナはフレイヤの妊娠を見抜き、「今さら破談に出来ない。お前も子供も無かったことにされる」と告げる。フレイヤは姉に反発し、「愛が解決してくれるわ」と述べた。
フレイヤは女児を出産し、その数週間後にブラックウッドから手紙が届いた。「城の庭で落ち合い、こっそり結婚しよう。赤ん坊を連れて新天地へ行こう」という文面に、フレイヤは喜んだ。しかし彼女が庭で待っていても、ブラックウッドは現れない。塔の異変を知った彼女が慌てて戻ると、女児は焼き殺されていた。そこへブラックウッドが兵士たちに連れて来られ、「仕方が無かった」と釈明する。激昂したフレイヤは魔力に覚醒し、ブラックウッドを氷漬けにして始末した。
フレイヤは自分の王国を築くため、遥か北の地へ旅立った。彼女は強力な軍隊を率いて各地の村を襲い、要塞を造って氷の女王として君臨した。彼女は村の子供たちを拉致し、「ここへ来れば苦しまずに済むわ」と告げる。タルという少年が両親に会いたくて泣き出すと、彼女は「愛は間違いよ。捨て去りなさい。我が王国の掟は1つ、愛してはならない」と言い含める。フレイヤは子供たちに、忠誠を誓い、訓練を積んで自分の戦士になるよう要求した。
エリックとサラは訓練を積み、最強の戦士として成長した。新しい子供たちが連行されてくると、エリックは泣いている女児のピッパを優しい言葉で元気付けた。フレイヤは次々と宣戦布告して軍勢を送り込み、勝利して生き残った兵士たちが帰還する。そんな日々の中で、エリックとサラは密かに愛を育んでいた。サラはエリックに母から貰ったネックレスを贈り、「結婚の印よ」と言う。2人は夜明けに落ち合い、要塞から逃げ出す計画を立てた。
エリックとサラの計画はフレイヤに漏れており、落ち合ったところを兵士たちに包囲された。フレイヤは兵士を差し向けるが、エリックとサラは次々に撃退していく。するとフレイヤは氷の壁を作り、2人を遮る。サラはタルに背後から剣で刺され、それを目にしたエリックは頭を殴られて失神した。フレイヤの命令を受けた兵士たちは、エリックを激流に投げ捨てた。それから月日は流れて7年後、ラヴェンナの王国はスノーホワイトに倒された。
ウィリアム王子はドワーフのニオンを脅してエリックの居場所を聞き出し、彼の元へ赴いた。ウィリアムにはニオンだけでなく、父親違いの兄弟であるグリフや兵士たちも同行していた。ウィリアムはエリックに、「魔法の鏡が消えた。ラヴェンナは死んでいない。鏡に宿る力が日ごとに強くなり、スノーホワイトは聖域へ移すと決めた。だが、鏡を運んだ軍隊が戻って来ない。鏡を見つけてくれ」と依頼する。エリックは難色を示すが、ウィノアムは「スノーホワイトは病んでいる。魔法の鏡が自分を見つめて名前を呼ぶので耐えられないと言っていた」と語ると引き受けることにした。
エリックはフレイヤの監視に気付き、ウィリアムに「兵士を北の国境へ。鏡を奪われたら全てが氷に閉ざされる」と告げる。彼が鏡の捜索に出発しようとすると、ニオンとグリフは勝手に付いて来た。フレイヤはスノーホワイトが治める南も支配しようと目論み、タルに「鏡を見つければ全ての子供を救えるわ」と述べて軍隊の招集を命じた。エリックは鏡の護送部隊が西へ行ったと推測し、森に向かった。すると兵士たちは同士討ちで全滅し、鏡は持ち去られていた。現場にはダイヤが付いた黄金の矢が残されており、その持ち主が犯人だとエリックは確信した。
情報を得ようと酒場に立ち寄ったエリックは、フレイヤのハンツマンたちに襲われる。エリックは窮地に陥るが、フードの女戦士が現れてハンツマンを撃退した。その戦士がサラだったので、エリックは驚いた。サラはエリックを殴って気絶させ、ニオン&グリフを含めた3人を縛り上げて廃墟へ連行した。エリックが意識を取り戻すと、サラは自分を置き去りにして逃げたことを非難する。彼女はフレイヤの魔力で、エリックが逃げた幻覚を見せられたのだ。一方、エリックもフレイヤの魔力で、サラがタルに殺された幻覚を見ていた。実際は、タルがサラを殴り付けて失神させただけだった。
サラはエリックに、「7年も地下牢に幽閉され、貴方を捜すために逃げ出した」と言う。エリックは誤解だと訴えるが、サラは信じようとしなかった。しかし魔法の鏡をフレイヤが狙っていると聞いた彼女は、それを阻止しようと考える。彼女はエリックに、「魔法の鏡を聖域に戻したら、貴方とは永遠にお別れするわ」と述べた。森に入った一行は、女ドワーフのブロムウィン夫人とドリーナが仕掛けた罠に捕獲された。ブロムウィン夫人が金を要求すると、エリックは「これしか無い」とダイヤ付きの矢を差し出した。するとブロムウィン夫人は態度を変化させ、休戦を持ち掛けた。
ブロムウィン夫人はエリックたちに、その矢がゴブリンの物だと話す。ゴブリンは聖域の北西にある禁断の森で暮らしており、金銀財宝を隠している。ブロムウィン夫人は森に魔法の鏡もあると告げ、自分たちは財宝を手に入れたいので手を組もうと提案した。一行は小舟で川を進み、森に足を踏み入れた。吊り橋を渡って奥へ進むと、大勢のゴブリンたちが同士討ちで死んでいた。その近くには鏡が置いてあり、「殺すのだ」と声が響いていた。その声に操られ、兵士もゴブリンも殺し合いに至ったのだ。
エリックはサラたちに、「布で鏡を隠すしかない」と言う。生き残っていたゴブリンが現れたので、エリックとサラが戦っている間に他の面々が鏡を布で包んで運び出した。エリックがゴブリンを退治すると、その首からネックレスが下がっているのにサラは気付いた。そこへゴブリンの群れが襲い掛かって来ると、エリックはサラを逃がして吊り橋を落とす。退路を断った彼は、サラに「鏡を聖域へ」と告げてゴブリンと戦う。サラは火矢を放ち、ゴブリンの群れを一掃した。
エリックはサラたちと合流し、翌朝を待って聖域へ向かうことにした。夜、サラはエリックに「俺にどうしてほしい?」と問われ、「命を助けたから貴方を愛せと言うの?お断りだわ。もう愛さないで」と冷たく拒絶する。「何があっても離れない」とエリックが言うと、彼女は「昔の私は死んだの。もう貴方を愛した私じゃない」と声を荒らげた。しかしエリックが「お互いのために生きられる」と告げると、サラは熱烈なキスをする。2人は強く抱き締め合い、体を重ねた。
翌朝、風が吹いて布が外れ、魔法の鏡は目を覚ましたエリックに「私のために殺せ」と呼び掛けた。気付いたサラが歩み寄ると、エリックは「俺の心は君の物だ。君の愛は真実か?」と問い掛ける。彼は短剣をサラに渡して、自らの胸に突き付ける。するとサラは無表情のまま、短剣から手を離した。周囲が凍り始める中、フレイヤが軍隊を率いてやって来た。彼女はエリックに、「私が送り込んだサラを、お前は鏡まで導いた。ご苦労ね」と告げる…。

監督はセドリック・ニコラス=トロイアン、キャラクター創作はエヴァン・ドハーティー、脚本はエヴァン・スピリオトポウロス&クレイグ・メイジン、製作はジョー・ロス、製作総指揮はサラ・ブラッドショウ&パラク・パテル、製作協力はリンダ・エレンショウ・トンプソン、撮影はフェドン・パパマイケル、美術はドミニク・ワトキンス、編集はコンラッド・バフ、衣装はコリーン・アトウッド、視覚効果監修はポール・ランバート、音楽はジェームズ・ニュートン・ハワード。
出演はクリス・ヘムズワース、シャーリーズ・セロン、ジェシカ・チャステイン、エミリー・ブラント、ニック・フロスト、サム・クラフリン、ロブ・ブライドン、シェリダン・スミス、アレクサンドラ・ローチ、ソープ・ディリシュ、ソフィー・クックソン、サム・ヘイゼルダイン、コリン・モーガン、コンラッド・カーン、ニーム・ウォルター、ナナ・アギマン=ベディアコ、アメリア・クラウチ、フレッド・タタショア、ラルフ・アイネソン、リン・ウィルモット、ロバート・ポータル、ロバート・ウィルフォート、デヴィッド・ムメニ、カラ・リリー・ヘイワース、マドレーヌ・ウォーラル他。


グリム童話の『白雪姫』を基にした2012年の映画『スノーホワイト』の続編。
『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』や『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』などに視覚効果アーティストとして参加していたセドリック・ニコラス=トロイアンが、長編映画初監督を務めている。
脚本は『ティンカー・ベルと月の石』『ヘラクレス』のエヴァン・スピリオトポウロスと『最‘狂’絶叫計画』『ハングオーバー!!! 最後の反省会』のクレイグ・メイジン。
前作から続投しているキャストは、エリック役のクリス・ヘムズワースとラヴェンナ役のシャーリーズ・セロン、ニオン役のニック・フロスト、ウィリアム役のサム・クラフリン。
他に、サラをジェシカ・チャステイン、フレイヤをエミリー・ブラント、グリフをロブ・ブライドン、ブロムウィン夫人をシェリダン・スミス、ドリーナをアレクサンドラ・ローチ、タルをソープ・ディリシュ、ピッパをソフィー・クックソン、リーファをサム・ヘイゼルダイン、ブラックウッドをコリン・モーガンが演じている。
アンクレジットだが、リーアム・ニーソンがナレーターを担当している。

2作目の企画が立ち上がった時点では、『スノーホワイト』の主演であるクリステン・スチュワートと監督のルパート・サンダースが続投するはずだった。
ところが2人の不倫が発覚し、まずはルパート・サンダース、続いてクリステン・スチュワートが降板を発表した。
これを受けて、エリックを主役に据えた『スノーホワイト』の前日譚として製作される方針が決定した。
だが、そこで企画は固まらず、内容が大幅に変更されることとなった。

まずクリステン・スチュワートの続投がダメになった時点で、『スノーホワイト』の続編としては成立しなくなると言ってもいい。
つまり企画を断念した方が賢明だと思うのだが、製作サイドは「彼女がいなくてもヒットする映画を作ることは可能」と踏んだのだろう。
どんな根拠で「勝てる」と確信できたのかは分からないが、途中まではフランク・ダラボンが監督を務めていたので、そこに勝機を見出せたのかもしれない。
そして彼が途中降板した時には、「今さら後に引けない」という状況だったのかもしれない。

冒頭、「スノーホワイトは邪悪な女王ラヴェンナを倒し、玉座を奪い返した。だが、まだ誰も知らない、もう1つの物語がある」という語りが入る。
そこから過去の話に入るので前日譚かと思いきや、「前作の出来事が起きた後の物語」というトコへ移る。
にも関わらず、スノーホワイトは登場しない。
原題は「The Huntsman: Winter's War」でスノーホワイトの名前は入っていないので、「タイトルに偽り有り」ということではないが、そこに不満を覚える人は少なくないだろう。

スノーホワイトの存在を完全に排除して映画を作っているわけではなくて「彼女が王国を統治している」という設定を使っている。
ここで厄介になるのが、「どうやらスノーホワイトはウィリアムと結婚したらしい」ってことだ。
しかし前作で、「スノーホワイトはエリックのキスで目覚める」というシーンを描いているのだ。恋愛劇が充分に描かれていたとは到底言えないが、段取りとしては「スノーホワイトとエリックが愛し合う仲になった」という形を取っていた。
それなのに、この続編で「スノーホワイトはウィリアムと結婚して、エリックは今もサラを思い続けている」という設定を用意すると、「前作は何だったのか」と言いたくなるぞ。

フレイヤとブラックウッドの関係に気付いた時のラヴェンナの表情や、焼き殺された赤ん坊の元へ戻ったフレイヤを覗き見るラヴェンナの様子で、「こいつが仕掛けた策略だな」ってことはバレバレだ。つまり、「フレイヤはラヴェンナの策略のせいでダークサイドに落ちた」ってことが、序盤で判明しているわけだ。
そうなると、フレイヤが善玉へ戻る展開が訪れることも、容易に推測できる。彼女が主人公であれば、それほど大きな問題は無かっただろう。
しかし厄介なのは、一応はエリックが主役ってことだ。
それにしては、序盤からフレイヤの抱えるドラマが大きくなりすぎていてバランスが悪い。

そもそも、エリックが主役なら、「幼い頃のエリック」から話を始めた方がいい。
それだとフレイヤの過去を描くのが難しくなるが、そこを捨ててしまえば問題は解決する。エリックとサラの関係を軸にして物語を構築し、フレイヤは純然たるヴィランにしておけばいいのだ。
たぶん「クリス・ヘムズワースとシャーリーズ・セロンは続投OKだったけどクリステン・スチュワートが無理だった」ということで、こんな内容にしたんだろう。
で、フレイヤのトコで物語に厚みや広がりを持たせようとして、とっ散らかっちゃってるだけ。

エリックが主役ってことで、「彼とフレイヤとの対決」という図式が用意されている。
だけど、こっちはフレイヤのベビーフェイスへのターンが分かっているので、その対決の図式が崩れることも何となく見える。
さらに言うなら、冒頭でガッツリとラヴェンナを登場させていることから、「ラヴェンナが復活して絡んでくる」ってのも推測できる。そして彼女が復活すれば、エリックと対峙する形になることや、フレイヤが真実を知ってカタを付ける展開が訪れることも、これまた読める。
そうやって色んなことが先読みできてしまうのは、あまり望ましいこととは言えないだろう。

ブラックウッドに赤ん坊を殺されたと誤解したフレイヤが強烈な怒りと悲しみを抱え、冷徹な女性へ変貌するのは分かる。
ただ、そこから「子供たちを拉致し、訓練を積ませて自分の戦士に育てる」という行動になるのは、関連性が良く分からない。
両親に会いたくて泣き出すタルにフレイヤは「愛は間違いよ。捨て去りなさい」と説くけど、アンタは父母に裏切られたわけじゃないでしょ。しかも自分は子供を失って悲しんだはずなのに、なぜ多くの子供たちを親から引き離して不幸な目に遭わせるのかと。
フレイヤの体験からすると「恋愛感情の否定」は分かるが、そこから「家族愛の否定」まで拡大解釈するのは無理があるわ。

フレイヤはタルにサラを剣で刺殺させたのに、エリックは昏倒させて川へ捨てるだけ。
それは変でしょ。
ちゃんと殺さずに川へ捨てたら、意識を取り戻して助かる可能性も充分に考えられるわけで。「愛に溺れて掟を破った者は粛清する」という考えなら、ちゃんと殺さないと。
っていうか、実はサラも殺していないんだよね。こちらも不自然だ。
そんなことになった原因は、「エリックとサラが再会し、サラはエリックを誤解して」という展開を用意したいからだ。で、それを成立させるための逆算に失敗しているのだ。

フレイヤがエリックを生かしておくつもりが無かったことは、タルとの会話シーンで明らかにされている。
それなら、エリックに「サラは死んだ」という幻覚を見せる必要性が全く無い。
一方、サラに関しては「幽閉されていた」ってのが嘘でフレイヤが戦士として使い続けているのだが、これも「なぜ殺さないのか」ってのが引っ掛かる。
「子供を救うのが目的で拉致しているから殺せない」ってのは、まるで筋が通らないしね。何しろ鍛えた子供たちを戦地へ送り込み、そこで大勢が死んでいるんだから。

「エリックは殺害するが(と思っていたが)、サラは自分の元に残して戦士として育てる」というフレイヤの行動には、他にも大きな問題を生じさせている。
それは「エリックは排除し、サラは救う」という形になり、「フレイヤは自分の経験をサラに重ね合わせ、同じ目に遭わせたくない」という風に受け取れる。
でも、それだとフレイヤの行動理念が「愛の全否定」ではなくて、「男への嫌悪」ってことになる。
それって、彼女のキャラが定まらなくなっちゃってるなあと。

フレイヤがサラをスパイとして送り込む意味が、まるで分からない。彼女の魔力があれば、エリックの居場所なんて簡単に突き止められる気がするんだよね。
そもそも、サラがフレイヤに居場所の情報を流している様子は無いし。むしろサラを送り込んだら、フレイヤの嘘が露呈しちゃうリスクも考えられるでしょ。実際、サラには「エリックの裏切りが嘘だった」とバレちゃってるし。
あと、エリックが魔法の鏡を発見できたのって、たまたま女ドワーフたちと出会って情報を得たからなんだよね。彼が鏡を見つけ出す能力に長けていたとか、彼でなければクリア不能な問題があったとか、そういうことでもない。
だから、フレイヤが自ら調べれば、魔法の鏡のありかって普通に発見できたんじゃないかと思ったりするんだけどね。

終盤、魔法の鏡はラヴェンナの声でフレイヤに呼び掛け、鏡に書かれている文字を読み上げるよう促す。フレイヤは文字を読むと、なぜか「世界で最も美しいのは誰?」と問い掛ける。
すると、なぜか鏡の中からラヴェンナが現れ、「鏡の一部になっていた。お前が蘇らせた」と言う。
デタラメで都合の良すぎる設定としか思えないが、さらに厄介なのはラヴェンナが「スノーホワイトを滅ぼす」と言って戦いの準備を指示すること。
スノーホワイトが登場しないのに、そんなことを言われてもバカバカしいだけだ。

その頃、エリックたちは一致団結し、フレイヤと戦うために城へ乗り込もうとしている。
そんな中で悪玉サイドは結束していなきゃ困るのだが、既にラヴェンナが「スノーホワイトを滅ぼす」と言った時点からフレイヤとの関係はギクシャクしている。そしてフレイヤには、善玉へ鞍替えする兆しが見えている。
エリックが捕まって殺されそうになった後、フレイヤはラヴェンナが娘を殺したことを知り、ここで戦いが起きる。
そしてクライマックスの戦いは盛り上がりを欠いたまま、淡白に終了するのである。

(観賞日:2018年9月9日)

 

*ポンコツ映画愛護協会