『AVA/エヴァ』:2020、アメリカ
暗殺組織に所属するエヴァ・フォークナーはハイヤーの運転手に扮してパリ・ル・ブルジェ空港に行き、標的のピーター・ホーソーンを車に乗せた。車が出発すると、カミーユという女がバイクで尾行した。ピーターに口説かれたエヴァは車を停め、後部座席に移動した。彼女は「なぜ命を狙われてるの?標的には良い死を与えたい。でも、何をしたか知らないと無理」と言い、拳銃を構えた。ピーターが「誰の差し金だ?ロニーだな」と電話を掛けようとすると、エヴァは携帯電話を持った右腕を撃った。
エヴァが改めて「何をしたの?」と質問すると、ピーターは泣きそうな顔で「企業のために資金を動かしているだけだ」と説明する。彼は助命を嘆願するが、隙を見て襲い掛かろうとしてエヴァに射殺された。ずっと2人の会話を盗聴していたカミーユは、バイクで去った。エヴァはハンドラーのデュークに報告を入れ、飛行機でボストンに戻る。ホテルにチェックインした彼女は、ピーターの死を伝えるテレビのニュースを見た。ピーターは国際通貨基金のアドバイザーで、資金洗浄への関与が疑われていた。
組織のアランは連絡を受け、エヴァの監視を命じられた。エヴァはライブハウスへ行き、妹のジュディーがギター&ボーカルを務めているバンドの演奏を聴いた。ライブの後、エヴァは妹に声を掛けて「家まで送るわ」と告げた。ジュディーは姉と一緒に歩きながら、「葬儀は1人でやったわ」と言う。彼女がマイケルと今も続いていると聞いたエヴァは、「それてでも妹?」と非難する。妹は「出てったくせに。8年ぶりで何よ」と憤慨し、「電話した」というエヴァの主張に「半年に1回で居場所も教えない」と告げた。
ジュディーは「酒を断って、私に面倒を押し付けて消えた。酔ってる方がマシ」と語り、「ここでお別れ。マイケルと住んでるの」と言う。彼女が「朝9時に病院へ行くけど」と口にすると、エヴァは「病院?」と首をかしげる。「メールしたでしょ」とジュディーが告げると、彼女は「何を?」と訊く。ジュディーは「何しに来たの?」と呆れ果て、母のボビーか心筋梗塞だと教えた。翌朝、エヴァがジュディーと病室へ行くと、ボビーは「単なる狭心症よ」と修正した。
エヴァはジュディー&ボビーと共に、父の墓参りに行く。ボビーはエヴァに、「マイケルに会うなら心掛けて。自分のことばかり考えていたらダメよ」と忠告した。エヴァはデュークから、兵器産業の国際的な協力者であるドイツ軍大将を自然死に見せ掛けて始末する仕事を命じられた。話のきっかけとして、デュークは大将の友人であるラリー・サリヴァンという人物の名前を出すよう指示した。エヴァの父がサリヴァンの友人という設定で、「ロンドンで一緒にランチをした時に戦争の話を聞かされた」と話すよう彼は説明した。
エヴァはサウジアラビアのリヤドで大将と接触し、誘惑してホテルの部屋に入った。エヴァは大将に注射を打って始末しようとするが、嘘に気付いた軍人たちが部屋に乗り込んできた。エヴァは彼らを殺害し、ホテルから逃亡した。デュークの元に赴いたエヴァは、「名前が違っていた」と告げる。デュークは「オサリヴァンだった。脱字だ」と告げ、「私は消されるの?」というエヴァの問い掛けに「君のせいじゃない」と述べた。
エヴァが「なぜ大将が標的に?」と訊くと、デュークは「また標的に何をしたか訊いたのか。理由は関係ない。殺すか殺されるかだ」と説教する。「組織は警戒する。しばらく隠れてろ」と彼が指示すると、エヴァは「ボストンに戻る。片付けなきゃいけないことがある」と語った。彼女はジョギングの途中で病院に立ち寄るが、マイケルと遭遇して気まずそうな表情を浮かべた。彼女は「お幸せに」と告げて去ろうとするが、ボビーが呼ぶので仕方なく病室に赴いた。ボビーはエヴァ&マイケル&ジュディーの複雑な関係を知った上で、「明日、3人でディナーにでも行ったら?仲良くしてほしいの」と告げた。
エヴァはアルコール依存症の集団セラピーに出席し、「10年ほど前、どん底だった頃に父の浮気を知った」と語り出す。彼女が「母に告白しなければバラす」と言うと、父は泣いて打ち明けると約束した。しかし父は、エヴァが金を盗むのを見たと嘘をついた。さらに、大金を要求し、払わないと浮気をデッチ上げると脅したとも話した。当時のエヴァは酒と薬物に溺れていて、盗んだ金で薬を買ったりしていた。だから母は、父の話を信じた。その時、父はエヴァを利用したことを面白がっていた。エヴァはセラピー参加者たちに、「家にいると父を殺しそうだったから、軍隊に入った」と述べた。
デュークは組織を仕切るサイモンの家を訪れ、リヤドの一件について「大失態だ」と指摘される。サイモンの隣には、娘のカミーユが同席していた。サイモンが「エヴァは危険だ」と話すと、デュークは「彼女は優秀だ。正体が露呈することは無い」と告げる。「2年前のことを忘れたか」とサイモンが言うと、彼は「疑問を感じただけだ」と返す。サイモンが「それに溺れて潰れた」と指摘すると、「復活した」とデュークは口にした。
サイモンが「沈静化するまで休ませる」と語ると、デュークは受け入れて立ち去った。サイモンはカミーユに、「あの女は危険だ。リヤドで仕留めたかった。アランに女の指か歯を届けさせろ」と指示した。エヴァは夜のジョギング中にアランの襲撃を受けるが、返り討ちにした。デュークはエヴァから詰め寄られ、「組織は関係ない」と嘘をついた。彼は「襲った男の身許が判明した」と言い、フランスの特殊部隊出身で、薬物依存症の強盗だと説明した。
エヴァはレストランへ行き、マイケルとジュディーの3人でディナーを取った。ジュディーは些細なことで2人に苛立ち、トイレへ立った。マイケルはエヴァに、ジュディーが父親を亡くしてから関係が悪化したことを打ち明けた。エヴァが「話して来る」と言うと、マイケルは「修復できると思うな。資格が無い」と厳しい言葉を浴びせた。エヴァが「別れも言わずに去った」と謝罪すると、彼は「そうだな」と冷たく告げて席を立った。
早朝、エヴァの部屋をジュディーが訪れ、マイケルが戻らないと告げる。彼女は「前にもあった」と言い、マイケルがギャンブルから足を洗っていないことを語った。ジュディーから居場所を知らないかと問われたエヴァは、「分からない」と答えた。しかしエヴァは居場所を知っており、トニが仕切る賭場へ出向いた。マイケルはエヴァから「行こう」と言われ、「帰ってくれ。あと1時間ぐらい残る」と告げる。トニは手下たちに命じ、エヴァを襲わせる。エヴァは手下たちを簡単に叩きのめし、トニに銃を突き付けた。
エヴァはマイケルを先に賭場から立ち去らせ、トニに彼の借金の額を尋ねて「36時間は彼に手出ししないで」と要求した。エヴァが賭場を出ると、マイケルが「結婚の約束までしてたのに行方をくらました」と非難した。エヴァは「家族と問題が起きた」と弁明し、借金の返済を申し出た。マイケルは断り、「俺にはこれがある」と拳銃を見せた。エヴァが心配すると、彼は「やめろ、君の男じゃない」と苛立つ。マイケルは冷淡な態度で、「ジュディーにプロポーズした。結婚する」と述べた。
エヴァはホテルのバーでスコッチを注文するが、飲む寸前で思い留まった。デュークはサイモンの元へ行き、「サウジの一件はミスじゃないな。エヴァを殺すために仕組んだ」と指摘する。彼は殺害命令の撤回を要求し、サイモンが拒否すると拳銃を構えた。するとカミーユがデュークに銃を突き付け、彼の銃を奪って始末しようとする。しかしデュークの幼い娘が走って来たため、カミーユは急いで銃を隠した。デュークは末娘に穏やかな笑みを見せ、手下に「母親の元へ連れて行け」と指示した。
末娘が去った直後、デュークは隙を見てカミーユを殴り倒す。すぐにサイモンが襲い掛かり、2人は格闘になる。デュークは駆け付けた手下3人を銃撃するが、カミーユに殴り倒される。カミーユが射殺しようとすると、サイモンが「お前の出る幕じゃない」と立ち去らせる。彼はデュークと格闘し、昏倒させた。エヴァは退院した母の元を訪れ、「話がある」と切り出した。「ちゃんと選んで話しなさい。貴方が国連で勤めていると信じたいの」とボビーが言うと、彼女は「ごめんなさい」と謝罪した。
ボビーは夫がエヴァをダシにして言い逃れしていたと気付いていたことを打ち明け、「1人になるのが怖くて彼を選んだ」と話す。そして彼女は、「貴方が何を隠していても構わない。あのころの私と違って、子供を守れる」と述べた。サイモンは桟橋にデュークを運び、彼が意識を取り戻すのを待った。デュークが目を覚ますと、彼は「エヴァを殺す」と宣告した。サイモンは強気な言葉を吐くデュークを殴って気絶させ、湖に突き落して始末する様子を動画で撮影してエヴァに送り付けた…。監督はテイト・テイラー、脚本はマシュー・ニュートン、製作はジェシカ・チャステイン&ケリー・カーマイケル&ニコラス・シャルティエ&ドミニク・ラスタム、製作総指揮はジョナサン・デクター&ウィリアム・A・イーロン&エリカ・ハンプソン&ジョン・ノリス、共同製作はババカー・ディエン&ナリーン・ガリブヤン、製作協力はニーリー・エイゼンシュタイン、撮影はスティーヴン・ゴールドブラット、美術はモリー・ヒューズ、編集はザック・ステーンバーグ、衣装はメーガン・コーツ、音楽はベアー・マクレアリー、音楽監修はリンダ・コーエン。
出演はジェシカ・チャステイン、コリン・ファレル、ジョン・マルコヴィッチ、コモン、ジーナ・デイヴィス、ジョアン・チェン、ジェス・ワイクスラー、ヨアン・グリフィズ、ダイアナ・シルヴァーズ、エフカ・クヴァラシエウス、クリストファー・J・ドミグ、マイケル・ミュラー、ディーター・リーズル、アラミス・マーリン、マイケル・グアネラ、ブルース・セラフィン、ジェフ・ベルリン、マーティン・リー、コンスタンティン・トリプス、ロナルド・ウッドヘッド、シモーヌ・スターン、スティーヴ・ガリアストロ、ナデジダ・ルッソ、ジョー・ソバロJr.、キャサリン・ヴァージニア・パターソン他。
ジェシカ・チャステインが主演と製作を兼ねた作品。
監督は『ガール・オン・ザ・トレイン』『ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男』のテイト・テイラー。
エヴァをジェシカ・チャステイン、サイモンをコリン・ファレル、デュークをジョン・マルコヴィッチ、マイケルをコモン、ボビーをジーナ・デイヴィス、トニをジョアン・チェン、ジュディーをジェス・ワイクスラー、ピーターをヨアン・グリフィズ、カミーユをダイアナ・シルヴァーズが演じている。タイトルロールでは、エヴァの経歴が簡単に紹介される。彼女は暗殺者になってから現在までに、40人の標的を始末している。
学生時代は優等生で、大学は卒業生総代を務めた。しかし飲酒運転で事故を起こし、薬物所持で逮捕された。陸軍に入った彼女は名誉除隊し、アル中で戦闘ジャンキーという精神分析を受けた。そしてデュークにスカウトされ、組織に暗殺者になったという経緯だ。
しかし、優等生だったエヴァが、なぜ飲酒運転で事故を起こして薬物所持で逮捕されたのか、なぜアル中で戦闘ジャンキーに変貌したのか、その理由については何も教えてくれない。
だったら、そんな過去の設定には何の意味も無い。
今回の物語に、そんな過去は全く関係ないんだし。その経歴を見る限り、エヴァはアル中の時にスカウトされて暗殺者になっている。
でも、酒のせいで暗殺が失敗するようなことがあったらシャレにならないわけで、そんな奴をスカウトするのは「なんでだよ」と言いたくなる。
現在のエヴァは酒を断っているけど、飲みたいという衝動を必死に抑えているわけで、それだけでも重要な任務を遂行する暗殺者としては大いに問題があるだろ。
あと、標的に近付くためには、酒が飲めないと支障があるケースも出て来るだろうに。エヴァは標的を殺した直後、平気で家族を訪ねている。よっぽど大事な目的があるのかと思ったら、妹から「何しに来たの?」と言われる始末。
実際、エヴァが何のために久々に帰郷したのかは、まるで分からないのだ。
父の葬儀には間に合っていないし、父の墓参りが目的だったようにも見えないし。それが目的だったら、ライブハウスじゃなくて真っ先に墓地へ行くはずだし。
あと、8年ぶりに帰郷したのに、まだ元カレのマイケルに未練たらたらって、どんだけ情けないんだよ。エヴァは大将に接触する時、「父がラリー・サリヴァンの友人」という作り話をきっかけにしている。
だけど、虚構の人物に成り済ますにしては、組織から与えられた情報が薄すぎるでしょ。もしラリーについて詳しく問われたら、どうするつもりだったんだよ。
あと、名前がサリヴァンじゃなくてオサリヴァンだったのなら、大将はエヴァの話が嘘だと分かったはずでしょ。
それなのに部屋に連れ込んで2人きりになるのは、あまりにもマヌケすぎるだろ。サイモンはエヴァが標的に「何をしたから殺されるのか」と質問することを快く思っておらず、かなり神経質になっている。そして、それを理由にしてエヴァを始末しようと目論んでいる。
だけど殺し屋が殺しの理由を知りたがるのって、別に珍しくもないことでしょ。その程度で始末しようとするのは、あまりにも拙速じゃないか。それが裏切りの予兆とでも思ったのか。
だけど実際のところ、エヴァに組織を裏切りそうな気配なんて無いのよ。むしろサイモンが始末しようとしたせいで、エヴァが組織に疑念を抱くようになっている。
結果論になってしまうかもしれないが、サイモンは愚かしい行動のせいで自分を無意味に追い込んでいるだけなのだ。エヴァが「ボストンに戻る。片付けなきゃいけないことがある」と語り、シーンが切り替わるとジョギングの途中で病院に立ち寄る様子が描かれる。
でも、母の見舞いが「片付けなきゃいけないこと」でもないでしょ。そしてマイケルと出会うと気まずそうな様子で立ち去ろうとするんだから、彼に関して何か片付けなきゃいけないわけでもないんだろう。
そして、ジュディーと何か話そうとする気配も見られない。
そうなると、エヴァの「ボストンに戻って片付けなきゃいけないこと」ってのは何だったのか。エヴァの私生活の部分が、かなり大きく扱われている。しかしエヴァと元カレであるマイケルとの関係とか、家族との関係とか、どうでもいいとしか思えない。
「エヴァが任務に対して疑問を覚える」とか「組織がエヴァを消そうと目論む」とか、そういうトコに全く関係ないからね。
もはや「アル中で薬物中毒だった」というエヴァ個人の設定でさえ、無くてもいいんじゃないかと思ってしまうぐらいだ。
上手く活用できているとは、到底言えないからね。トニは手下たちにエヴァを襲わせ、ちょっとした格闘アクションになる。
でも、こんなトコでアクションシーンなんて、心底からどうでもいい。
いやアクションどころか、賭場のシーンごと要らないわ。本筋に全く関係ない上に、エヴァはマイケルとジュディーの三角関係だけを切り取っても面白さなんて皆無だからね。
根本的な問題として、マイケルって姉妹が奪い合うような魅力のある男じゃないでしょ。ただのギャンブル狂いの冴えない男だぞ。サイモンがデュークからエヴァの殺人命令を撤回するよう要求されて拒否すると、そこからアクションシーンに入る。ここの大まかな流れは、粗筋で触れた通りだ。
だが、ここの手順が無駄にモタモタしているだけでしかない。
さっさと「サイモンがデュークを始末する」という形で終わらせればいいでしょうに。途中で幼い娘が来るとか、カミーユも格闘に絡むとか、そんな手順は邪魔でしかない。
サイモンとデュークの格闘を長々と見せるのも、まるで要らない。オッサン同士のモッチャリした格闘アクションなんて、誰が得するんだよ。
まあエヴァの格闘アクションもモッチャリしているので、そこを増やせば作品の質が上がると言えないのは困ったモンだけど。しかも、そのシーンでサイモンはデュークは始末せず、次のシーンまで生かしたまま引っ張るんだよね。で、デュークの意識が戻るのを待って「エヴァを始末する」と通告してから、殺して動画を撮影するのだ。
いや、何のための作業なんだよ、それって。別に死んだ状態で動画を撮影しても大して変わらんでしょ。ようはデュークの死をエヴァに伝えれば、サイモンの目的は果たせるんだから。
っていうか、それをエヴァに知らせる意味も無いだろ。
わざわざエヴァの怒りを買い、組織に反旗を翻させるような行動を取る必要なんて無いだろうに。むしろ、エヴァを油断させた方が、始末するには都合がいいだろうに。エヴァはサイモンからデュークの殺害を知らされるが、普通に考えれば「怒りに燃えて復讐に乗り出す」という展開になるだろう。だが、そもそもエヴァはサイモンの居場所を知らない。
なので、どうするのかと思っていたら、「マイケルを誘惑して一緒に逃げようと誘う」という行動を起こす。マイケルから「子供が出来た」と言われるとトニの元へ赴いて襲い掛かり、首を絞めて殺そうとする。
思い留まったエヴァは金を渡し、「これでチャラよ」と告げて去る。ホテルに戻ると、拳銃自殺を図る。
わざわざ説明しなくても分かるだろうけど、見事なぐらいデタラメで理解不能な行動の連続だ。一方、サイモンはデュークの死を知らせるのだから、「怒ったエヴァが復讐に来るのを待ち受ける」という構えなのかと思いきや、自らホテルの部屋に乗り込んでエヴァを始末しようとする。
だったら余計にデュークの死なんて知らせず、エヴァを油断させておいた方がいいだろうに。
あと、なぜ自ら乗り込むのか。お前の組織は、他に信頼できる手下がいないのか。
で、格闘して互いにダメージを負うと、彼は「次に会ったら殺す」と告げて部屋を去る。エヴァが追って来ると怯えて逃げるが、追い詰められて殺される。
こっちもデタラメな行動だし、なんちゅう情けない結末なんだよ。でも、ここに父娘関係を設けているのは、ラストシーンのためだけの設定と言ってもいい。それ以外のシーンでは、まるで使いこなせていない。
完全ネタバレだが、そのラストは「サイモンを始末したエヴァが町を歩くのをカミーユが尾行している」というシーンだ。
でも、そんな形で「まだ物語は続く」みたいな形にする必要なんて全く無いわ。
まさか続編でも狙っていたわけでもあるまいに。(観賞日:2022年11月4日)