祖父について

     

  管理人の尊敬する人物は 宮武骸骨氏 であるが、あまり知名度が高くない

ようでたいがい聞き返される。

 この人も紳士っぷりもかなりのものなのだが、検索すれば彼の業績はいくらでも出てくるので

今回は管理人の尊敬するもう一人の人物、祖父について語ろうと思う。

 

    祖父は戦争経験者であるが、彼はずっと

   床の間に戦友の頭蓋骨を飾っていた。

 

    頭蓋骨を「飾っていた」と表現するのが適当かどうかはわからないが、とにかく床の間に

   新聞紙をひいて、その上に無造作に置いていたらしい。

    管理人やその従兄弟、すなわち孫が産まれてさすがにこれは教育に悪いと考えた

  祖母や他の家族に  「その頭蓋骨を何とかしてくれ。」  と懇願された祖父はある日

  その戦友の忘れ形見(?)を

 

  燃えないゴミの日に生ゴミと一緒に捨てたのであった。

 

   まあとにかく、その決断力おおらかさ、間違いなく紳士である。

                                     

この心意気に免じて、この行動は 「死体遺棄」 でなく 「死体粋」 と言って頂きたい。

 

( 時効ですよね?)     

 

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アルバイト、T君(其の弐)

 

  

  私がボウリング場の社員だった時の話である。そこに、T君という大学生のアルバイトがいた。彼は

「天然大王」と呼ばれていた( 呼び始めたのは私だが )が、その由縁となった話をひとつ。

 

  昔、切手集めがはやった時代があった。外国切手がおまけについてくるお菓子まで普通に

スーパーで売っていた時代である。

  今にして思えばあれは外国切手に見せかけただけの「偽切手シール」だったと思う。 

  恥ずかしながら私もそのブームに乗って色々集めていたので、他のアルバイトとそんな話をして

盛り上がっていた。

  そこにT君が

「僕も集めてた!珍しいの持ってるよ。記念切手の本にも載ってないやつ。」

と話に入ってきた。なつかしさと好奇心からそのコレクションを見せてもらうことになり、彼は

次のアルバイトの時にそのコレクションを持って来てくれた。

  私たちはそのコレクションを見て、絶句した。

 「・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 「・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

 これは切手ではなく収入印紙じゃあ!!

 

  子供の頃に母親の机の中でこれを発見、記念切手だと思い込んで集めていたらしい。

今まで気づかなかったのか、成人してるだろおまいわ。 

  

  こうして彼は「天然大王」、あるいは「天ボケ大王」の称号を不動のものにしたのである。 

                         

  ・・あれ?この話紳士と関係ないや・・。              

 

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アルバイト、T君(其の壱)

     

  ある日のこと、T君は同じアルバイトの女の子に呼び出され、告白された。

その時の彼の返答は

 

「それ、何の罰ゲーム?」    

であったという。(女の子談)

 

  いきなりの告白に舞い上がることもなく、何かの罰ゲームで無理に告白させられているのだろうと

相手を思いやるその姿勢、まさしく紳士である。

         

  本当に罰ゲームでの告白であったのが悲しい・・。 (笑えないオチだね。)

 

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いっ○く堂氏

 

  腹話術の新しい可能性を示した、いっ○く堂。彼は元々若人あきら(「我修院 達也」、ですね。)の

弟子で、元々モノマネをしていたことは皆さんご存知であろうか?

  まあ、そんな事どうでもいいんですけどね。

  とにかく、彼が人気絶頂で、ありとあらゆる番組に出ていた頃の話です。

その日も彼はある番組に出演し、彼の名を一躍世に知らしめた名人芸である

「衛星中継」(口の動きより声が遅れて聞こえてくる、あの芸です。)を披露していました。

 

  その芸をラジオでするのはどうか?

 

 超売れっ子でありながら番組を選ばないその姿勢、まさしく紳士ですね。

 

                           ・・少しは仕事選んでやれよ、事務所も・・。               

 

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山下清画伯

     

  「裸の大将」として有名な山下清画伯。彼が旅先で出会った人におにぎりをもらって

生活していたことは皆さんもご存知のことだと思う。

  ある人が大将 (萩〇欽一氏のことに非ず )にこう聞いた。

「もし、ずっと誰にもおにぎりがもらえなかったらどうするんですか?」

  彼の答え。

 

「ぼ、僕はもらえるまで歩き続けるから、

    もらえないということはないんだなあ。」

 

  すばらしい答え、まさに紳士。 我々もこのような生き方をしたいものである。

まったく笑いはないが、気にしてはいけない。

 

  ところで山下画伯って本当にこんな話し方をしてたのかどうか、知ってる人いたら

メールください・・。

                            

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