『スパイキッズ4D:ワールドタイム・ミッション』:2011、アメリカ
OSSのスパイであるマリッサ・ウィルソンは妊娠中にも関わらず、チックタックという悪党を監視する任務に就いていた。OSS長官の デンジャー・ディアモから通信が入り、マリッサはオープン・カフェにチックタックが現れたことを報告した。チックタックはOSSから 盗まれたミニディスクを取引相手から受け取り、金を渡した。マリッサの指示により、近くで待機していたチームが突入する。だが、 チックタックは時間爆弾を使ってチームの動きを止め、その場から逃走した。
マリッサはデンジャーから「応援を差し向ける」と聞かされるが、「応援を待っていたら逃げられる」と言い、チックタックを追跡する。 彼女は陣痛に襲われるが、それでも車を走らせた。マリッサはテレビタレントである夫のウィルバーにテレビ電話を掛け、何も起きて いないように装って会話を交わす。マリッサはスパイであることをウィルバーに隠し、インタリア・コーディネーターと嘘をついていた。 マリッサは「陣痛が起きたから病院に向かっている」と話し、電話を切った。
マリッサは車を降り、チックタックを追い掛ける。マリッサは待ち受けていた手下たちを倒し、そこへOSSからの応援部隊が来て チックタックの身柄を確保した。ミニディスクを取り戻したデンジャーは、その内容をマリッサに見せた。それは昔のOSSファイルで、 敵だけではなく時空を破壊する究極兵器、アルマゲドン装置の実験映像が写されていた。マリッサは以前からの約束通り、この任務での 引退を決めて病院へ向かった。
病院では、ウィルバーと彼の連れ子である双子のレベッカ&セシルか待っている。ウィルバーは子供たちに、本物のスパイを追い掛ける 新番組『スパイ・ハンター』のことを語る。レベッカはクールに「スパイなんてどこにいるの?」と告げた。死んだ母を愛するレベッカは マリッサに全く懐いておらず、彼女が運ばれて来ても冷たく対応した。マリッサは病室へと運ばれ、無事にベビーを出産した。
1年後、ウィルバーのリアリティー番組『スパイ・ハンター』は放送されている。マリッサは専業主婦となり、双子とベビーの面倒を見て いる。ウィルバーは一緒に朝ご飯を食べるつもりで起きて来たが、いつの間にか5分も経過していた。「時間はどこへ行った?」と怪訝に 感じながらも、彼はマリッサと軽く言葉を交わして仕事へ出掛けた。OSS本部では、デンジャーが科学者チームから「時間の速度が 上がっている」という報告を受ける。デンジャーは、アルマゲドン装置が使われていることを確信した。
仕事を終えたウィルバーが帰宅すると、セシルは『スパイ・ハンター』に興味津々で「どうやったらなれる?」と尋ねる。マリッサは結婚 から2年が経過しても相変わらずレベッカが懐いてくれないので、深く悩んでいる。レベッカは子供部屋に戻り、セシルに「あの人は何か 嘘をついてる。何か隠してることがある。絶対に悪い人よ」と告げる。セシルは「いい人だと思うよ」と否定するが、レベッカは悪戯を 仕掛けることにした。
マリッサは子供部屋に赴き、整理してたら出て来たという双子の実母の写真をレベッカに渡す。さらに彼女は「他にもね、これを貰って ほしいの。私のパパとママがくれたネックレス。ママは私に、どんな辛い時でも身を守ってくれるって言ってた」と言い、ネックレスを プレゼントした。「家族に伝わる大切な物だから、貴方に貰ってほしいと思ったの」と言われ、レベッカはマリッサに好感を抱く。だが、 部屋を去ろうとしたマリッサは仕掛けられていたブルーチーズドレッシングを頭から浴び、不機嫌になってしまった。
マリッサがウィルバーのいる寝室に入った直後、テレビで緊急ニュースが流れた。ニュースアンカーは「世界で時間の加速が進行しており 、このままだと時間切れになってしまう」と語る。テレビ局には、犯行声明の映像が届いていた。時計の覆面を被ったタイムキーパーと 名乗る男は、「私が世界中の時間を盗んでやる。アルマゲドン装置を作動させて時間を速めた。やがて時間は無くなり、世界は終わる」と 語った。その背後にはチックタックの姿もあった。
世界の危機だというのに、ウィルバーは「僕が奴を見つけてインタビューを取れたらヒーローだ」と興奮する。マリッサが「ウチの双子は 貴方がヒーローになるのを望んでるんじゃないわ」と言っても、彼はまるで聞く耳を貸さなかった。タイムキーパーはチックタックに、 「アルマゲドン装置を止めることが出来るのはクロノス・サファイヤだけだ。早く持って来い。俺は気が短い」と凄んだ。そのクロノス・ サファイヤは、マリッサがレベッカにプレゼントしたネックレスに付いていた。
翌朝、マリッサはOSS本部から、クロノス・サファイヤを届けるよう連絡を受けた。彼女はレベッカに「昨日のネックレス、ちょっと 返してくれない。古いから、磨かないと」と告げる。レベッカはへそを曲げ、「そうか、私が信用できないのね。じゃあ持って行けば」と 箱に戻して返した。マリッサは飼い犬のアルゴノートに「2人を見てて」と指示し、ベビーを連れて外出した。実は、レベッカはマリッサ にネックレスを返していなかった。箱の中身はベビーフードだった。
本部に到着したマリッサはデンジャーに箱を渡し、中身がネックレスではないことを知る。マリッサが取りに戻ろうとすると、デンジャー は「サファイヤは後でいい。チックタックを逮捕しろ。今日からスパイ復帰だ。奴にタイムキーパーの居場所を吐かせれば、サファイヤは 不要だ」と告げる。レベッカからネックレスを返してもらう必要が無くなるのならと、マリッサはスパイへの復帰を決めた。
タイムキーパーの手下たちがウィルソン家の敷地に侵入すると、室内では「パニックルームに避難して下さい」という警告が流れる。だが 、レベッカは「マリッサが私に仕返ししてるのよ」と指示に従おうとしない。しかし隠し扉が作動したので、レベッカとセシルはアルゴと 共に地下のパニックルームへ移動した。すると室内のモニターに、緊急事態に備えて用意されていたマリッサの映像が写る。マリッサは 「私はスパイなの。アルゴは貴方たちを守るために設計されたロボット犬よ」と明かした。
アルゴは人間の言葉を発し、「君らを守れって言われてるから、任せておいて」と双子に語り掛ける。一味がパニックルームの入り口を 破壊すると、モニターのマリッサは「パニックルームも危ないわ。スーパージェットに乗ればOSS本部に到着するわ」と双子に告げる。 双子はアルゴに連れられ、パニックルームから脱出した。一味が追い掛けて来るが、乗り物酔いしたセシルがゲロ袋で撃退した。
アルゴから連絡を受けたマリッサは、姪のカルメンにレベッカとセシルの出迎えを頼んだ。OSS本部に到着した双子は、カルメンに本部 を案内してもらう。かつてカルメンが所属していたスパイ・キッズ部門は、7年前に予算削減で閉鎖されていた。しかし今も当時の部屋や ツールは残っており、カルメンはスパイ・キッズ部門の復活を熱望していた。「お土産に何かツールを持って帰っていいわ」と彼女に 言われ、セシルはパワーシューズとハンマーハンド、レベッカはサプライズ攻撃キットを選ぶ。ただし、あくまでも土産に過ぎず、ツール は作動しなくなっていた。
カルメンは「マリッサが来るまで待ってて」と双子に言い、待合室に案内して立ち去った。マリッサはチックタックのアジトに乗り込むが 、手下たちに包囲される。マリッサは手下たちを倒すが、チックタックには逃げられる。一方、レベッカは「私はマリッサに負けない ぐらいのスパイになるわ。タイムキーパーを捕まえる」と言い出す。セシルは「冗談でしょ」と相手にしなかったが、「先に捕まえた方が 勝ち」と言われ、挑発に乗ってやる気になった。
レベッカとセシルはアルゴの協力を得てラウンジから逃げ出し、有機生命体粒子転送機のある部屋に入り込む。セシルはOSSで傍受した タイムキーパーへのメッセージを解読し、「ビッグタイム時計修理店」という言葉を導き出す。双子は粒子転送機を使い、時計修理店へ 移動した。マリッサから連絡を受けたカルメンは、双子が転送機で逃げてしまったことを知らせる。マリッサは「座標を送って。現地で 会いましょう」とカルメンに指示した。
レベッカとセシルが時計修理店に入ると、人の姿は無かった。双子は時計の裏に隠されていたエレベーターを発見し、地下へ移動した。 2人は巨大な時計の罠を突破し、最下層へと入った。一方、ウィルバーはタイムキーパーを見つけようと考え、相棒のカラメマンと共に 動き出していた。レベッカとセシルが最下層の部屋に入ると、コンピュータが置いてあるだけだった。ファイルを開くと、1930年代に 行われた時空移動の実験を撮影した映像が再生される。その実験は失敗に終わっていた。
ファイルを調べていたレベッカは、自分の持っているクロノス・サファイヤがアルマゲドン計画を止められる唯一の物質だと知る。敵の 狙いがネックレスだと気付いたレベッカは急いで逃げ出そうとするが、チックタックに時間を止められ、セシル、アルゴと共に捕獲されて しまう。双子とアルゴはタイムキーパーの元へ連行されるが、そこへマリッサとカルメンが駆け付けた。マリッサとカルメンは双子の ツールを起動させる。双子はツールを使い、敵を次々にやっつけて行く。
ウィルバーとカメラマンはスパイ・トラッカーで時計店に辿り着くが、裏のゴミ箱に仕掛けられた落とし穴に落下する。双子と一味の戦い に、マリッサ、カルメン、アルゴも加わる。地下の秘密基地に侵入したウィルバーは、それがマリッサたちと気付かずに戦いの様子を撮影 した。チックタックの攻撃によってクロノス・サファイヤを奪われたマリッサたちは、地下基地から脱出した。マリッサは双子を本部で 保護してもらうことにした。
ウィルバーは今夜の生放送で撮影した映像を流すと決め、マリッサに興奮した様子で連絡した。しかし映像を確認した彼は、マリッサたち が写っているのを知って驚愕する。彼は慌ててフィルムを破棄するが、そのせいでクビになった。マリッサはウィルバーに嘘をついていた ことを謝るが、「君を信用できないよ。ちょっと時間をくれ」と言われてしまう。OSSではデンジャーが局員を集め、アルマゲドン装置 について説明した。彼は「時空移動実験が行われた当時、アルマゲドン装置は世界の終わりを引き起こしそうになった。そのため、OSS は実験を中止し、装置を金庫室に保管した」と語った。
デンジャーが「世界の命運が懸かっている。最も優秀なスパイを呼んだ。彼は我々のために復帰した」と言うと、カルメンの弟ジュニが 現れた。カルメンは「勝手に辞めたくせに。7年もどこにいたのよ」と非難めいた口調で言う。「言ったら秘密任務じゃなくなる」と ジュニは冷たく言い返し、2人は軽い言い争いになった。マリッサやカルメンたちが行動を開始する中、双子は本部でベビーのお守りを するよう指示された。双子が不満を漏らしていると、デンジャーがやって来た。レベッカとセシルはデンジャーの正体がタイムキーパー だと見抜くが、部屋に閉じ込められてしまう…。監督&脚本Directed and Written byはロバート・ロドリゲス、製作はロバート・ロドリゲス&エリザベス・アヴェラン、共同製作は レベッカ・ロドリゲス&ジョージ・ホアン、製作協力はトム・プロッパー、製作総指揮はボブ・ワインスタイン&ハーヴェイ・ ワインスタイン、撮影はロバート・ロドリゲス&ジミー・リンゼイ、編集はダン・ジマーマン、美術はスティーヴ・ジョイナー&ケイラー ・エデルブルート、衣装はニナ・プロクター、音楽はカール・シール&ロバート・ロドリゲス。
出演はジェシカ・アルバ、ジェレミー・ピヴェン、ジョエル・マクヘイル、アレクサ・ヴェガ、ダリル・サバラ、ローワン・ ブランチャード、メイソン・クック、ダニー・トレホ、ベル・ソラーザノ、ジェニー・ソラーザノ、ジェット・グッド、チャック・クレア 、アルバート・イム、レイ・クロフォード、ジョナサン・ブレック、アル・“トレイン”・ディアス、ロジャー・エドワーズ、アンジェラ ・ランザ、チャド・ゲレーロ、マーシー・マディソン他。
声の出演はリッキー・ジャーヴェイス。
前作から8年振りとなるシリーズ第4作。
過去3作でスパイ・キッズを演じたカルメン役のアレクサ・ヴェガとジュニ役のダリル・サバラはキッズじゃなくなったので、今回は脇に 回っている。それに伴い、姉弟の両親を演じていたアントニオ・バンデラスとカーラ・グギーノは出演していない。
今回の「表向きの主役」であるマリッサを演じているのはジェシカ・アルバ。実質的な主役である“新スパイ・キッズ”のレベッカとセシルを演じているのは、ローワン・ブランチャードとメイソン・ クック。
デンジャーをジェレミー・ピヴェン、ウィルバーをジョエル・マクヘイルが演じており、アルゴの声をリッキー・ジャーヴェイスが担当 している。前3作に出演していたマチェッティー(カルメン&ジュニの叔父)役のダニー・トレホは、OSS本部の時間が停止する終盤の シーンで1カットだけ顔を見せている。3D映画だが、邦題には「4D」とある。これは「3Dに“匂い”を加えて4D」ということらしい。
相当に無理のある解釈だが、それはともかく、今回の映画でロバート・ロドリゲスは「匂い」を使ったギミックを用意した。映画館で入場 する際に4Dミッションカードが配布され、上映中のスクリーン上に1〜8の番号が表示されたタイミングでカードの番号部分をこすると 、その場面の匂いを再現するという仕掛けだ。
ギミックを使った映画と言えば、ウィリアム・“ギミック王”・キャッスルが有名だ。しかし彼は匂いのギミックを映画で使用したことは 無い。
では匂いのギミックを使った映画は本作品が初めてなのかというと、そうではない。ジョン・ウォーターズが『ポリエステル』という映画 の際、「オドラマ」という名称で匂いのギミックを使っている。
それはスクリーンに番号が出たらカードをこすって匂いを嗅ぐというもので、本作品は『ポリエステル』を参考にしているのだろうと 思われる。相変わらず話の作りは粗い。
まず冒頭のカーチェイス、やりたいことは分かるけど、マリッサからウィルバーにテレビ電話を掛ける必要なんて全く 無いのよ。「ウィルバーから電話が入ったので、追跡中だけど平静を装って会話を交わす」という形の方が、喜劇の入り方としては自然 だと思うぞ。
マリッサが自分から掛けて、自分のタイミングで「分かった、後で」と切っているけど、それも「こっちは早く切って追跡に集中したい けど、向こうが心配したり積極的に話し掛けたりしてくるので、なかなか切るタイミングが無い」という形の方が、笑いになるで しょうに。勝手なタイミングで「分かった、後で」と電話を切るのなら、最初から掛けなきゃいいじゃねえか。
っていうか、そもそもマリッサは陣痛が来ている状態なのに、自分の意思で積極的に敵を追い掛けたり激しいアクションをやったりして いるんだけど、その時点で「話の作りとして勿体無いなあ」と感じるんだよな。
そこは「もう予定日だし、激しい陣痛も来ているから一刻も早く病院へ行きたいのに、何らかの事情で止むを得ず敵を追跡するハメに なってしまう」という形の方がいいんじゃないかと。マリッサは、どうしてアルマゲドン装置を止める能力を持つクロノス・サファイヤをレベッカにプレゼントしてしまうのか。
ただの家宝ってわけじゃなくて、世界の危機を救う能力を持つ石なのに、それを簡単に娘にプレゼントするって、なんちゅう浅はかな女 なんだよ。
そこはさ、「その石の能力をマリッサは知らなかった」とか、「マリッサが知らない内に、その石がネックレスに装着されていた」とか、 そういうことにでもしておけばいいでしょうに。
もしくは、マリッサがプレゼントしたんじゃなくて、レベッカが彼女を困らせようとしてネックレスを勝手に盗んでしまったとか、 そういう形でもいいし。そのシーン、「マリッサはクロノス・サファイヤのことを知っていながらレベッカにプレゼントする。
その後、チックタックを捕まえてタイムキーパーの居場所を吐かせれば、サファイヤをレベッカから返してもらわずに済むということに なり、スパイに復帰する」という流れにしてある。
だけど、そんなに無理のある形にしなくても、マリッサをスパイ復帰させる筋書きぐらい作れるだろうに。
それこそ「子供たちを守るため」ってことでもいいんだし。ベビーを話に絡めたいのは分かるけど、マリッサが任務遂行の時にベビーを連れて行くってのは、陣痛を起こす中での追跡劇や、レベッカ にクロノス・サファイヤのをプレゼントする行動と同様、「母親失格だろ」と言いたくなるぞ。
なんで危険な場所に平気でベビーを連れていくのか。これから任務を遂行することは分かっているのに、なぜ誰かに預けたりしないのか。 あるいはOSSの関係者に預かってもらうわけにはいかんのか。
どうしても物語を面白くするためにベビーをアクションに関与させたいのなら、「マリッサはベビーを危険な戦い から遠ざけたいと思っているが、ベビーを連れている時に襲われたので仕方なく」とか、何か止むを得ない事情があるような状況を作る べきでしょ。
本人が積極的にベビーを巻き込むべきではない。終盤、デンジャーの正体を見抜いたレベッカとセシルが部屋に閉じ込められるので、どうやって脱出するのか、どうやってピンチを回避 するのかと思ったら、何の問題も無くマリッサに連絡できている。
で、タイムキーパーが正体を明かしてマリッサたちの動きを止めた後、レベッカとセシルはアルゴにドアを破壊してもらい、簡単に脱出 している。
いやいや、だったらデンジャーが双子を閉じ込めた意味って全く無いじゃねえか。閉じ込められなかったとしても、双子はマリッサに連絡 していただろうし。
っていうか、そもそもデンジャーがタイムキーパーに成り済まして犯行声明を出した意味は何なのよ。
彼の本当の目的は世界を終わらせることじゃなくて、過去に戻ることなんでしょ。だったら犯行声明なんて出したりせず、極秘裏に計画を 遂行して、さっさと装置を起動させて過去に戻ればいいじゃないか。しかも終盤には、これまで何度もデンジャーが過去に戻って失敗していること、チックタックと手下たちは過去に戻ったことで生まれた デンジャーの分身だということが明らかにされるが、ってことは今までに何度も同じことをやっていたはずなのに、なんで今回だけ大きな 事件になるのか。
それと、これまでの失敗ではデンジャーと同年代の分身が生じたのに、なんで今回の失敗ではデンジャーが老人になるのか。
その辺りは「タイム・パラドックスが云々」という以前の段階でメチャクチャだよな。
まあ子供向け映画だから、そういうトコは気にしちゃいけないのかもしれないけどさ。(観賞日:2012年8月18日)