Lhasa
Sera Monastery
セラ寺は、ラサの北8kmに位置する石造りの僧院が立ち並ぶ大寺院で、仏教総合大学の役割を果たしている。
デプン寺、ガンデン寺と並んでラサ三大寺の一つである。
これらはいずれもゲルク派の寺院で、
これにシガツェのタシルンポ寺を加えるとゲルク派四大寺院となる。
かつては8000人近い僧が修学に励んでいたといわれるが、文化大革命時には激減している。
ただ、宗教信仰の自由が認められたこともあって最近ではだいぶ増えてきている。
現在、セラ寺にはメーパ、ンガクパ、チーパと呼ばれる3つの学堂がある。
メーパ学堂とチーパ学堂は仏教基礎を学ぶところで、ンガクパ学堂は密教を学ぶところである。
チベットが鎖国していた頃、河口慧海や多田等観もここセラ寺で仏教を学んだ。
学堂内は、写真撮影が可能だが、撮影料が必要。
チベットの盛大な行事であるショートン祭の日、参道では僧達が楽器を持ってお経を唱え、また、山の斜面では年に一度のタンカ御開帳が行われた。
この日には多くのチベット人や観光客が訪れ、タンカに向かい熱心に祈りを捧げていた。
山の斜面の巨石には仏尊の絵が描かれている。