取締役相談役
岡田 崇

液晶、半導体を筆頭に、広範な産業分野で重要な役割を果たしている要素技術の一つにマイクロテクノロジーがあります。たとえばパソコンのハードディスクは、近年飛躍的な記録密度の向上が実現されていますが、これに伴い、ディスク表面の平滑性に対する要求はシリコンウエハの表面性状を上回る数値となっています。
オーケーディーは、マイクロテクノロジーの中でも最も経験知が必要とされる研磨を中核とする「超仕上げ」の専門技術者集団として幅広い分野の高密度微細ニーズに対応してきました。各分野からの要求は従前にも増して高い数値が示され、そうした要求にお応えすべく、超仕上げの新たな拠点として2005年4月、「ならやま研究棟」を立上げ、本格稼働に入りました。ここでは特殊仕様の専用設備を配備し、厳密に温度管理された環境の中で新たな分野の超微細加工に取り組んでいます。超仕上げ技術で社会に貢献するためにオーケーディーは次のステップを目指します。

代表取締役
岡田 博之

需要先各社様の最終目的を実現するためにどのような設備が必要で、いかなる技術を駆使すべきか、オーケーディーの歩みは、これらの課題を解決するための試行錯誤の歴史でした。基幹産業の飛躍的な進歩を背景に、各分野からのニーズに対応するためには、既存の設備、足元の技術などの複合的な組合せだけではブレイクスルーできず、プラスワン、プラスツーの新たな発想が必要になってきました。
オーケーディーは、“お客様にとって価値あるものをご提供する”という想いを基盤に、ニーズに対応するために必要なものは何か、解決するための必要な方案、手段は何か、それらをどのように組み合わせると最適なシステムを構築できるかを常に考え、創案し、実行してきました。
素材、IT、バイオなどの分野を筆頭にナノテクの波は産業の中で重要な潮流を形成し、広がりを見せています。オーケーディーは、さらに多様化する高微細化を実現する需要先のソリューションパートナーとして一層の創造と研鑽を積んで参ります。