タミヤ&フジミ 1/24 フェラーリ F40

以前から、こどもにフェラーリを作れとせがまれていました。かっこいいから、ということです。
フェラーリといってもたくさんありますが、ワタシ的に好きなF40を選択しました。
テスタロッサもリベンジしたいんですけど、かねてから、フジミのF40のほうも気にはなっていたので、比較しながら作ってみることにしました。
タミヤのF40は、一度版権関係で絶版になるといううわさが流れて、あわてて確保に走った記憶があります。
フジミのはパッケージのバリエーション違いがいくつかあるのと、レーシングバージョンのが何種類かありました。今回は、ノーマルカーでイッて見ます。

手数の少なさと技術のなさを珍アイテムでカバーしたいワタシとしては、あまりにもベタな選択ではありますが、フツーのシロートが作るとこうなるというか、これぐらいなら誰にでもできるぜというあたりを狙っております。

1.まずはキットのチェックとか・・・
例によって墓堀をします。上が、フジミ。下がタミヤ。
タミヤのは現行商品ですので店頭に普通に並んでます。
フジミのは絶版。最近F40LMのほうが再販されましたです。
LMは、ワイドボディなので、タミヤのF40とまともにはバッティングしないので、こういう選択になったのでしょうか。

墓堀のさなかに出てきました。
パッケージがイカスです。
こんなバージョンもあったんですねぇ。何でこんなのを買って積んであったかは本人にもナゾです。
内容はフツーのノーマルカーと同じですが、デカールの代わりにシールが入ってたり、アニメを多用した説明書とか、読者層を意識したツクリになってます。
ボディの比較。
左(少し黒っぽいほう)がフジミ。右(赤いほう)がタミヤ。
ジオメトリーはそんなに変わらないですけど、タミヤのほうがいつものように、グラマラス。絞込みがキイテます。

どっちが正確とかいうよりも、デッサンの違いというか感覚の違いですね。
リアスポイラーでこれだけ幅が違います。
左タミヤ、右フジミ。
2.問題点の洗い出し
金型の荒れが見られます。(タミヤ)
リアカウルが取り外しできるようになっています。
素の状態でのチリのあいなどはまずまず。
同じくフジミ。
こちらは金型が荒れているというよりも、モールドがだるい感じです。
全体のスジ彫りなどはシャープでいい感じですが、給油口あたりがいまいちっぽいですね。
どうしたものかのリアカウルのスリット。
上がフジミ。下がタミヤ。見た感じフジミの感じがいい。
タミヤのは長方形の堀込みがあるだけ。
フジミのも抜けていないけれども、なんとなく抜けてそうな感じがするのでグー。

ここはフィンになっているはず。

数は実車の生産時期により4本のと5本のとがあるので、埋めたり、彫ったりはなし、ということで。
3.まずはボディの改修から
ちゅうことで、タミヤのは、スリット部分を切飛ばしちゃいます。
穴を開けてしこしことフィン状にするよりもコッチのほうが早いかと。
これで後戻りできないです。
どうも気になる給油口。
そのまま彫っても平面が出ていなくて、ダメっぽいので、まずうっすらとポリパテでツライチに。でもって、こんな治具で、ぐりぐりと。

こんなスジ彫りには大工さんが使うカルコの先を研いだのを使っています。
ホームセンターで2個いり200円ぐらい。
フジミのボディの大体の改修が終わりました。
ポリパテのお世話になるのはリア周りに集中しています。
けっこうひけがありました。
リアカウルの下半分、フェンダーのフチが少し丸くなりすぎているように感じたので、ここだけはプラリペアを盛り付けて整形。(マスキングテープの前の白いところ)
フチが欠けると修正いやなので。
こちらはタミヤ。
切飛ばしたリアのスリットはプラ板で新造しておきましたです。案の定、少し不揃いになったりしていますが、妥協できるところで。
リア周りと給油口の辺りに少しだけポリパテを使いましたが、全体的なペーパーがけだけで何とかなりそうです。
HOME MTB TOP MODEL TOP NEXT