『スターゲイト』:1994、アメリカ

1928年、エジプトのギザではラングフォード博士率いる調査隊が大規模な遺跡の発掘調査を進めていた。そして調査隊は様々な文様と象形記号の描かれた巨大な“環”を発見。だが未知の鉱物で出来たその“環”に書かれた文字を、誰も解読することは出来なかった。
時は過ぎ、1994年のアメリカ。若きエジプト考古学者ダニエル・ジャクソンは「ピラミッドは定説よりも遥か昔に建てられた」という説を唱え、異端扱いされていた。第一王朝の象形文字体系の解読に成功したという彼の発表を誰も本気にしようとはしなかった。
だが、1人の老婦人だけは違っていた。彼女の名はキャサリン、ラングフォード博士の娘だ。キャサリンは空軍の秘密基地に彼を案内し、石板に刻まれた古代文字を見せる。するとキャサリン達が何年も解読できなかった文字を、ダニエルは簡単に解読してみせた。
軍は巨大な“環”が異世界へ続く門だと推測し、利用しようと考えていた。そして石板は“環”の暗号を解く鍵だった。ダニエルの解読で異世界へ続く“環”、スターゲイトの封印は解かれた。プロジェクトを統括するジャック・オニール大佐達と共に、ダニエルはゲイトの向こう側に足を踏み入れる…。

監督はローランド・エメリッヒ、脚本はローランド・エメリッヒ&ディーン・デヴリン、製作はジョエル・B・マイケルズ&オリヴァー・エバール&ディーン・デヴリン、製作総指揮はマリオ・カサール、撮影はカール・ウォルター・リンデンローブ、編集はマイケル・J・ドゥシー&デレク・ブレシン、衣装はジョゼフ・ポロ、デジタル視覚効果はクライザー・ウォークザック・コンストラクション、クリーチャーSFXはパトリック・タトポロス、特殊視覚効果指揮はキット・ウエスト、音楽はデヴィッド・アーノルド。
出演はカート・ラッセル、ジェームズ・スペイダー、ジェイ・デヴィッドソン、ヴィヴェカ・リンドフォース、アレクシス・クルーズ、ミリ・アヴィタル、レオン・リッピー、エリック・アバリ他。


製作総指揮がマリオ・カサールで監督がローランド・エメリッヒなんだから、そりゃ莫大な金を掛けた壮大なスケールの作品が出来あがるわけです。
巨大セットに15000人のエキストラ、そしてSFX。
「金掛かってまっせ〜」と思いきり主張する映画。

だけどねえ、なぜかB級映画の匂いがプンプンするんですなあ。
それは最後まで先が簡単に読めてしまう物語の単純さが原因なのか、それともキャラクターに全く華が感じられないからなのか。
あるいは「ヒット映画の美味しいトコ集めました」というのが分かってしまうからか。

 

*ポンコツ映画愛護協会