『幸せの始まりは』:2010、アメリカ

リサ・ジョンソンは幼い頃からソフトボールに熱中し、成長して代表選手になった。彼女はキャプテンとしてチームを引っ張り、五輪では金メダルも獲得した。現在、リサは31歳になったが、コーチや仲間からの信頼は厚く、チームのムードメイカーでまとめ役だ。ところが、新しい代表監督はコーチのテリーたちに、ベテランのリサを外すと告げた。相談していた部屋の外にリサが来ていたが、代表選考の結果はウェブで発表することになっているため、テリーは彼女に事実を明かせなかった。
数日後、ヴァージニア州アーリントン。リサが練習していると、携帯が鳴った。掛けて来たのはジョージ・マディソンという会社経営者で、リサのチームメイトであるリーヴァから夕食に誘うよう促されたのだと言う。ジョージは「好きな人がいるから会うつもりは無いんだ」とリサに告げて、電話を切った。その直後、ジョージの元には「詐欺の疑いがあるので証拠書類を提出せよ」という通知が届いた。
リサはリーヴァと会い、「水曜日に、たまにはアスリート以外と付き合うべきだって言ってたでしょ」と言われる。「酔っ払いの戯言よ」とリサは笑った。ジョージは恋人のテリーと会うが、通知のことは切り出せなかった。リサはメジャー・リーガーのマティーと交際しており、初めて彼の高級アパートに赴いてセックスした。プレイボーイのマティーは、女性を迎えるために幾つもの歯ブラシや部屋着を用意している。悪びれる様子も無いマティーに腹を立てたリサだが、反省して彼に謝った。
帰宅したリサはネットで代表選考の結果をチェックするが、発表が延期になっていた。ジョージは顧問弁護士のロンから、会社ぐるみでの投資詐欺を疑われていることを聞かされた。ジョージは自分に会社を任せてくれた父のチャールズに来てもらい、秘書のアニーにパソコンを用意させた。ジョージが収支の総額も確認せずに甘い経営を続けていたと知り、チャールズは激しい口調で叱責した。アニーはカッとなって殴り掛かろうとするが、何とか思い留まった。
チャールズはジョージに、「お前のせいで連邦検事の足元にひれ伏すことになるかもしれない。会社とお前のどちらを救うか迫られた時、会社を取るしかない」と述べた。ジョージはロンに「対応策をアニーに説明して」と指示し、その場を立ち去った。ジョージはテリーから、「裁判が終わるまで距離を置きましょう」と別れを告げられた。アニーはジョージに電話を掛け、失業中の恋人アルの子を妊娠したことを話す。アニーは秘密保持の誓約書にサインしたため、話したくても話せないことがあることをジョージに明かした。
ジョージがテリーと別れたと知ったアニーは、「他の女性と話せば気が紛れる」と助言した。ジョージはリサに電話を掛け、翌日に食事へ行く約束を取り付けた。次の朝、ネットで代表の発表を確認したリサは、自分が名前が無いのを知って泣き出した。しかしチームメイトの元を訪れた彼女は、気丈に振る舞った。ジョージはチャールズから「重要な話がある」と言われるが、それを聞かずに逃げ出した。
リサとジョージは共に沈んだ気持ちのまま、レストランで会った。互いにイライラして些細なことで言い争いになったため、ジョージは事情を打ち明けようとした。するとリサは「話さなくていい。とにかく食事をしましょう。その間、ずっと黙ってるの」と述べた。沈黙のまま食事を終えたジョージは、心が穏やかになった。店を出た時、ジョージは「今のは必要な時間だった」と笑顔でリサに告げた。
ジョージはチャールズに電話を掛け、「心の準備が出来た。話を聞く」と言う。チャールズは彼に、役員会が弁護士費用の支払いを拒否したことを話した。ジョージは父に、「いい娘と出会った」と告げた。リサは「必要なのは鈍感な人」と考え、マティーの元を訪れた。「いてもいい?」という彼女の問い掛けに、マティーは「もちろん」と答える。リサが「お願いがあるの。夜中に泣いたり取り乱したりしても、気にしないで」と言うと、マティーは「そうするよ」と笑顔で口にした。
ジョージはチャールズの紹介で、弁護士事務所を訪れた。彼は弁護士に、「会社は費用を払ってくれないが、父が援助してくれる」と話す。弁護士が「報酬が30万ドル、審理の預託金が30万ドル」と説明すると、ジョージは「資産を売り払います」と告げた。精神科医を訪ねたリサは、「今までの治療の中で、どんな状況の人にも当てはまる、心の助けになる言葉はあった?」と質問した。精神科医は「あるとも。自らの心に正直になる方法を学べ、という言葉だ」と語った。
リサはマティーのチームメイトのホーム・パーティーに参加するが、全く気分は弾まない。マティーがバーベキューを勧めると、リサは「食べたくない。今の私の状況を訊こうともしないのね」と不満そうに言う。マティーが「君が訊くなって言ったんじゃないか」と口にすると、リサは「今は貴方に話すべきだと思うの」と告げる。代表を外されたことを彼女が明かすと、マティーは「気の毒に。食べながら話を聞くよ」と言う。リサが「食べられない」と告げると、マティーは「じゃあ帰ろう」と述べた。
マティーのアパートへ赴いたリサは、「夜は大学院へ行って、仕事は掛け持ちする。個人指導のコーチと、ショップ店員。これで収入は確保できる。後は気持ちを整理すること」と語る。マティーは彼女に、チームを外された選手が猫の糞を小分けにして、8ヵ月間に渡って監督に送り続けたことを語る。「それで立ち直った。いい話だろ?」と言うマティーに呆れたリサだが、「猫が死んで送るのを止めた」というオチに思わず笑った。するとマティーは、「君には暗い顔は似合わないよ」と告げた。
後日、マティーはブルペンで待機していた時、急に「これは本気の恋だ」と感じた。試合の後、マティーはリサに電話を掛け、「一緒に暮らさないか?」と同棲を持ち掛けた。迷ったリサだが、マティーの熱烈なアプローチを受けて承諾した。ジョージが転居先で荷物を片付けようとしていると、アニーがやって来た。アニーは守秘義務を破って危機的状況であることを説明しようとするが、ジョージは「聞いてしまったら終わりだ」と告げ、彼女を帰らせた。
ジョージは父のアパートを訪れる際、フロントから電話を掛けた。するとチャールズは彼に、「お前が起訴される可能性は濃厚だ」と打ち明けた。ショックを受けながらエレベーターに乗り込んだジョージは、リサと遭遇した。マティーとチャールズは同じアパートに住んでいたのだ。ジョージは再会を大いに喜んだ。リサは彼に買い物袋を持ってもらい、マティーの部屋に入った。彼女に恋人がいることを知ったジョージは落胆した。
帰宅したマティーはリサからジョージに挨拶するよう促され、「俺に断わりも無く勝手に招き入れた男に挨拶なんて出来るか」と怒りを示した。リサが「買い物袋を運んでもらっただけなのに」と反発すると、マティーは「ここは俺の家だ」と声を荒らげる。リサは激怒し、荷物をまとめて部屋を出て行く。ジョージが追い掛けると、リサは「携帯を充電させて」と頼む。ジョージはリサを家へ連れて行き、酒を飲んで会話を交わした。
リサはジョージから「君の問題は?」と問われ、「普通の人生を送る資質が足りない気がするの。恋に夢中になったり、恋人が全てだと思ったり。ましてや子供なんて有り得ない」と話す。「貴方の問題は?」というリサの問い掛けに、ジョージは「簡単に言うと、失業して恋人にフラれたばかり。貯金は残り少ないし、FBIに捜査されてる」と語った。「人生、悲しくならない?」とリサが訊くと、ジョージは「ならないよ。今夜は君が来てくれて舞い上がってる」と告げた。マティーはリサに電話を掛けて謝罪し、「改善するよう努力するから戻って来てくれ」と頼んだ。帰ることを決めたリサは、ジョージに「聞いてくれて有り難う。ずっと、いい友達よ」と告げた。
ジョージはアニーから、「お父様と会って。話したがってる」と告げられた。チャールズの元を訪れたジョージは、「詐欺をしたの?アナリストに提示する収益を改ざんして、結果的に僕を窮地に追い込んだ?事実を隠したまま、収拾を付けようと画策してるわけ?」と追及した。するとチャールズは、「中東のビジネス現場では、みんなやってることだ。どこの国でも手数料を支払う。エジプト人を買収しただけだ。お前を巻き込むつもりは無かった」と釈明した…。

脚本&監督はジェームズ・L・ブルックス、製作はジェームズ・L・ブルックス&ジュリー・アンセル&ポーラ・ワインスタイン&ローレンス・マーク、共同製作はリチャード・マークス&アルドリック・ラオリ・ポーター&フランシーヌ・マイスラー、製作協力はアマンダ・モシェイ&セス・サンダース、製作総指揮はジョン・D・スコフィールド&リチャード・サカイ、撮影はヤヌス・カミンスキー、編集はリチャード・マークス&トレイシー・ワドモア=スミス、美術はジェニーン・オッペウォール、衣装はシェイ・カンリフ、音楽はハンス・ジマー。
出演はリース・ウィザースプーン、オーウェン・ウィルソン、ポール・ラッド、ジャック・ニコルソン、キャスリン・ハーン、マーク・リン=ベイカー、レニー・ヴェニート、モリー・プライス、ロン・マクラーティー、シェリー・コン、ドメニク・ランバルドッツィー、ジョンー・トーメイ、テヨナ・パリス、トニー・シャルーブ、ディーン・ノリス、ドナ・ダンドン、サイラス・ニューイット、ウィル・ブラグローヴ、アンドリュー・ウィルソン、デヴィッド・グレゴリー、松崎悠希、ビル・マッキニー、ジム・ブートン、タラ・サブコフ、ケニー・ファーネル他。


『ハリウッド・トラブル』『恋愛小説家』のジェームズ・L・ブルックスが監督&脚本&製作を務めた作品。
リサをリース・ウィザースプーン、マティーをオーウェン・ウィルソン、ジョージをポール・ラッド、チャールズをジャック・ニコルソン、アニーをキャスリン・ハーン、ロンをマーク・リン=ベイカー、アルをレニー・ヴェニート、サリーをモリー・プライス、テリーをシェリー・コン、リーヴァをテヨナ・パリス、精神科医をトニー・シャルーブ、代表監督をディーン・ノリスが演じている。

リサがソフトボール選手であることは、序盤で幼少時代や金メダルを獲得した時の様子を短く描写する程度。形としては、それで「リサが幼い頃からソフトボール一筋だった」ということを示している。
ただ、アピールする力は、そんなに強くはない。
だから本来なら、その後の展開においてもリサがソフトボールに情熱を注いでいるとか、代表落選の後も未練たっぷりだとか、そういうことを見せていくべきだと思うのだが、そういうのは薄い。
で、そうなった時に、「ソフトボール選手という設定は本当に必要だったのか」というところに疑問が沸く。
「ずっと1つのことに打ち込んできた」という設定が必要なのであり、その打ち込んで来た対象としてソフトボールを選んだだけに過ぎないことぐらいは分かる。そこがサッカーだろうとバレーボールだろうと、競技は何でもいいのだが、それは一向に構わない。
問題は、「1つのことに打ち込んできた」という設定からして、あまり必要性が高くないように思えてしまうってことだ。

マティーがメジャー・リーガーという設定も、実は全くと言っていいほど意味が無い。
ファンから声を掛けられるシーン、試合をテレビでチェックするシーン、ブルペンで待機しているシーン、プールでクールダウンしているシーンがあるが、彼がメジャー・リーガーであることを示すための描写は、その程度だ。
マティーがMLBの選手じゃなかったとしても、ストーリー展開には何の影響も与えない。

ジョージからリサに夕食を断る電話があった後、リサがリーヴァに「たまにはアスリート以外と付き合うべき」と言っていたことが明らかになり、その後にリサがマティーと付き合っていることが示される。
でも、そこは完全に手順が逆でしょ。
最初にマティーと交際していることを描写して、でも彼がプレイボーイだし関係性もハッキリしないから「他の男と付き合うべきかも」と揺らぎが生じ、その流れでジョージを紹介される形にしないと。
マティーと付き合っていて、そこに迷いが無いはずなのに、「たまにはアスリート以外と付き合うべき」と言ったり、ジョージと普通にデートしたりするのは、ヒロインとしてどうなのかと思ってしまうよ。

マティーが大勢の女性をもてなすためのアメニティーを用意していると知ったリサは腹を立てて出て行こうとするが、すぐに戻って「批判する前に己を見て状況を正せ」と自分に言い聞かせ、「ある件で苛立っていて。素敵な男性との友情を壊すところだったわ。それも最高のセックス付きなのに。相手を認めず一方的に責めた。全て私が悪い。ごめんなさい」と謝罪する。
正直、ワケが分からない。
その直前に啓発本を読んだりカウンセラーと会ったりして、与えられた助言に従っているかのような言動だ。
でも実際はそうじゃないので、「いや、そこで腹を立てるのは当然でしょ」と言いたくなる。

冒頭シーンでリサの代表落選は観客に明かされているが、実際にウェブで発表され、リサが知るのは、もっと後になってからのことだ。
しかし、そこを引っ張る意味が全く無い。冒頭シーンでリサが来ているのだから、その時点で教えて、落選を知ったところから物語を開始すればいい。
リサが落選を知るタイミングを後にするのなら、オープニングで観客に明かすのは避けるべきだ。
そこに大きなタイムラグを設けるのは、デメリットしか無い。

代表落選を知って泣き出したリサが洗面台に行くと、鏡には何枚ものメモが貼ってあり、「勇気とは不安を克服すること」などと書かれている。
どうやらリサは、そのように色んな言葉をメモし、自分の生き方の参考にしている女性らしい。
でも、そういう設定なら、もっと早い段階で示すべきだよ。そういうことが分かっていれば、前述したマティーに謝罪するシーンも腑に落ちるんだし。
ひょっとすると、その前にキャラ設定を紹介するシーンがあったのに、編集で切ってしまったのかな。だとしたら、いっそのこと「自己啓発したがる女」という設定自体を削ってしまった方がいい気もするけど。その設定、そんなに上手く活きてないし。

リサはジョージを同棲中のアパートに連れ込んだ際、腹を立てるマティーに「買い物袋を運んでもらっただけなのに」と激しく反発する。だが、理由はどうあれ、同棲中のアパートにマティーが知らない男を勝手に連れ込むというのは、どう考えても彼女に非がある。
ところが、リサは自分の非を認めない。後から「やっぱり間違ってた」と謝罪することも無い。それどころか、なぜかマティーが間違っていることになってしまうのだ。
いやいや、それは違うだろ。
そんでリサは激怒して「別れる」と部屋を出て行ってしまうのだが、どんだけ身勝手なんだよ。
あれだけ自分に言い聞かせるためのメモを貼ったり精神科医に頼ったりしているくせに、まるで自分をコントロールできてないじゃねえか。

そんな風に、簡単にヒステリックになっちゃうような身勝手な女なので、リサには全く魅力が感じられない。
代表落選に対する同情心も、すぐに消える。
ひょっとすると、代表から外されたことで精神的に不安定になっているという設定なのかもしれないが、だとしても全く伝わらない。
「精神的に不安定」という部分だけが強く伝わり、「ソフトボールへの未練と代表落ちの悲しみ」は伝わらない。

リサに同情できない理由としては、「ソフトボールに対する愛や情熱が、あまり感じられない」ってことが大きい。
代表を外された後、1度だけ試合を見に行くシーンがある以外は、「ソフトボールへの未練」を感じさせる描写が皆無に等しい。
ようするに、「落ち込む原因は何だっていいんでしょ」としか思えないのだ。
「OLが仕事をクビになった」とか、そういうことでも全く支障は無いんだよな。

ジョージはリサとレストランで会った際、沈黙の中で食事をしたのに彼女を見て笑顔を浮かべたり、「今のは必要な時間だった」と満足げに言ったり、チャールズに「いい娘に会った」と告げたりする。
でも、沈黙の食事だけでリサを気に入ったというのは、無理があるぞ。
それも、「何となく好意を抱いた」というレベルじゃなくて、ベタ惚れしちゃってる状態なんだよな。それは違和感が強いわ。
本人は「トラブルの最中に出会ったからというだけじゃない」と感じたらしいが、こっちは「トラブルの最中に出会って、頭がトチ狂っているから現実逃避してるだけじゃないのか」としか思えない。
だって、「起訴されて有罪になるかもしれない」という状況なのに、リサと一緒にいると浮かれポンチで「君が来てくれて舞い上がってる」と言うぐらいなんだぜ。それは同調できないわ。

リサの方も、マティーとジョージの間で売れ動く心理に全く共感できない。
まずマティーに関しては、単なる軽薄な遊び人で、そのくせ独占欲は強いという男に過ぎない。
ハッキリ言って、まるで魅力を感じない男だ。
一方のジョージに関しては、そもそも「まだ知り合って間もないでしょ」と言いたくなる。
前半を過ぎた時点で、まだ沈黙の食事とアパートでの会話の2回しか会っていない。そして、その時点では、まだ何の感情もリサの中には無い。

ジョージの家を訪れて会話を交わした時に、初めて「いい人」という感情がリサの中に芽生える。
でも、そこから最終的にジョージとカップルになるには、あまりにも時間が不足している。残り時間を全てリサとジョージの恋愛劇に費やして、それで何とかなるかな、というレベルなのだ。
しかし実際には、その他にも処理しなきゃいけない事柄が色々とある。
だから時間的にも足りないし、ジョージはリサを惹き付けるための魅力をアピールできていない。「リサは心が弱ってる時に優しくされたから、勘違いしただけでしょ」としか思えない。
ホントは、そこが始まりで、それを超える魅力を発揮してくれなきゃ困るんだよな。

ところで、アメリカのソフトボール選手を取り巻く環境が良く分からないのだが、劇中では「代表落選に伴って引退」というのが確定事項として語られている。日本の場合だと、代表から落選しても、引退とイコールではないのだが、アメリカだとそういうことなのだろうか。
それとも「年齢的なことを考えると、代表から外れたリサには引退しか道は無い」という意味なのかな。
その辺りは良く分からない。
ともかく、リサは代表から外され、引退に追い込まれるわけだが、「コーチ陣やチームメイトからの信頼は厚く、まだ充分に代表でプレーできるレベルにあるのに、横暴な新監督がコーチの反対を無視し、リサを邪魔者扱いして追い出した」という形だ。
そうなると、物語としては「リサがチームに復帰して活躍する」ってところに着地すべきじゃないかと思ってしまうんだよな。
リサが恋愛の方面で男と上手く行って、本人は気持ちの整理が付くのかもしれない。
だけど、こっちとしては「ホントは代表を外れるべき選手じゃないのに、横暴な監督のせいで理不尽に外された」ということを知っているので、どうにも腑に落ちないモノが残るのよ。

(観賞日:2014年7月24日)

 

*ポンコツ映画愛護協会