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2006年7月23日(日) 10:00〜14:30 |
場所 |
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○○○ ・・・ ヒミツ |
天候 |
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作業終了まで曇り → 昼食中に雨 (梅雨明け遅れ) |
作業員 |
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9名 (会員7名、*GS父兄2名)、 ◎リーダー |
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◎ |
青山 悠二 |
◎ |
福井 浩 |
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東 晃一 |
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東山 武嗣 |
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阿部 勇二 |
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佐々木 忠 |
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百々 満 |
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加藤 浩司 |
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馬場 勇治 |
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【夢よもう一度】
初打席でいきなり本塁打、自信満々で臨んだ第二、第三打席は連続の空振り三振、
まわりの期待を裏切って完全に自信喪失・意気消沈、一時はもうやめようとの意見も
出た。しかしここで退くのはいかにも無念、これまでの努力も水の泡。これが最後の
つもりでもう一度打席に立つことになった。
野球の話ではない、OB会「かぶと虫作戦」のことである。
来年こそはと全員必死の思いで準備工作(養育ベッド作り)を進めることになり、
「○○○」に青山隊長以下9名の精鋭(一部、非精鋭も含む)が集合したのは、7月
23日(日)であった。いつ降りだしても不思議でない曇り空、しかし気温は決して低
くなく、蒸し暑い朝であった。作戦会議の結果、従来のように何箇所も作るのではな
く、今回は場所を限定し、その代りモグラ対策も備えた大規模なものを1〜2箇所重
点的に作ることになった。
最初に選ばれた場所は、「○○○」の管理人が、われわれOB会を真似て作った本
格ベッドの跡。せっかく作られたもののその後放置され、先の下見の時点ではたいし
た収穫は見込めないと見放された場所で、よければ活用して下さいとの申し出があっ
たのである。
作業はまず古い土を取り除き穴を掘る。その跡に大量の落ち葉を積み上げ、「かぶ
と虫用特殊混合飼料」(福井氏の考案特許による)を混ぜて、最後に土をかぶせて完成
となる。
【思わぬ成果】
土を掘り始めて直ぐに「おっ、一匹見つけた!」の声が上がった。全員が緊張して
見守る中しばらく掘りすすめると、出てくるは出てくるは、次から次と見事な成虫が
ごろりんごろりん。みんなは狂喜乱舞しながら捕獲作業に夢中になった。そして集め
た獲物をあり合わせの発泡ケースに収納した。虫かごなどは用意していなかったので
ある。
まったく思いもかけなかった大成果のおかげもあって、その後の過酷な労役にも元
気百倍、大汗をかきながらも初期の目的を達成することができた。頑張り過ぎて、引
き上げる途中に一過性貧血症(?)で倒れかけた戦友もあったくらいである。
遅い昼食(午後一時半を過ぎていた)を済ませ、やっと一息ついて戦果を数えると
オス、メス合わせて70匹以上を確認することができた。 そしてその処理について
協議の結果、一週間後(7月29日)の「鳥見夏祭り」バザーで販売処分することに
なった。
【販売準備】
福井隊員の趣味農園、「こだわり農場」の収容所で大切に保管された捕虜たちは販
売の前日、東山邸に移送されそこで一泊することになる。福井収容所にはそれなりの
立派な設備が整い、かぶと虫たちは一週間、若干の死亡欠落はあったが、そこではお
おむねは快適に過ごしたと思われる。少なくともみんな元気そうであった。
しかし、移住先の東山邸の方はいわば臨時収容所、然るべき備えは何もない。オス
は福井氏製作の特製虫かご、メスは発泡ケース(空気孔用ネット付き)に分けて入れ
られ、それでも特別VIP待遇で、大事に縁側の真ん中に置かれて一夜を過ごすこと
になる。
「昨夜はごそごそと一晩中うるさかったよ」と言う娘の言葉にふと胸騒ぎを覚え、
慌てて検分に走った。見たとたん一瞬失神しそうになった。まずオスの方のかごは死
骸がごろごろ、半数近くがピクリとも動かない。しかし残りはまだ元気で動き回って
いるし、昨夜入れてやった餌は食い尽くされて影も形もない。問題はメスのケース。
持ってみると意外に軽い。もしやと思いながらそっとふたを開けると中身はほとんど
空っぽではないか。ああ、この世の終わり、神はついに我を見捨て給うたか。
空気採りのために貼ったネットの隙間から脱走したのだ。最初はクラフトテープで
止めていたのを、心配だったので念を入れ、粘着ガムテープに取替えて周囲を何重に
も貼りつけた。まさかそれを外して脱出するなど考えてもみなかった。
大失態である。始末書くらいではとても許してもらえそうにない。もしかしたら銃
殺刑、軽くても「かぶと虫隊」の隊籍剥奪・追放くらいは覚悟しなければならぬ。
【販売結果】
わずかに残ったかぶと虫を、それでもBS20団の模擬店の一隅を借りて販売した。
人気は予想通り、開店前から並んで待っていた子どももいて、あっという間に売り切
れた。オス150円、メス100円。総売上(=収益)は2700円だった。
もともと当てにしていなかった天の恵、それにしても前日の不手際がなければもっ
と利益があったはず。しかし実は利益などよりも、かぶと虫を目の前にした子どもた
ちの目の輝きと、仲間に聞いて遅れて来て「もう売り切れ?」とがっかりした子ども
の寂しそうな顔を思い出すと、やすやすと集団逃亡を許したことが悔やまれてならな
い。来年こそこの責を果たさねばならぬと心に誓った次第である。
最後にこのたびの作戦にかかわった名誉ある隊員の名前(敬称略)を挙げておく。
隊長・指揮官 青山、 副長 (兼インストラクター) 福井
隊員 東(晃)、佐々木、馬場、東山、百々 (外人部隊) 阿部、加藤 (=GS所属)
注 :阿部は「昆虫博士」と呼ばれている。
【広告】 ★「かぶと虫隊」隊員募集中、作業時の飲物支給。
希望者は青山隊長まで
(H記)
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穴を掘って、杭を打ち、柵を作り、モグラ対策ネットを張る |
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枯れ落ち葉を集め、枯れ落ち葉を積み上げ、飼料種まき |
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カブトムシ販売 担当 :東晃一、東山武嗣、百々満、馬場勇治 |
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BS20団の模擬店 |
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鳥見夏祭り 会場 :鳥見小学校 |
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飼料種代 2,000 円、アイスクリーム・飲み物代 4,741 円 を、OB会会計から支出しました。
カブトムシ販売収益 2,700 円 は、OB会会計に入金しました。

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