『怪獣大決戦 ヤンガリー』:1999、韓国

考古学者のキャンベル教授が率いる調査チームは、古生物学者のウェンデル・ヒューズ博士が記した地図に従って洞窟を探検していた。助手からヒューズに相談すべきではないかと進言されたキャンベルは、「責任者は私だ」と高圧的な態度で告げた。ヒューズ博士はチームと離れ、道に迷っていた。キャンベルは助手のピータースに、赤い光が覗く岩壁を掘るよう命じた。ピータースがハンマーを振り下ろすと爆発が起きて炎が噴出し、調査チームは全滅した。岩陰に隠れて無事だったキャンベルは、「全て私の物だ」と笑った。
巨大な宇宙船が地球へ近付き、パーカー大尉が観測施設で電話を受けた直後に電気系統の異常が発生した。記者のバド・ブラックは同業の編集者から、恐竜の取材を依頼された。バドが発掘現場へ赴くと、彼のことを「ハイエナ記者」として知っている助手のホリーは嫌な顔をする。しかしタイムズ誌にも記事が掲載されたことがあると知ったキャンベルは、巨大恐竜の発見を認めた。キャンベルは発掘した化石をバドに見せ、新時代の幕開けだと宣言した。
巨大宇宙船は小型戦闘艇の部隊を出撃させ、スペースシャトルや衛星を破壊した。ヒューズは発掘現場に戻り、ホリーに発掘の中止を要請した。そこへキャンベルが現れて「私の偉大な発見を妨害するな」と言うと、ヒューズは「ヤンガリーが蘇ってからでは遅い」と忠告する。ヒューズは「このままだと人類が滅びる」と告げるが、キャンベルは部下たちに命じて彼を連れ出した。その夜、戦闘艇の攻撃によって、作業員2名が死亡した。
翌朝、作業員2名の死体が発見されるが、キャンベルはバドが撮影したフィルムを奪って処分する。キャンベルは他の作業員たちに、遺体を片付けて仕事を始めるよう命じた。ホリーは警察に連絡すべきだと主張するが、キャンベルは耳を貸さず、作業員たちに倍の報酬を約束して発掘を続行する。一方、パーカーと部下のオニールは、マードック将軍にシャトルと衛星の消滅を報告した。一方、宇宙船の異星人は地球の侵略を開始しようと考える。しかし相棒は、「それでは簡単すぎる。蘇生させよう」と持ち掛けた。
キャンベルはバドからホリーのことを問われ、出て行ったことを話す。彼は「君だけに取材を許可する。だから私のルールに従え」と要求した。宇宙船の外壁に象形文字が浮かび上がり、発掘現場の地中から恐竜の牙が飛び出した。それが化石と合体する際、近くにいた作業員が串刺しになって死んだ。死体を見つけたバドは写真を撮るが、そこに現れたキャンベルがフィルムを抜いて「私のルールに従え。死体を片付けるぞ」と告げた。
翌日、キャンベルは作業員から、化石が変形し始めたこと、また死体が発見されたことを知らされる。不満を訴える作業員たちに、彼は「お前らは不法滞在者だ。当局に連絡するぞ」と脅しを掛けた。モーテルに宿泊したホリーはバーへ出掛け、バーテンダーのサラと話す。そこへヒューズが現れ、「東南アジアで発掘中、祈祷師と出会った。彼は聖なる洞窟の話をしてくれた。壁に象形文字があり、ヤンガリーの伝説が記されている。巨大な恐竜で、蘇って世界を滅ぼす」と話す。ホリーが「御伽噺に付き合うつもりはないわ」と立ち去ろうとすると、彼は「あの洞窟で異星人の遺骨の化石を発見した」と言う。ホリーが呆れると、ヒューズは証拠を見せると告げた。
マードックは科学者のダドリーと会い、「異星人の宇宙船に攻撃された。対策を教えて欲しい」と依頼した。ヒューズは異星人の遺骨と共に発見した象形文字に関する資料をホリーに見せ、「これは破滅的な予言だ。天からの光で巨大な恐竜が蘇ると記されている」と話す。「警察か政府にでも話すべきじゃないの?」とホリーが言うと、彼は「これまでの2年間、政府に訴えて来たが信じなかった。異星人の化石には興味を示したが、巨大恐竜の復活には無関心だった」と話す。ヒューズは異星人の化石のDNA鑑定結果を見せ、「奴らはまたやって来る。あの発掘にも関係している」と告げた。
ヒューズが発掘を止めに行くと言うので、ホリーは同行する。だが、既に発掘作業は完了していた。すると宇宙船から化石に向かって光線が発射され、大爆発が起きた。作業員たちが逃げ惑う中、化石は蘇生してヤンガリーの姿に変貌した。ヤンガリーは作業員や「私がお前の創造主だ」と叫ぶキャンベルたちを踏み潰し、その場から消失した。爆発の報告を受けたマードックは、パーカーに調査を命じた。現場へ赴いたパーカーは、周囲の封鎖をオニールに命じた。
マードックはジャック・トーマス空軍少将と会い、シャトルと通信衛星を破壊されたことを告げた。パーカーはヒューズとホリーから恐竜の出現を聞かされるが、まるで信じない。しかし巨大な足跡が発見され、パーカーは驚愕した。ドン・ハウエル海軍少将はマードックの要請を受け、Tフォースのロミスキーとマイケルズを連れて来た。彼はマードックに、宇宙船の周囲に20ほどの小型戦闘艇がいることを報告した。マードックはトーマスに、応援のヘリ部隊をパーカーに送るよう指示した。
下士官のアンドリュースは、宇宙船がネバダ州か西へ移動中であることを報告した。オニールはヒューズとホリーをジープに乗せて移動するが、恐竜の存在を信じていなかった。ホリーか発掘をすぐに止めなかった理由を問われたヒューズは、「宇宙安全局が遺骨の化石を極秘扱いにして、私も監禁された」と説明した。そんな彼らの前に、ヤンガリーが出現した。オニールが拳銃を構えると、ヒューズは「殺されるぞ。じっとしてろ。動きに反応する」と告げた。ヘリ部隊が来たので、ヒューズたちは逃走した。
ヤンガリーはヘリ部隊を攻撃し、撤退に追い込んだ。異星人は宇宙船から光を放ち、ヤンガリーの姿を消した。宇宙安全局のミルズ捜査官は司令部を訪れ、異星人に関する情報をマードックたちに教えて生け捕りを要求した。宇宙船は市街地にヤンガリーを出現させ、戦闘艇に衛星を破壊させる。司令部の映像と通信が途絶える中、ヤンガリーは市街地で暴れ始める。空軍の戦闘機部隊が出撃するが、まるで歯が経たない。大統領は司令部に対し、敵を倒せなければ5時間後に核爆弾を使うことを通告する…。

製作&監督はシム・ヒョンレ、脚本はマーティ・プール、製作総指揮はデヴィッド・A・スミタス&P・J・レオーネ&イ・ヨンホ、撮影はキム・アンホン、編集はスティーヴ・スウェースキー、created byキャラクターデザインはシム・ヒョンレ、音楽はクリス・デズモンド。
出演はダン・キャッシュマン、ブルース・コーンウェル、デニス・ハワード、マット・ランダース、リチャード・B・リヴィングストン、ドナ・フィリップソン、ワイリー・ピケット、ブラッド・セルギ、ブライアント・ウェルズ、ハリソン・ヤング、D・J・ロビンス、デリック・コスタ、ジョアンナ・パーカー、アレックス・ウォルターズ、レス・ブラント、カール・カルホーン、アラン・グリフカ、ジュリー・ケスラー他。


大映の特撮スタッフが参加した1968年の韓国映画『大怪獣ヨンガリ』のリメイク。
怪獣映画が大好きだったコメディアンのシム・ヒョンレが、本作品を作るために自ら映画製作会社を設立し、監督を手掛けている。
マードックをダン・キャッシュマン、ミルズをブルース・コーンウェル、トーマスをデニス・ハワード、ハウエルをマット・ランダース、キャンベルをリチャード・B・リヴィングストン、ホリーをドナ・フィリップソン、オニールをワイリー・ピケット、バドをブラッド・セルギ、パーカーをブライアント・ウェルズ、ヒューズをハリソン・ヤングが演じている。

総製作費は148億ウォンで、当時の日本円に換算すると約15億円になるらしい。それは当時の韓国映画としては破格の予算で、それぐらい気合いの入った大作映画ってことだ。
物語の舞台が韓国じゃなくてアメリカ、出演者が全て欧米人ばかり、セリフが英語で統一されているってのは、北米の市場で勝負しようという意識の表れなんだろう。
ただし、この映画が北米でヒットしたかというと、それは言わずもがなである。
まあポンコツなB級映画として、一部のマニアには受けたかもしれないけど。

1960年代から1970年代に東宝が作っていたダメな怪獣映画の数々を模倣したような、ある意味では王道まっしぐらな作品である。
「宇宙人が地球を侵略するために地球の怪獣を操るが、コントロールが解除されると自前の怪獣を差し向ける」という大まかなプロットは、東宝が1965年に公開した『怪獣大戦争』や1968年の『怪獣総進撃』と同じだ。それ以外の部分でも、「ゴジラ」シリーズを始めとする東宝の特撮映画を連想させるテイストに満ち溢れている。
シム・ヒョンレ監督が日本の怪獣映画を大好きだってことは良く分かるし、その愛は伝わってくる。でもね、昔の怪獣映画をそのまんま模倣しちゃったら、それは「古臭い」ってことになるのよね。この手の映画が日本で受けていたのは1960年代から1970年代なわけで、それと同じことを1999年にやってもさ。
「昔の怪獣映画が持っていたテイストを現代の感覚で蘇らせる」ということならともかく、そうじゃなくて昔の安っぽいシナリオや陳腐演出をそのまんま真似ているんだよな。

まず冒頭シーンは、チームが洞窟を探検していて、ヒューズだけが取り残されている。
なぜ一本道のはずなのにヒューズがチームと離れてしまったのか、なぜキャンベルたちがヒューズを待たなかったのか良く分からないのだが、それよりも問題なのは、そこから描かれる内容が良く分からないってことだ。
ヒューズは壁に埋まっている恐竜の化石らしき物と何かの像っぽい物を発見しているのだが、像っぽい物は後で異星人の化石だと分かるけど、壁の化石が何を意味する物だったのかは分からないままだ。

キャンベルが「あそこを見ろ、最高の標本になる」と言って指差した場所は、壁に亀裂が入って奥の方が真っ赤に光っている場所。彼は「素晴らしい発見だ」と言うのだが、それが何なのかは全く教えてくれない。
で、助手に掘らせると爆発して炎が噴き出し、チームが全滅する。炎が壁に戻り、爆発した箇所も元通りになった後、岩陰に隠れていたキャンベルが「全て私の物だ」と高笑いを浮かべる。
壁には何かしらの古代文字っぽい物が見えているが、それが目当てだったのか。だとしたら、そこを彫れば古代文字が出現することも最初から分かっていたのか。
とにかく、導入部が謎だらけなのである。

タイトルロールの後、宇宙船が地球へ近付く様子が写し出され、観測施設では異常が発生する。
だが、すぐに女とベッドにいる編集者が現れ、「バド・ブラックめ、この仕事をしくじれば終わりだ。俺のネタが採用される」と言う。
彼はバドに電話を掛け、恐竜の取材を依頼する。
どうやら彼は、同業であるバドを失敗させようという目論見らしいが、この設定が後のストーリー展開に繋がることは無い。

それと、宇宙観測施設で仕事をしているパーカーは、明らかに陸軍の制服を着ているんだよね。しかも、なぜか彼は1人だけ。宿直か何かなのか。その後も、メインで宇宙からの攻撃に対処しているのは陸軍のマードックだ。
そんで空軍と海軍にも支援を要請するんだけど、空軍はともかく、海軍がやれることって何なのかと。一応はTフォースを呼んでいるけど、陸軍にも特殊部隊はあるんじゃないのか。
そこは、陸海空軍の全てが協力するという状況を作り出すために、強引に「海軍所属のTフォースが使われる」という設定にしているようにしか思えないぞ。
しかも、そんな無理をしてまで、陸海空軍の全てが協力する設定にしている意味は皆無だし。

バドが発掘現場へ行くと、ティラノサウルスの50倍もある巨大恐竜の化石を発見したとキャンベルは言う。
確かに冒頭シーンで、恐竜の化石らしき物が埋もれている描写はあった。ところがキャンベルは、それよりも赤い光を放つ壁の裂け目に注目し、「素晴らしい発見だ」と興奮しているのだ。
それは違うでしょ。
こいつの目的が恐竜の化石を発掘することなら、それを冒頭でキッチリと示しておくべきでしょ。まるで最初から赤い光の壁が目的で、それを使ってチームを殺す企みがあったかのような描写になっているのは変でしょ。

そこは例えば、「キャンベルは恐竜を見つけて興奮し、たまたま赤い壁を助手が掘ったら炎でチームが全滅したけど、キャンベルは手柄を独占できると考えて喜んだ」という形にでもすればいいでしょ。
っていうかさ、どうせ化石を発掘するのに人手は必要になるんだし、同行していたチームは助手たちなんだから、そいつらを始末しなくても「全てキャンベルの物」になると考えていいんじゃないのか。
邪魔になるのはヒューズだけであって、だから「何かのトラブルでヒューズが姿を消したのでラッキー」ってことでいいんじゃないのか。
そこでチームを全滅させる意味は全く無いぞ。

バドが現場へ行くと、もう巨大恐竜の化石が掘り起こされているんだけど、どんだけ迅速な作業なのかと思ったら、キャンベルがヒューズに告げるセリフで冒頭の出来事から2年が経過していることが分かる。だったら、それを先に示しておけよ。
それと、その化石は洞窟の奥深くで見つけたはずでしょ。それなのに、2年後のシーンでは周囲よりも広大な土地で化石の発掘作業が行われている。ってことは、洞窟を破壊したか、洞窟から巨大な化石を運び出したかの二択になるんだけど、どっちも無理がある。なぜ2年も経過してからヒューズが姿を現したのか、それが良く分からない。
それと、「あの象形文字を私は解読した」とキャンベルが言うけど、冒頭シーンの壁に出現したアレのことだよな。だったら、ヒューズが「君は全てを解読していない」と話すのは変じゃないか。
だって、そもそも彼は、壁の象形文字を見てもいないんだからさ。彼が見たのは、異星人の化石と共にあった象形文字の方でしょ。

ヒューズはホリーに「東南アジアで発掘中、祈祷師と出会った。彼は聖なる洞窟の話をしてくれた」と話すのだが、それは失踪する前の出来事だよね。
だとすると、ヒューズはヤンガリーの伝説を知った上で聖なる洞窟を調査したことになる。
そうなると、そんな危険な伝説があるのに恐竜の化石を発掘しようとしたのか。
そんで後になって「今すぐに発掘を中止しろ」って、そりゃ身勝手でしょうに。

ヒューズはホリーに、「政府は異星人の化石には興味を示したが、巨大恐竜の復活には無関心だった」と話す。そんで後になって、発掘を すぐに止めなかった理由を「宇宙安全局が遺骨の化石を極秘扱いにして、私も監禁された」と話している。
つまり、宇宙安全局が宇宙人の遺骨を調査したんだよね。だったら、なぜ政府は巨大恐竜に関して全くのノータッチなのか。
ヒューズの言っていることが本当かどうかは別にして、少なくとも巨大恐竜の化石は存在したんだから、それなりに調べるべきじゃないのか。
少なくとも、キャンベルが不法滞在者を使って発掘しているのを放置するってのは不可解だ。

っていうかさ、「ヒューズが2年間も失踪していた理由」とか、「すぐに発掘を止めなかった理由」については、一応の説明が用意されているんだけど、それらが全て「後付け」にしか思えないんだよね。
もちろん、ミステリーを残したまま引っ張るという手もあるだろうけど、それらの事柄に関しては隠したまま引っ張る必要性も意味も無いわけで、ただ単に明かすタイミングが遅すぎて物語に無駄に引っ掛かりを生じさせているとしか思えないのよ。
あと、監禁されていたヒューズは、どうやって宇宙安全局の資料を盗んで逃げ出せたんだよ。
そこは何の説明も用意されていないじゃねえか。

ヒューズはジープの前にヤンガリーが現れると、「じっとしてろ、動きに反応する」と言う。
だけど、その前にジープから降りているし、オニールは拳銃を構えているし、ホリーは前に出ているし、みんな少しずつ動いているんだよね。
ホントに動きに反応するなら、とっくに襲われているだろ。
っていうか、そもそも出現した時のヤンガリーって、動きに反応して暴れたわけじゃないだろうに。そこに来て急に「動きに反応する」という設定を持ち込むことでヒューズたちを無傷にしようってのは、無理があり過ぎるわ。

異星人は巨大な宇宙船と大量の戦闘艇という戦力を保有しながら、それを使って地球を直接攻撃しようとはしない。その理由は「簡単に侵略しても面白くない」というもの。だからシャトルや衛星は戦闘艇で破壊するのに、地球への攻撃はヤンガリーを使う。
で、それが偶然にも「天からの光で巨大な恐竜が蘇る」という象形文字の予言と合致しちゃうんだけど、そういう形だと「古代の予言が現実になった」という印象は薄いぞ。異星人の気まぐれで、ヤンガリーを蘇生させただけなんだから。
そうじゃなくて、「あらかじめヤンガリーの復活が定められていた」という形にすべきでしょうに。
それを考えると、異星人を絡ませない方がいいんじゃないのか。

マードックが終盤になってTフォースの出撃を要求する相手は、空軍少将のトーマスだ。
いやいや、Tフォースのロミスキーたちを連れて来たのは海軍少将のハウエルだったでしょ。ひょっとして、それとは別の、空軍のTフォースを出撃させるってことなのか。
でも、「まだ組織中だし実力は未知数で」とか言ってるぞ。そんな連中を使うなら、何のためにハウエルはTフォースを連れて来たんだよ。
それと、Tフォースを率いて出動するのがパーカーで、オニールも同行しているってのは変だろ。パーカーとオニールは陸軍の人間でしょ。なんか軍の組織体系がグチャグチャになってないか。
あと、戦闘機でダメだったのに、Tフォースの兵士たちが手持ちの銃火器でヤンガリーに挑むというのは、どういうつもりなのよ。

ヤンガリーは古代の恐竜なのに、なぜか額には異星人の操縦電波を受信するダイヤモンド型の装置が付いている。2億年前に異星人は地球へ来ていて、その時にヤンガリーを操っていたという設定なのだ。
まあ色々と引っ掛かる部分はあるが置いておくとして、オニールが特攻すると受信機が破壊され、ヤンガリーは急に人間を守ろうとする。
いや、異星人の操縦が解除されたからって、人間の味方になるのは変だろ。
そんで異星人は怪獣サソリゲスを地球へ差し向けるのだが、だったら最初からそれでいいでしょ。
そんでサソリゲスがやられると「我々の敗北だ」と去って行くけど、その宇宙船や攻撃艇は見せ掛けなのかよ。それで攻撃すりゃいいだろ。

(観賞日:2014年12月3日)

 

*ポンコツ映画愛護協会