吉野への道 2 壺坂峠

以前に吉野までのルート その1 として、芋峠をレポートしましたが、その後、あちこち行っていたものの、次の道をたどることはありませんでした。が、突然ぽっかり空いた、休日の午後、思い立って、壺坂峠を訪ねてみました。
あまり時間がなかったので、桜井市の芝運動公園までロードをクルマで搬送し、明日香村経由で入ることにしました。

1.いつものお約束 明日香村にて
明日香村は、何度訪問しても、心が癒されるような感じがします。 どんなときでも、花が咲いているし、それなりに多い観光客も、有名どころを外れるとそんなに気にならなくなります。
雷(いかづち)から、南下していくとコスモスが満開でした。 あちこちで写真を撮っている方が多いです。しゃがみこんで、左の写真を撮っていると、赤ちゃん連れの若い夫婦から「写真撮ってください」との声が。了解してカメラを受け取ると、レチナとか言う、古いカメラ。若いのに、なかなか趣味がよろしい。ワタシはデジカメ。
	いきなりのコスモスで、大幅に時間をロス。 もう日が傾いている。あわてないと。もう14時半。 とりあえず、明日香村をキトラ古墳の方へ南下する。 画面中央の道を奥から走ってきた。 ここで三叉路に突き当たるので、左折して、キトラ古墳方向へ。 ほんの数人のハイカーを見かけるが、通る車もまばらである。
	ちょっとした辻で見かけた、お地蔵さん。(大根田集落) ちいさなお社まで作ってもらって、信仰されているのがわかる。 右へ行くと、キトラ古墳。 今日はワタシは直進する。
	秋の風は、鈴を鳴らすほどには吹いていないが、その房をやさしく揺らしている。 こういう風景って、デジャヴュなんでしょうか、なつかしいというか、心安らぎ、ついでに写真を撮ってしまいます。 何枚も、同じような写真があります。 また、ここで時間食ってしまった・・・急がないと。
2.高取町へ入る
	明日香村から、高取町へ入る。 道は立派な2車線。 新しい道で、人のことを考えていない、強引な勾配のつけ方が嫌な感じではあるが、交通量も少なく、好ましい風景が連続しているので、あまり苦にはならない。 しかし、鉄道模型のジオラマ風というか、典型的な箱庭風の農村風景が広がる。(明日香村大根田と高取町下土佐の境界あたり) 蛇足ながら、この写真を撮っていたら、「どこまで行くの?」と声をかけてきたおじいさん。なんと、昔の上司だった。 驚き。先週の、旧同僚ばったりといい、何だか2週連続はすごいっス。
	ほどなく、高取町の旧街道の街並みに入る。 石畳は後年のものと思われる。 大宇陀や三輪の町並みに似てはいるけれども、城下町のためか、少し感じが違う。
	しばらく古い街並みの写真を撮ったりして、街の中を うろうろする。 古い街並みだけあって、道幅は狭いけれども、交通量自体が少ないので、そう苦にならない。 本当に古い家、適当に古い家、まあまあ古い家と 各時代の古さが混在しているような感じで、 独特の雰囲気がある。 エエ感じや。 ↓これまた、エエ感じの神社を発見。 適当にひなびている。参道の横にずらりと灯篭が・・・ こういう小技をくり出しつつ、迫られるともうあきまへん。 またまた、写真を撮りつつ、まったりとしてしまう。 あかんがな・・・3時過ぎてしもた。