吉野への道 1 芋峠 その1

以前に大宇陀までロードで出かけたことはアップしましたが、その後、なかなか時間がとれず、また、「やっぱMTBがおもろいわい」と思った時期なんかもあって、ロードでまとまった距離を乗ることはありませんでした。
でも、たまにご一緒いただく方達が、ロードでもかなりの坂を登られるのを目の当たりにして、私もがんばってみることにしました。
目指すは芋峠、とりあえず明日香から吉野を目指し、大宇陀への周回ルートをいう魂胆でした。
自分で考えついてから、走れたと思うまでに約1ヶ月、3回に亘るチャレンジでした。

1.第一回目のチャレンジ 2004.5.23
その日は怪しげな天気だった。家から自走している間もぽつぽつと小雨が降ったりしていた。でも、走り出したら雨が降ってきたからといって帰るのも癪なので、強行した。いつもはうまくいくのですが。。。
山田寺前あたり。空が暗くなって、雨が降り出す。走り出しが遅かったので、すでに昼前。 食べてる最中に降りだすとイヤなので、屋根つき休憩所でお昼にする。ごみが散らかっていて気分は乗らない。
稲淵の集落では田植えが済んで、挿苗中。 稲淵から栢森へ向かう。なんか重いと思ったら結構な坂だったり。広い道なのに通行量はごくわずか。
栢森の集落を振り返ったところ。ここからいよいよ登りに入る 入り口を覗いたところ。一車線ぐらい。雨か湧き水かで路面がぬれている。
途中で見かけた道。シングルっぽいところがたまらん感じ。
案内板には「古道小峠」とある。冬場にMTBでチャレンジしてみたい。
ここで道は大きくヘアピンカーブ。登りの中間点ぐらいか。
お地蔵様?がある。
上の写真のところから入り、ここへ出てくるようだ。押し担ぎ覚悟でどうぞ。 反対側。高取城址方面へシングルらしき道が続いている。やっぱり夏場は辛そう。
芋峠に到着。公的な標識はない。 役行者像でしたっけ。いたずらでもされたのか、厳重なところに入られている。しかしなぁ・・・
と、なんとか登りました。雨か湧き水か路面はよく濡れています。また、アスファルト舗装の真ん中の車のタイヤが踏まないところは、コケが生えていて滑りやすそうです。
ほとんどインナー×ローでした。やはりMTBよりギアが重いので、立ったり座ったり、ヘロヘロです。ギアがないのを忘れて何度もチェンジレバーを押してました。登り始めて約30分でした。
例によって下りの写真はないのですが・・おりてきた所。
吉野側のほうが少し道が広いようです。
なにやら山のほうに怪しげなもやがかかってきたなぁと思うと・・・
土砂降りに・・・ 今走ってきた道も川のように。
下りながら、時々ぽつぽつとは来ていたのですが、下りた途端にこのような状態に。
ちなみに道路狭しの標識の写真から、右下の道が川になっている写真まで、ほんの数分でした。
ちょうど下りてきた所に東屋のような休憩所があったので、そこで雨宿りをしながら雨が止むのを待ちましたが、全然止む気配はありません。
仕方ないので、初めての雨中走行となりました。下り始めは寒くて仕方ありませんでした。
当初の計画はどこへやら、とにかく、家に帰りたい一心で必死に漕いで新芦原トンネルから明日香へ戻ろうとしていました。
明日香まで帰ってくると、雨なんて殆ど降っていません。悔しいので、村の中を一回りして写真を撮ったり。
これは「弥勒石」で見かけたわらじ。
下半身の病気に効くとかで、たくさんのカラフルでかわいらしいわらじが奉納されていました。
ということで、芋峠を越えるには越えましたが、自分の当初計画と大幅に違うので、どうも不完全燃焼でした。
初めての雨中走行は、濡れることに諦めがつけばどうということはありませんでした。(季節的なものもありますが)
車からの水跳ねも自分がぼとぼとなので、まったく気になりません。むしろ、乾きかけてから泥跳ねをかけられるのは辛いでした。ウェアは乾きやすい素材のが多いので、意外に早く乾きます。パンツのパットと靴が帰るまで濡れたままのが気持ち悪かったぐらいです。あと、ホイールの中に水が入って、涼しげな?音がしていましたね。

ということで、呆けた割には不満足な結果となり、リベンジを図ることになりました。
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