過去の作品・文章編

 

「世界征服のススメ」

 

 睡眠のススメ

 

 高二の時の作品。当時所属していたクラブの関係でエッセイを頼まれて書いたエッセイ。
(三者面談の時に保護者に配る校内の広報誌に記載された。) 
 活字になる際に本人(管理人)の許可なく勝手に文章に手を加えて発表された。教育者が 
そんなことしてええんかい!?
 現物がどこかにいったので証明できないのが残念。(見つかり次第アップします。)

 ところでこれ、 『 銀河英雄伝説 』 でヤン・ウェンリーが書きかけていた論文に対する
オマージュだったのだが、わかる人います? 

 

  睡眠のススメ

 

                                         夢供養

 『 睡眠 』 。これは神が我々に与えたもうた偉大なる娯楽である。

 あたたかい布団の中でのまどろみ、これを越える悦びが存在するであろうか。

授業中にフッと意識が事象の水平をさまようあの瞬間、布団の中での「あと五分。」、
                                  
ヒュプノス
 みかんが置かれた炬燵に入り、やがて襲い来る眠りの精の誘惑に屈するあの瞬間・・。

 この時、人は生きる悦びを実感する。生きる悦びを噛み締める。生きる悦びに

うちふるえる。

 How wonderful sleeping is!

 神はなんとすばらしいものを我々に与えてくださったのだろう。
                                 
い つ で も ・ ど こ で も          
 金もかからず、くたびれる、何の道具もいらない。時間も場所も選ばず、やりたい時に

すぐできる。これを神が我々に賜った素敵な贈物と言わずして、何と言おう。

 我々はこの神の行為を無駄にしない為にも、もっと眠らなければならない。

 

 睡眠は五千年前から人の良き友人であり、良き伴侶であった。五千年後もおそらく

そうであろう。

 つまり、人類の歴史は常に睡眠と共にあるのだ。これは、この世に生を受ける前は
              
まっと
母の胎内で眠り、生を全うした後は永遠の眠りにつく、

ということからも明らかであろう。
                                              
ゆうぎ
 人と睡眠とがこれからも無二の親友であり続ける以上、この二人の友誼を妨げることは
なんぴと
何 人にも許されない。

 授業中に眠ってはいけない?授業が何だというのだ。そんなもの、この人類の永遠なる

親友との友情の前にはゴミ以下の存在でしかない。

 授業なしでも人は生きていけるが睡眠なしに人は生きていけない。睡眠は授業の幾万倍

もの価値があるものなのだ。

 

 人は生きるために最善を尽くす権利がある。よって、ストレスの溜まる授業中に眠るのは

人として当然の権利なのだ。 『 授業中に眠ることを許さない 』 というのは人権侵害も

はなはだしい。たかが一介の地方公務員ごときが口に出来る台詞ではないのだ。


               
いねむり               
 しかし、現代における睡 眠の地位はあまりにも低い。

 もっと睡眠のすばらしさを認識し、社会的地位を高め、履歴書に堂々と 『 趣味・昼寝 』

と書けるような世の中に変えていきたいものである。

 

 

 蛇足な解説 ; ちなみに冒頭の 『 夢供養 』 というのは当時から使っている管理人のペンネームである。
           通常は 『 ゆめくよう 』 と読むが、『 むきょうよう 』 と読むのも可。出典はさだまさし氏の
          アルバムタイトルである。( そのアルバムは持ってないし、聞いたこともないけど。)
           ・・って、本当はこれ、本名で発表されてたなあ、そう言えば。 

           原稿では私の母校でしか使えないネタが入っていたので  ( 数学担当の N という教師が嫌い
             だったので、最後から4行目などは 『 たかが一介の地方公務員のN教師ごときが 』 などとしていた。)
 
             
少し変えたが、ほぼこのとおりであった。 

           しかし、原稿はそうしていたのに印刷では 『 一介の地方公務員ごとき 』 がカットされていたり
          『 だから睡眠の方が授業より大事なんじゃないかと思っちゃったりしちゃったりする。』
          などという回りくどい変な文章に変えられていたりした。
           明らかに著作権の侵害じゃないか、教育現場のはずなのに。

           勝手に改訂した文章、私の本名で発表して欲しくなかったなあ・・。

 

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 世界征服のススメ

 

 いつ書いたのか不明。何故書いたのかも不明。
 昔のワープロ (カシオワードSW-6000) を久しぶりに見てみると、フロッピーの中に残っていた。
そのワープロを使っていた時期から考えて、中学か高校の時の作品だと思われる。 
 文体からして、おそらく田中芳樹氏の小説に感化され、何か偉そうな文章を書きたかっただけであろう。

 当然のことながら、歴史的素養もない者が適当に書いた物なので間違いがあっても気にしないでほしい。

 

 

  睡眠のススメ

 

 アレクサンダー大王、チンギス=ハン、ナポレオン、ヒトラー、ショッカー、

死ね死ね団・・・・。
                   
あまた 
 過去、世界征服を企んだ者は数多いるが、成功した例は一つもない。

 はたして 『世界征服』 は実現不可能な命題なのか?狂人の見る夢物語に

すぎないのか? 答えは 『否』 である。

 方法はいくつか考えられるが、少なくとも机上・理論上では世界征服は可能である。

 ただ一口に 『世界』 と言っても色々な解釈が成り立つ。 例えば昔の日本では

「日本・唐 (中国)・天竺 (インド)」の三つを三国と称し、それで全世界を表したように。

 よって、ここでは 『世界』 を地球上の主な国と定義し、海底王国や地底王国、

ムツゴロウ王国などについては考えないものとする。

 ではその方法を示し、実現性を検討してみることにしよう。

 

a. すこぶるつきの美女をたらしこみ、その女性に世界を支配している人物 

   (それを特定するのも難しいが、それは後に j. で述べる。とりあえずは米国大統領か国連理事長、

   あるいは華僑の最長老あたりであろうか?) をたらしこまさせる。

   目的の人物が男である保証も男色家でないという保証もまるでないが、その時は

  自分自身で直接たらしこめばいいだけの話である。

   「歴史は夜つくられる」という言葉もあることだし、かなり有効な方法であると思われるが

  次のような欠点がある。

   ○目的の人間と会うのがかなり困難であると予想される。
   
○接触できたとして、女性が確実にその男を骨抜きにできるとは限らない。
   
○骨抜きに出来たとして、その女性が裏切らないという保証がない。
   
○何よりそもそもそんな美女をたらしこむ技量がない。

  ・・これらのことから考えて、実行はかなり困難であると予想される。

 

b. 世界 (経済) を支配している人物 (以下マスターと称す。) をクスリ漬けにし、
  
かいらい
  傀儡に仕立て上げる。

   

   
○これもマスターへの接触がネックであろう。

   考えられる方法としてはマスターの侍医になる、などが考えられるが、

  もちろん侍医になるほどの信用を得るには膨大な時間と実力、そして

  運が必要であろうが。


c. 何らかの方法を用いてマスターを洗脳し、傀儡にする。

   ○これも実行難度はほぼ b.に準じるであろう。


d. 自分が超能力に目覚めるのを待ち、その力を用いて世界を支配する。

   ○・・考察の対象にならない。

 

e. テレパシーで宇宙人を呼び、協力してもらって世界を支配する。

   ○d.に同じ。



                       
そ こ う
f. タイムマシンを開発して時を遡行し、過去の地球を支配する。

   昔は人口も少なく、たいした武器もなかったので比較的簡単に

  武力制圧できるはずである。

   ○できるもんならやってみろ。


g. 全世界の人間を洗脳し、自分を世界の支配者だと思い込ませる。

   人間の可聴域を超えるぎりぎりの周波数で特定の電波を流せば

  サブリミナル効果が生じ、洗脳とまではいかないまでも全人類を

  アパシー (無気力) 状態にし、救世主 (支配者) の出現を待ち望む土壌を

  つくることは可能だと思われる。

   ただ、それを実行すると

   ○全人類がアパシーになっているため経済・文化が衰退し、日常生活にも支障が
   出る可能性が高い。
   ○全人類を洗脳するほどの電波を流し続けるには天文学的な金額がかかり、それを
   どうやって稼ぐのか?

   
○サブリミナルコントロールは法律で禁じられている (電波法にも違反している)
   ために効果が出る前に捕まる可能性がある。

  等を考えると、これも実現は難しそうだ。   

  

h. おのれのカリスマ性によって人類を統括する。



   
○これは織田信長・ヒトラーを超えるキリスト級のカリスマ性が必要で、かなり実現性は
   低い。少なくともサイババごときに負けるようでは話にならない。
             (サイババって・・。 これを書いたの、かなり前だからなあ。)
   ○また、仮に成功したとしてもそのカリスマ性を維持するために行動が制限され、かなり
   窮屈な思いをすることになるであろう。

   カリスマ性とは生来のものであり、個人差が大きいので実現性は各人によって

  大きく変化し、実現性はここでは全く予想がつかない。



i. 核シェルターに入り、リモコンで核ミサイルを撃つなり細菌兵器を使うなりして

 人類を滅亡させる。

  生き残ったのが自分だけなら、世界を支配したと言えないこともないだろう。

   ○旧ソビエト経由などで核シェルターを入手すれば実行できないこともないだろうが、
   世界征服したというカタルシスもメリットも全くない。

  

j. 密かに宇宙戦艦を建造し(ここにすでに無理がある)、宇宙人が侵略しに来たと全世界に

 思い込ませる。 またはNASAから捕らわれの宇宙人を救出し、協力を求めても良い。

 
   このような強大な外敵が存在するとなれば各国も一致団結せざるをえず、初の

 地球統一政府が誕生するであろう。これにより、地球代表者(マスター)が誰であるかを

 明確にすることができる。

  何しろ敵の宇宙艦隊を操っているのは自分なのだから地球軍として戦えば連戦連勝、

 破壊してしまわない程度に勝ち続けていけば不敗の名将として地球統一軍の最高峰に

 君臨することができるであろう。

  軍の全てを掌握してしまえばこっちのもの、統一政府を粛清してしまえばよい。これで

 地球は我が物にできる。

   ○宇宙艦隊をつくるには超天文学的金額、超天才科学者、広大なスペースが必要である。
   ネズミ捕りか何かで宇宙人を捕まえる方が早いであろう。
   ○粗大ゴミ捨て場から拾ってくるなり何なりして宇宙艦隊を手に入れたとしても自分が栄達する前に
   他の司令官に全滅させられてしまっては元も子もない。つまり、本当に天才的な戦術家でなければ
       ならないのである。

 
  ・・などの理由を考えるまでもなく、これは不可能であろう。 だいたい前提条件からして

 無理がありすぎる。


k. 自分は世界を征服したのだと自己暗示をかけ、ひたすら眠り続ける。

  夢の中では自分は神である。世界征服だろうがハーレムだろうがやりたい放題だ。

   「我思う、故に我在り」という言葉が示すとおり、自分が意識し、信じ込んだ世界こそが

  その人間にとっての現実なのである。 よって、一生世界征服の夢を見続ける人間は

  主観的な立場において、世界征服を成し遂げたと言っても過言ではない。

   それの体験コースとでもいうべきものがクスリでラリることであるが(?)、クスリが

  入手しにくければチョウセンアサガオやアジサイで代用することができるし、

  ハルシオン(睡眠薬)でも充分トリップできるので興味ある人は一度試してみると

  よいであろう。即座に体と脳を壊し、人生を台無しにすること請け合いである。

   (本当に実行しても、当然私は一切責任を負う気はないので、そのつもりで。) 

   これは、これまでに述べてきた世界征服法の中で一番実行可能率・成功率が高いと

  思われる。

   ただ、世間ではこれを『究極の現実逃避』と呼び、実行した者のことを『シャブ中』、

  あるいは『廃人』と呼ぶ。まあ本人はそんなこと気にせずに彼岸の世界に行っているので

  あろうが、身内はえらい迷惑である。

   また、これをクスリなしにおこなえる者は『妄想家』(私か?)や『シンデレラコンプレッサー』

  と呼ばれる。

 

   さて、この他にも色々と方法が考えられるが (例えば誰かが世界を征服して、きまぐれに

  その地位を自分に譲ってくれるのを待つ、など。)、ここで発想を変えてみよう。

   世界を征服して自分が何をしたいのか、を考えてそれを実行することによって自分が

  世界を征服したのと同じ結果を得るのである。

   では、世界征服を目指す男の目的とは何か・・?

 

   もちろん、後宮(ハーレム)をつくることである。

   ヒトラーはバイセクシャル(両性愛者)だったらしいが、彼が世界征服を実現させていた

  あかつきには、さぞかしおぞましいハーレムができていたことであろう。

   (まあ信長にしろ家康にしろ、軍人に両刀は数多いが。)

   では、ハーレムをつくるにはどうしたらいいか?

   これも多々方法はあるが、一番手っ取り早いのはやはり、金の力を使うことであろう。

   

   というわけで、「世の中銭や!」という格言をもって、この文章の結びと

  させていただこうと思う。

 

   なお、この文章は資料を一切参照せず、うろ覚えのあやしげな知識だけを頼って書いた

  ものなので、間違いがあってもあしからずご了承願いたい。

 

 

 蛇足な解説 ; こんな物の、何を解説しろと言うのか。

           いったい何考えてこんな文章書いたんでしょうねえ?

 

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