FORD F-350 “DUALLIE“ PICK-UP 1

さて、スカイラインも一段落したので、次を物色します。作りたいキットはたくさんあるけれども、今回は、トラックです。
このキットは、またもヤフオク落札品ですが、他にはあまり見かけませんし、3Dの立体になったものを見たことはありません。(最近再販されたらしいです。)
実物はFSRの生活圏内で何回かローダウンしたのを見たことがあります。とにかく、アメリカン、でかいです。
資料は何にもなく、トラックのキットは初めてで苦行が予想されますが、気楽に作ってみたいと思います。

箱からしてすでにでかいです。
箱そのものはけっこう傷んでいますが、前回同様箱は気になりません。
それよりもデカールがありません
うーん、困りましたが、説明書を見ると、前面のフォードのエンブレム以外は完成後は見えないようです。
エンブレムは社外デカールにありそうなので、とにかく全体のチェックから始めます。
パーツです。数が多いのと、レーシングカーに比べて一個一個のパーツが大きいです。数はともかく、なんとなくモールドが荒くシャープではないようです。
ボディとフレームと組み合わさるところ。
妙に有機的な組み合わせです。日本製のように「こことここが組み合わさるぞ」的なものがなく、なんとなく組み合わさります。ダボとかがないので、あーでもない、こーでもないとすることが多いです。
フレームは写真でもわかるようにヒケだらけです。
ヒケの修正は、今回はしません!(きっぱり)基本的には見えないところに手をかけませんので。
ボディの皮むきです。一見きれいなモールドでもスジ彫りの周囲が盛り上がっていたり、表面が平滑でなかったりすることは良くあります。離型剤が残っていたりすることもありますので、だいたい800番程度からペーパーをかけていきます。水はつけません。
今回のプラスチックは硬くて粘りがあるような感じです。
ワイパーまわり。ワイパーは別パーツでほっとしましたが、その下に粗いメッシュが見えます。くりぬいてメッシュをはめ込むか、そのままスルーで墨入れするか思案中です。
全体にペーパーがけを終わりボディを仮組みしてみました。
巨大です。ロールバーのパーティングラインが気になるのと、ロールバーに取り付けられたスポットランプのあたりのモールドが気に入りません。
めっきパーツのパーティングラインは無視するか、削り落としてメタルックをはるか、塗装するかになります。
ロールバーのパーツ。めっきパーツです。
が、すごいパーティングラインです。
スボットランプも一体モールドされていて取り付け部は何の表現もされておらず、イモ付け状態です。
うーーーーん。とりあえずランプをもぎ取りめっきを落としましょう。
今回めっきも落とすことにしたのは、ロールバーの取り付け部が貧弱なこともありました。ダボがありますが、貧相です。いかにもプラ棒をくっつけたという感じ。溶接あとまで表現せいとは言いませんが、写真に見えるパーティングラインもあり、これをめっきを生かして修正するのは不可能です。
スポットランプを削り落とした部分が少し色が違いますので、わかります。
突き当てて、瞬間接着剤を多めに盛ります。あと整形して、セミグロスブラックで塗装。まず自然な感じの接合面になったかな。
めっきパーツは傷だらけです。なんでこんなになるんだ?
めっきパーツだけ別袋に入っていたはずですが。

そうっとハセガワのコンパウンドをかけたら見事にめっきが落ちてしまいした。ここは車の顔ともいえる部分なので、困りました。
まあ端っこのパーティングラインがひどかったので、このままでは使えなかったと自分を納得させ、一気にめっきおとし。
どうしようか悩んでいたナンバーフレーム用の穴も伸ばしランナーで埋めておきます。
結局どうしようか悩んだ結果、アルクラッドで塗装。
あんまり濃く吹かないで、さぁーっと吹いたほうがいいようです。
今までの他のシルバーに比べて格段に光りますが、めっきとはやはり違いますね。

でも仕方ないので、これはこれでいくことにします。

フロントグリルのエンブレムのデカールはなかったのですが、よくみるとフォードの文字が彫刻されていました。
あり合せのブルーを注してOKかと。

だんだん手抜きモード全開になってまいりました。
ボディはブライトオレンジで塗装。タミヤの缶スプレーです。
クリアーはGSIのスーパークリア2をエアブラシ。

塗膜が硬そうなので、研ぎ出しには向いているかと思います。
ボディと並行して室内パーツも組み立てていきます。
シート。どう調整してみても、けっこう豪快に段差がついたり、隙間が開いたりしますので、パテで埋めます。
室内の組立が終わりました。
シート、室内はデザートイエローとサンディブラウンで適当に塗り分け。
インパネなどはセミグロスブラックで。
メーターパネルはミクロの彫刻がありますので、ホワイトをドライブラシの要領でこすりつけ、立体感?を出します。
フロアパンが微妙に歪んでいるようなので、手荒なまねをします。がっちり固定して接着剤を流し込み、そのまま放置しておきます。
モノコックとなったコクピットは異常にしっかりしています。
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