『ジャッジ・ドレッド』:2012、イギリス&アメリカ&インド&南アフリカ

核戦争によって荒廃した未来のアメリカでは、都市が壁によって広大な砂漠と遮断されていた。ボストンからワシントンD.C.に掛けて続くメガシティー・ワンは、過去の廃墟と現在の超高層ビルが混在する人口8億人の巨大都市でだ。人口過密の中で治安は崩壊し、ストリートは銃とギャングで溢れている。混乱する街で秩序を守ろうとするのは、“ジャッジ”と呼ばれる裁判所の職員たちだけだった。ジャッジは陪審員であり、執行人であり、判事でもある。
特に優秀なジャッジのドレッドは本部から連絡を受け、車で逃走する容疑者3名を追跡した。ドレッドのバイクに気付いた3人は、車で通行人をひき殺した。ドレッドは発砲して車を横転させ、住民の避難をオペレーターに指示する。容疑者の2人は横転によって死亡したが、ズウィーナーという男は逃走した。ズウィーナーは料理店に押し入り、女性を人々に取った。「本来なら死刑だが、人質を解放すれば終身刑にしてやる」とドレッドは言うが、ズウィーナーは拒絶した。するとドレッドは「交渉は終わりだ」と言い、発砲してズウィーナーを始末した。
帰還したドレッドはチーフから、カサンドラ・アンダーソンという若い女性について説明を受ける。アンダーソンは幼い頃に両親を癌で亡くし、孤児となった。9歳でジャッジの適性検査を受け、不合格だったが特別にアカデミー入学が許された。アカデミーでの成績も基準に満たず、本来ならジャッジになることは出来ないはずだった。しかしアンダーソンには人間の心を読み取る特殊能力が備わっていたため、審議会は成績を大目に見ることにしたのだ。チーフはドレッドに、「彼女は悪に対する切り札になる。最後のチャンスを与えたい。一日だけ任務に同行させて、彼女を指導してほしい。合格させたいの」と告げた。
ドレッドはアンダーソンに「重罪人の処刑はためらうな。判決を誤れば失格だ。指導者に逆らえば失格だ」と言い、「卒業試験を始める」と外に連れ出した。一方、ギャングのボスであるママは、別組織の売人たちが痛い目に遭わせても口を割らないという報告を手下のケイとケイレブから受ける。見せしめにしてはどうかとケイレブに提案されたママは、皮を剥いで窓から投げ捨てるよう命じた。「スローモーも吸わせますか」とケイが訊かれたママは、「もちろん」と答えた。
ケイたちは売人たちに“スローモー”を吸わせて皮を剥ぎ、200階建ての超高層アパート“ピーチ・ツリー”から外へ投げ捨てた。突如として皮を剥がれた人間が降って来たため、近くにいた人々は悲鳴を上げた。事件発生を知ったドレッドは、アンダーソンを連れてピーチ・ツリーへ向かった。ピーチ・ツリーには7万5千人が住んでおり、そのセクターで最も犯罪率の高い場所である。失業率は96パーセントで、ビルのフロアの半分以上はスラムとなっている。
死体を調べたドレッドは、スローモーを吸っていることを悟った。スローモーを吸った人間は、スローモーションの中にいるような幻覚を見る。医者のTJはドレッドとアンダーソンに、ママの組織には手を出すなと警告した。彼はドレッドたちに、娼婦だったママがヒモに顔を切られて復讐したこと、ヒモの縄張りを奪い取って商売をしていることを話す。さらに彼は、3人のワルたちがピーチ・ツリーを奪い合ったこと、そこに現れたママが3人を始末してピーチ・ツリーを支配したことを語った。
ドレッドはアンダーソンと共に、犠牲者が住んでいた39階へ向かう。ドレッドはジャンキーたちの集まっている部屋に乗り込み、4人を殺して8人を逮捕した。拘束された8人の中にはケイが混じっており、アンダーソンは彼が売人たちを殺したことを読み取った。しかし彼女が「可能性は99パーセント」と言うと、ドレッドは「100パーセントでなければ処刑できない」と告げ、ケイを裁判所へ連行することにした。監視モニターを見ていたクラン・テッキーはドレッドたちの動きを知り、ママに報告した。
ジャッジの手入れに関しては『大したことが無い」と軽く見ていたママだが、ケイが連行されることを聞いて顔色を変えた。ケイレブたちはビルの管理室を制圧し、装置を差し替える。命令を受けたクランは管理担当者を装って地区管理室に電話を掛け、防御システムのテストについて尋ねた。テストの予定は無かったが、クランが必死に訴え掛けると許可が出た。パスワードを入力すると防御システムが作動し、ピーチ・ツリーは完全に封鎖された。
マイクを握ったママは館内放送を使い、「ジャッジが2人いる。仲間たちは2人を始末するように。住民は銃声が止むまで廊下に出ないように」と述べた。ドレッドは本部に連絡しようとするが、通信は遮断されていた。ギャングたちが襲って来ると、ドレッドはガス弾を投げてから銃殺した。ビッグ・ジョーの一味が武装して待ち受けるが、ドレッドは容赦なく射殺した。アンダーソンは最後の一人に命乞いされて迷いを示すが、ドレッドから処刑を命じられて発砲した。
ドレッドは医療施設のTJに、ドアを開けるよう要求した。しかしTJは「中立を守らなければいけません」と拒否し、閉鎖されたピーチ・ツリーで、貴方はママの組織を敵に回した。もう死んだも同然だ」と告げた。廊下の向こうからギャングが来たため、ドレッドたちはキャシーという住人の部屋に隠れた。ドレッドはアンダーソンに、キャシーを拘束するよう命じた。アンダーソンは「出来ません」と答え、隣の部屋に赤ん坊がいることをドレッドに告げる。
キャシーはドレッドたちに、業務用エレベーターがあること、故障中と書いてあるが75階から上には行けることを教えた。アンダーソンは自分が射殺した男がキャシーの夫だと気付くが、その事実を打ち明けられずに去った。ドレッドたちは76階へ移動するが、それを知ったママはクランに閉じ込めるよう命じた。クランがシャッターを使ってドレッドたちを封じ込め、ママはケイレブに連絡して「奴らを始末する準備をして」と告げた。
ドレッドはアンダーソンに、ケイを連れてエレベーター質の裏に陣取るよう指示した。彼は「もしも俺が戻らなかった場合、決して生きて捕まるなよ」と告げ、アンダーソンと別行動を取った。76階に下りたママはガトリング砲を用意し、ドレッドを見つけると手下たちと共に乱射した。逃走したドレッドはアンダーソンの元へ戻り、壁を壊して屋外へ脱出した。廊下に大勢の死体が転がる中、ケイレブは手下たちにジャッジを確認するよう命じた。
ドレッドは本部との通信が可能になったため、応援を要請した。中に戻ったドレッドはケイレブを捕まえ、転落死させる様子をママに見せ付けた。ドレッドはケイが重要な情報を握っていると確信し、暴力的な尋問を行った。しかしケイは反抗的な態度を示し、何も喋ろうとしなかった。アンダーソンは「私に任せてもらえませんか」と言い、特殊能力を使ってケイの脳内に入り込んだ。アンダーソンはケイの心を掌握し、ピーチ・ツリーがスロームの生産拠点になっていることを知った。
応援のジャッジ2人が、ピーチ・ツリーのエントレンスに到着した。ママに脅されたクランは、「銃撃戦の報告は受けていません。予定されていた防御システムのテストをしています」と告げた。シールドの解除を要求されたクランは、「システムの不具合で制御が不能になっています」と説明する。ジャッジたちは、早くシステムを回復させるよう指示した。少年のエイモスとフリールに銃を向けられたドレッドは、余裕の対応を取った。しかし、その間にケイが隙を見てアンダーソンを捕まえ、エレベーターで逃げてしまう…。

監督はピート・トラヴィス、キャラクター創作はジョン・ワグナー&カルロス・エスクエラ、脚本はアレックス・ガーランド、製作はアンドリュー・マクドナルド&アロン・ライヒ&アレックス・ガーランド、共同製作はマイケル・S・マーフィー、製作協力はジョアン・スミス、製作総指揮はディーパック・ネイヤー&スチュアート・フォード&アディー・シャンカル、共同製作総指揮はマイケル・エルソン、撮影はアンソニー・ドッド・マントル、編集はマーク・エカーズリー、美術はマーク・ディグビー、衣装はマイケル・オコナー&ダイアナ・シリアーズ、SFXスーパーバイザーはマックス・プールマン、視覚効果監修はジョン・サム、音楽はポール・レナード=モーガン。
主演はカール・アーバン、オリヴィア・サールビー、レナ・ヘディー、ウッド・ハリス、ラングレー・カークウッド、ジュニア・シンゴ、ルーク・タイラー、ジェイソン・コープ、ドーナル・グリーソン、ウォリック・グリア、デオビア・オパレイ、レイキー・アヨラ、ニコール・ベイリー、ジョー・ヴァス、エドウィン・ペリー、カール・タニング、ミシェル・レヴィン、ダニエル・ハデビ、フランシス・チョーラー、スコット・スパロウ、デズモンド・ライ・ラン他。


イギリスの人気コミックを基にした作品。
脚本は『サンシャイン2057』『わたしを離さないで』のアレックス・ガーランド、監督は『バンテージ・ポイント』のピート・トラヴィス。
1995年にシルヴェスター・スタローンの主演で同じコミックが映画化されているが、そのリメイクではなく、あくまでも「コミックの再映画化」という位置付けになっている。
ドレッドをカール・アーバン、アンダーソンをオリヴィア・サールビー、ママをレナ・ヘディー、ケイをウッド・ハリス、悪徳ジャッジのレックスをラングレー・カークウッド、エイモスをジュニア・シンゴ、フリールをルーク・タイラー、ズウィーナーをジェイソン・コープ、テッキーをドーナル・グリーソン、キャレブをウォリック・グリアが演じている。

スタローン版の『ジャッジ・ドレッド』は原作の設定を大幅に変更し、ドレッドが序盤でヘルメットを脱ぎ、中盤でコスチュームも脱ぎ、普通の格好でスタローンが暴れる内容になっていた。クライマックスの直前にコスチュームを着用するものの、すぐに脱いでしまい、タンクトップ姿で戦っていた。
当然のことながら原作ファンや評論家の酷評を浴び、興行的にも惨敗した。
そんな映画のリメイクという扱いにされたら興行的に厳しくなることが予想されるので、北米の配給を担当したライオンズ・ゲートが「リメイクじゃないよ」と主張するのは理解できる。
ただし結果的には、この映画も興行的に失敗しているんだよなあ。だから続編の企画も没になってるし。

この作品、2011年のインドネシア映画『ザ・レイド』と大まかなプロットが一緒なんだよね。
たぶん『ザ・レイド』を観賞した人なら、100人中100人が「似てる」と感じるんじゃないかな。
『ザ・レイド』の方はSFじゃなくて「SWATチームが犯罪者だらけの高層ビルに乗り込む」という話だったけど、あっちを先に見てしまうと、どうしても類似性を感じてしまう。
たぶん模倣したわけじゃなくて、たまたま同じような設定になっただけだろうとは思うけど、低予算で作られたインドネシア映画とプロットが同じって、どうなのよ。

まず導入部のシーンで、これがスタローン版とは全く違うことをやろうとしていることは伝わってくる。
容疑者3名は逃げる途中で民間人を殺害し、ドレッドは容疑者を追い詰めて容赦なく殺す。逮捕劇の中で一般人に数名の犠牲者が出ているが、それに対してドレッドは何の感情も示さない。「容疑者を処刑する」という任務を果たすことしか考えておらず、それ以外のことには関心が無いといった様子である。
そういう「冷徹非情な処刑人」としてジャッジを描いているのは、製作サイドの「なるべく原作コミックのテイストを壊さないように」という意識の表れだろう。
皮を剥いだ売人たちが降って来るシーンや、その死体を調べるシーンなど、残酷描写への意識も感じられる。
コミックの映画だが、アダルトな観客層を狙っているのだろう。

「スローモーを吸った人間が見ている映像」の描写が何度も盛り込まれていて、それも本作品のセールス・ポイントの1つなんだろう。
ただし、それに関しては、あまり面白味を感じない。
ぶっちゃけ、ただ単にサム・ペキンパー的なノリでスローモーション演出を入れても、そんなに変わらないでしょ。
「ジャンキーがスローモーを吸っている」という設定にする必要性が無い。ただの演出としてスロー映像を使っても、そこに違和感を感じることは無いと思うし。
「スローモーを吸った奴が突き落とされると、落ちて行くスピードを遅く感じて恐怖が増す」という説明はあるんだけど、そういう恐怖の感情は映像を見ていても伝わって来ないんだし。

ママの組織がピーチ・ツリーを支配していることを知らされたのに、なぜドレッドは応援を要請せず、新米のアンダーソンと2人だけで解決しようとするのか。
少なくとも、まずは本部に連絡して状況を説明するべきではないのか。
TJは「当局の目が及ばないからママの組織が好き放題にしている」と説明しているけど、だとしたら、なぜ今回はピーチ・ツリーで事件が起きたことを本部がジャッジたちに知らせているのか。

ジャンキーたちの中にケイが混じっているってのは、ものすごく都合がいい展開だが、そこまで下手な御都合主義を用意してまで「ケイが捕まる」という展開にしている意味が薄い。
ケイを連れていることでドレッド&アンダーソンの行動が限定されたり、ケイが逃げようとしたり、抵抗したり、あるいは途中で寝返ったり、そういう意味のある使われ方は、後半に入るまでは乏しい。
「ドレッドがママの組織を壊滅させられる証拠物件を入手した」ということだけでも、「ママがビルを封鎖してドレッドたちを殺そうとする」という展開にすることは出来るのだ。
だから、ケイが捕まる意味が薄い。思い出したかのようにアンダーソンを挑発するまでは、セリフも喋らないし。

アンダーソンが特殊能力を持っているという設定も、やはり意味が薄いと感じてしまう。
その能力は劇中で多用されているから、無意味な要素になっているわけではない。ただ、「それが無かったら」と想像した時に、あまり大きな影響が無いんだよね。
その能力が無くても、ドレッドは敵を次々に倒せていただろう。廊下のギャングを見つけて身を隠す時も、特殊能力が無かったとすれば、敵を回避する他の方法を用意すれば成立する。ケイの尋問も同様だ。
アンダーソンの特殊能力が、ただの御都合主義になっているように感じるのだ。

アンダーソンが新米であり、まだジャッジに合格していない半端な立場という設定は、あまり効果的に活用されていない。
一応は「撃つことをためらう」とか「ケイがエロい妄想で挑発すると動揺を示す」という描写はあるものの、基本的には冷静に行動しているし、ミスをやらかしてドレッドに助けてもらうとか、不用意な行動でピンチを招いてしまうとか、そういうことは無い。むしろ的確な判断力で、ドレッドの良き相棒となっている。
「自分が殺したのはキャシーの夫だった」と知って動揺するシーンがあるが、それが後の展開に繋がることも無い。そこでの動揺は、その場だけで終わっている。
残り30分ぐらいになってアンダーソンはケイに不意を突かれて捕まるが、そこまでは何のミスもしていない。
別に新米じゃなくても、ドレッドの相棒が捕まる展開でも大差が無い。

ママはピーチ・ツリーを支配したはずなのに、ケイが連行されると分かった後、ケイレブたちが管理室の連中を射殺して「管理室を制圧した」と報告している。
既にピーチ・ツリーは支配していたはずだろ。なんで今になって管理室を制圧する手順を経なきゃならんのよ。
ピーチ・ツリーを支配した時点で、そこも制圧していないとおかしいだろうに。
その後には防御システムを作動させる手順が入るんだけど、これが完全に無駄で不必要なんだよな。

ケイレブが装置を差し替え、クランが管理担当者を装って地区管理室に電話を掛け、「防御システムのテストを行うはずですよね」と質問し、「予定していません」と言われると「俺は報告書に3度もテストするって書いたんだぞ。実行しないと上司にクビにされる」などと喚き散らし、地区管理室のオペレーターがテストを許可するという流れがあるのだが、なんだよ、それ。
まず「クビにされるなどと喚き散らしただけで、予定に無かったシステムのテストが認められる」というユルさの時点で違和感があるのだが、それ以前の問題として、「その手間は完全に無駄で不必要」ってことなのよ。
最初からビルの防御システムも全てママの組織が掌握していて、報告を受けたら即座に作動させるという流れでいいでしょ。ビルの管理室を制圧し、地区管理室に電話して云々という手間なんて、まるで必要が無いでしょ。
ただダラダラしていると感じさせるだけだ。

それまで容赦なく発砲して敵を殺していたドレッドが、廊下の向こうから4人のギャングが来た時には身を隠して戦いを回避しようとする。
その直前に「医療施設を拠点に使うことが出来なくなった」という展開があり、ドレッドは「銃をサイレンサー・モードに切り替えろ。
これからはゲリラ戦になる。無駄に弾を使うな」とアンダーソンに言っているのだが、医療施設を使えなくなったことと、戦闘を回避することの関連性が良く分からない。医療施設を見つける前も、バンバン撃ちまくっていたのに。
「そこから先は戦う状況が変化するから」ということなのかもしれんけど、だとしても今さら「無駄に弾を使うな」は変だし。
医療施設に入ったら、弾丸を補充することも出来たのか。そんなはずは無いし。

ケイはアンダーソンを挑発する際、「女が生きたまま捕まればレイプされる」と脅している。
しかし彼がアンダーソンを連れて行くと、ママは「拷問は無しよ、レイプもね。頭と胸を蜂の巣にするだけにして」と言う。
なぜママが拷問とレイプを禁じるのか、その理由が全く分からない。
アンダーソンは射殺しようとしたケイを軽く始末し、部屋の外にいた連中も殺して脱出するんだけど、だったら「レイプしようとした連中を始末する」ってことでも成立するでしょうに。

終盤に入り、ママが悪徳ジャッジたちを雇ってドレッドの始末を要請する展開がある。
だが、そうやって「ジャッジの組織も腐敗している」ってことを描いてしまうと、「組織はどうなっているのか」という部分まで描く必要が生じるから、色々と面倒なことになるでしょ。
で、そこの掘り下げは全くやらないんだし(っていうか時間的に無理だし)。
しかも、ドレッドは全く騙されず、そいつらが敵であることを簡単に見抜いてしまうので、新たな敵がジャッジである意味が無い。

悪徳ジャッジたちは防御のための装備を着用しているし、ギャングよりは強敵だけど、それほど歯応えがあるわけでもない。
ドレッドは撃たれるけど、その後は普通に行動しているので、「撃たれて怪我を負ったせいでピンチになる」という印象も薄い。
むしろ「同じ格好だから、どっちがどっちなのか良く分からん」という状態になってしまうので、悪徳ジャッジたちが出て来ることはプラスよりマイナスの方が圧倒的にデカいぞ。
あと、そいつらが意外に軽くやられちゃって、ラスボスのママも簡単に殺されるから、クライマックスとしての盛り上がりに欠けるんだよなあ。

(観賞日:2014年12月18日)

 

*ポンコツ映画愛護協会