タミヤ 1/24 ポルシェ911ターボ&911スピードスターその2

いつものように、完全素組み・・・メーカー純正完成品の仕上がりを目指していたのですが、シートの裏側に手をつけたのがきっかけとなって、まあ、ちょっと手を入れてみるかと。

4.迷走の始まり・・・ドアハンドル編
結局、こんなことに。

1.ドアハンドルが一体のムクなので、型取りして後付にする。
2.研ぎ出しに邪魔になりそうなウォッシャーノズルを型取りして後付にする。
3.サイドウィンカーをクリアパーツ化する。
4.省略されてるワイパーを取り付ける。

というトコロだけ再現することにします。

で、突起物を型取りすべく、「型想い」をむぎゅっと押し付けます。
ワタシが使ってるのは、グレーの初期タイプ。
なんといっても、半永久的に使えますのでね。
取り外した「型想い」に、ポリパテを うりうり と詰め込んで、頃合を見計らってほじくりだします。
離型剤は使わなくても、きれいにコロンとはずれます。

上は、ドアハンドル。
下の四角いのは、サイドウィンカー。
型からはずしたものに、サフェを吹きます。
ちと、気泡とかがあってきれいじゃないです。
気泡などには、ラッカーパテを詰め込んで、それなりのパーツに仕上げていく必要があります。

このあたりが、ビシッと決まれば、時間がかなり違うんでしょうね。
ちまちまと整形します。
ピンセットの先と比べてもらえれば、その小ささがわかります。
すぐにピッと飛んで行ってしまいそうなので、なくさないように、また壊さないようにと、けっこう神経使います。

ドアハンドル付け根の真ん中には、あとで洋白線を埋め込んでキーホールを表現するつもりなので、0.55mmの穴を開けておきます。
ボディ本体の方の、もともとのモールドのドアハンドル付け根にも、同じく穴を開けます。
これで位置がすれることもなく、しっかりと取り付けることができます。
エッチングソーで、モールドのドアハンドルをそぎ取るように切り取ります。
切り取ったパーツは使いませんので、できるだけボディを傷つけないように、表面から少し離れたところを切っていきます。

こういうときは、カッターなどよりも、エッチングソーの方がきれいにできますね。
5.迷走の始まり・・・サイドウィンカー編
サイドウィンカーに手をつける前に、これもデフォルトな作業。
給油ハッチ周辺のモールドがだるくなっていたので、ポリパテで一旦きれいにして、あらためてスジ彫りしなおします。
ポルシェの場合、きっちりとした矩形でなく、しかも左フロントフェンダーの上にあるので、完成後とても目立ちます。

慎重に作業をします。
型取っておいた「型想い」に、ナニを流し込むか。
クリアパーツなので、透明になるもので成型する必要があります。

まず、試したのはアルテコのクリア。
形はちゃんとなっているけれども、全体にざらざら感が残り、
もう一つクリアな感じではない。
次に試したのが、マイクロスケールのその名も、「マイクロ クリスタル クリア」
こりゃあ、名前からして、ばっちりクリアに仕上がるはず。

なんといっても、クリスタルクリアですからね。

凹んだところにちょぼちょぼと流し込んで、硬化を待つ。

結果。

いつまで経っても、真ん中の白濁が残ります。
て、ことで、コイツもボツ。
最後は、適当なクリアオレンジのランナーから切り出すことにしました。不要な部分で、フラットなところを見つけて、エッチングソーで切り出します。

こんなときのために、不要ランナーでも、クリアのランナーは取っておいていたりします。
切り出したクリアパーツは、サイドウィンカーとしては厚みがありすぎますので、ペーパーの上で厚みを落としていきます。
適当な厚みになったら、表面をコンパウンドで仕上げ、ツヤを取り戻しておきます。

こういう作業は、何か固い平らなものの上にパーツを両面テープで貼り付けると作業性がいいです。


ツヤを取り戻した後、もともとのモールドと同じ大きさに切り出し、裏にメタルックかアルミテープを貼って、組み立てのときまでしまっておきます。
ピンボケ写真で申し訳ないです。

フューエルキャップのあたりの整形とスジ彫りのし直し、、モールドされているサイドウィンカーの削り取りとその後の処理、ドアハンドルの下の削り取りとか・・・

ドアハンドルの下は、リューターでくぼみを作っておきました。
6.シャシー
並行してシャシーの作業も始めています。
こちらは表面処理に気を遣わなくていいので、GSIのベースホワイトをパールホワイトの下塗りとして吹きつけておきます。
ターボのほうはシルバーにしますので、下塗りも必要なく、いきなりシルバーを吹き付けました。シルバーは、シンプルにGSIのシルバーの大瓶を使いました。
パールホワイトを吹き付けました。パールを使うのは初めてだったので、試し吹きも兼ねて、シャシーから吹き付けています。
ベースホワイトを吹きつけた上からさらに吹きつけていますので、作業中は、塗装の乗り具合がわかりにくいです。
もうちょっとかなあと思うぐらいがちょうどいいかもしれません。
あまりぎらぎらしないように気をつける必要がありそうですね。
ボディ色で残す部分をマスキングして、セミグロスブラックで塗る準備をします。
ここはあまり気を遣う必要がないし、単純な形なので、そう手間はかかりません。
シャシー仕上がり。
エンジンは下半分のみモールドで一体成型されています。タミヤのXF56、フラットメタリックグレーを筆で塗っています。
アーム類は、シャシーのセミグロスブラックと同時に吹き付けておきました。
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