『エスケープ・フロム・LA』:1996、アメリカ

2000年、ロサンゼルスはマグニチュード9.6の大地震によって水に囲まれた孤島となった。それから13年後、凶悪な南米革命家クエボは反乱組織を率いてLAに勢力を広げていた。大統領の娘ユートピアはクエボに心酔。政府が開発した全エネルギー源の操作が可能な兵器“ブラックボックス”を盗み、LAに逃亡してしまう。
大統領とポリス・コミッショナーのマロイは、15年前にNYの監獄島から当時の大統領を救出した経験のある犯罪者スネークをLAに潜入させることにした。スネークの体内に殺人ウィルスを注入し、その解毒剤と引き替えにブラックボックス奪回を指示。タイムリミットはわずか10時間だ。
孤島に上陸したスネーク。そこには様々な人たちが住んでいる。地図屋のエディ、サーファーのパイプライン、謎の女タスリーマ、残虐な子供集団コリアン・ドラゴンなど。果たしてスネークはブラックボックスを奪回し、自分の命を救うことが出来るのか…。

監督はジョン・カーペンター、脚本はジョン・カーペンター&デブラ・ヒル&カート・ラッセル、製作はデブラ・ヒル&カート・ラッセル、撮影はゲーリー・B・キビー、編集はエドワード・A・ウォーズチルカ、美術はローレンス・G・ポール、衣装はロビン・ミシェル・ブッシュ、音楽はジョン・カーペンター&シャーリー・ウォーカー。
主演はカート・ラッセル、共演はクリフ・ロバートソン、ジョージ・コラフェイス、ステイシー・キーチ、ピーター・フォンダ、ヴァレリア・ゴリノ、スティーブ・ブシェーミ、A・J・ランガー、ミシェル・フォーブス、ブルース・キャンベル、パム・グリア、ロバート・キャラダイン、リーランド・オーサー、ブレッキン・メイヤー、ポール・バーテル他。


『ニューヨーク1997』の続編。
ストイックでアナログなアウトロー、スネーク・プリスケンをカート・ラッセルが演じる。
他に、大統領をクリフ・ロバートソン、クエボをジョージ・コラフェイス、マロイをステイシー・キーチ、パイプラインをピーター・フォンダ、タスリーマをヴァレリア・ゴリノ、エディをスティーブ・ブシェーミが演じている。

カート・ラッセルはA級作品だけでも、それなりにやっていける俳優になっており、今更こんなバカな役をする必要は無いと思うのだが、どうやら彼はノリノリだったらしい。
製作と脚本にも絡んでるしね。
そのB級魂(?)には、かなり好感が持てる。
素晴らしいよ、カート・ラッセル。

で、話自体は前作とほとんど一緒。
続編というよりは、まるでリメイクだ。
というより、これってパロディーなんじゃないのかなあ。
何となくギャグのテイストが感じられるんだよね。
仲間が集まった時の妙な内輪受けのノリというか、そんな感覚が伝わってくる。

支給された武器をあっさり失い、敵の罠にあっさりハマり、あっさり捕まる。
なんて頭の悪いスネーク。
そしてスラム状態のLAで、なぜかバスケ。
なぜかサーフィン。
なぜかハング・グライダー。
力強さの全く無いヒーロー、スネーク・プリスケン。
すげえバカ。

展開のトロさには参るし、話は完全に破綻してる。
でもさ、これって絶対に狙ってバカ映画に作り上げてると思うんだよなあ。
天然でこんなバカ映画になっちゃったとしたら、それはそれで凄いけど。
とにかく、カート・ラッセルとジョン・カーペンターのB級バカ魂だけは感じられる。
だから、ホントにダメな映画だけど、どうしても愛してあげたい。


第19回スティンカーズ最悪映画賞

ノミネート:【最悪の続編】部門

 

*ポンコツ映画愛護協会