先日、某週刊ア○キーで連載している漫画の単行本を買って来ました。
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何冊かまとめて買って来たわけですね。
で、
なんでこの二冊が同じ内容なんだよ!
「美味し○ぼ」とか、どれを持ってるのかわからなくなって同じのを買ってしまったことは
何度かあったんですがね? 同時に同じ本を買ってしまったのは今回がはじめてです。
いろはにほへとちりぬるを わかよたれそつねならむ
うゐのおくやまけふこえて あさきゆめみしゑひもせす
「いろは唄」、ほとんどの人がご存知でしょうが、
これは日本の50音(正確には48音ですが。)が一文字ずつ出て来るために
今で言う「あいうえお・・」、の50音代わりに使われていました。
ここから
「色恋沙汰は昔 色(いろはに・・)からはじまるのが普通だったが、最近は
愛(あいうえおあ・・)からはじまるのが一般的になった。」
などと言われることもありますが、それはともかく。
これを意味がわかりやすくなるように漢字に直すとこうなります。
色は匂へど散りぬるを わが世たれぞ常ならむ (諸行無常)
有為の奥山けふ越えて (諸法無我) 浅き夢見じ(涅槃)酔ひもせず(寂静)
これだけでも趣のある名句なのですが、ひらがなにして7文字ごとに並べ、、
文末の言葉をつなぐと次のようになります。
いろはにほへと
ちりぬるおわ か
よたれそつね な
ら むうゐのお く
やまけふこえ て
あさきゆめみ し
ゑひもせす
「とかなくてしす」。
当時は濁点を書きませんでしたから、濁点を補足して意味をわかりやすく書くと
「咎(とが)なくて死す」。 つまり、無実の罪で死ぬという意味になります。
さて、これからわかるように昔は濁音を書かなかったんですね。
(ここから 「いろは」 、一切関係ありません。w )
これによって色々誤解が生まれることもあります。
「ハケに毛があり ハゲに毛がなし」 「カラスは黒く、ガラスは透明」
大違いですね。
さて、こんな日本語の難しさをよく表した「鏡屋女房」という落語があります。
では、それをダイジェストでどうぞ。
田舎から大阪見物にやってまいりますというと、必ず日本橋、道頓堀の芝 居をゾロゾロと
見て歩いたんやそぉですが、伊勢参りの帰りは京、大阪を見 て帰るというのがお定まりの
コースでした。
あのへんをウロウロもの珍しぃにキョロキョロしてますというと、鏡屋さんがございまして、
看板に 「おん かかみところ(御鏡処)」 と書いてある。それをフッ と見て……
●ちょっと見てみぃ
■何じゃい?
●大阪ちゅうとこは、けったいなとこじゃ なぁ
■何や?
●あの看板を見ぃちゅうのじゃ、御嬶(かか)見処としてあるぞ
もちろん「御嬶(かか)」というのは「カカァ」、いわゆる奥さんのことです。
■カカ見処? カカ、見せる奴があるんか大阪わ?
●ここのうちじゃ、覗いてみよか……
ヒョッと覗いてみると、店の真ん中に若い綺麗な女房さんがチン と座ってます。
これがなかなかの別嬪で、
●ちょっと見てみぃ、こら美しい女房じゃぞ
■ウホッ、わしゃ御カカて、自分 の女房に御の字を付けるアホがおると思たが、
これなら御付けるはずじゃ。 こんなおなごちょっとおらんぞ…… 美しいなぁ〜……
皆 見てみぃ、こんな綺麗な御カカ様じゃ。こんなおなごはちょっと見られんわい
こら役者より綺麗わい。
ワァワァ言いながら村へ帰ると、ほかの話はみな忘れてしまって、大阪の日本 橋には
日本一の美しい嬶様が居る、あれを是非見てこい。 などと言うわけで、次 の伊勢参りには
そこが観光コースに入ってしまいました。
★お前、去年も行たなぁ
●あぁ、わしゃ去年行た
★その美しい嬶様ちゅうの はどこじゃい?
●こっちじゃこっちじゃ、わしゃチャンと覚えたぁる……こ このうちじゃ。
見てみぃ、これじゃこれじゃ……
と来たんですが、一年経つあいだに鏡屋は引っ越してしまっておりまして、あとには
三味線屋が来てました。ここには若いお嫁さんは居らず、お婆さんが一人座っている。
去年来た男はとりあえず、今年はじめて来た男に先に店を覗かせます。
●ほれ、見てみい、ものすごい別嬪さんやろが。
★・・おまえ、こんなんが趣味やったんか・・。
●何言うてんねん、見る目がないやっちゃのう。ものすごい美人やろが。
★・・いや、別に誰に迷惑かけるわけでもないんやからええんやけどな・・。
●もうええ、価値のわからんもんに見せてもしゃあない。俺が見る!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
あれ? 去年は確かにビックリするよぉな美しい嬶様が 座ってたんじゃが……
★家、間違ごぉてるのやないか?
●いや、確かにこの うちじゃ。ここに「おんかかみところ」と書いてあるはずじゃ……
ヒョッと見たら看板が替わって 「こと しゃみせん(琴 三味線)」 と書いてある。 【さげ】
●あぁ、あかんわ。 今年しゃ見せん のじゃ。
いやあ、日本語って本当に難しいですねえ・・。
それは、私がまだ学生だった頃の話である・・。
当時彼女がいなかった私に、友人K藤が「女の子を紹介してやる。」と言い出した。交換条件は
レポートの代筆。
それほど彼女が欲しかったわけでもないのだが ( いや、嘘でないって )、好奇心から一応
どんな娘なのか聞いてみた。すると
「 西村知美によく似てる。」
との答えが。
・・※トロリン似だと!?
(※ ちなみに「トロリン」とは西村知美の愛称である。私が何故この呼び名を知ってるのかは、秘密。)
バブル期、斎藤由貴の「卒業」テレカに 30万円の値がついて話題になったことがあったが
実は西村知美の「日産」テレカは、100万円までいった。
いわゆる「大きいお友だち」(ア〇メイトなんかに来ている人たち ) の中で彼女の評価は
絶大なものがあるのだ。
もちろん私はそんな人種とは関係ないのだが、西村知美は嫌いではなかった。
彼女のことを、かなりの淑女だと認めているからだ。
昔 「ゲテモノ料理ツアー」のような企画番組に出ていた時、一緒に行動していたう〇み宮土里が
彼女を驚かせようと、ネズミの丸焼きなどのゲテモノ料理を出した。
しかし彼女は
「わーっ、う〇みさん、これそのまんまの形ですよお。」
と語尾にハートマークを付けながら平気で食べ始め、
「ほらほら、この肩ちっちゃくてかわいーっ!」
といちいち部品を見せつけていたため、逆にうつみの方をダウンさせていたのである。
笑顔だけで相手を撃退する菩薩のような彼女、まさしく淑女である。
だいたい私は趣味を聞かれて 「成分献血です。」
と答えたアイドルを他に知らない。
それはともかく、別に私は 「西村知美に似ている」 と聞いて狂喜乱舞していたわけではない。
元来
疑り深い慎重な性格の私は、一つの懸念を抱いていた。
・・もしかして 単なるアニメオタクの女の子じゃあるまいな?
「うる星やつら」のシナリオに応募して三次予選まで残ったとか「すごいよ!マサルさん」の
大ファンであるとか今の夫とのデートは漫画喫茶ばかりだったとか、一般的な彼女に対する
イメージは間違いなく「漫画オタク」というものであろう。
K藤が漫画好きな女の子のことをそう表現したとしても不思議ではない。
いや、私的にはオタクな女の子でもOKなのだが。
それでも一応確認をとってみた。
「おいK藤、その娘 性格が似てるだけとかいうんじゃあるまいな。」
「ああ、ちがうちがう、本当に似てるから。もし似てなかったら一万円やる。」
そこまで言うからには嘘ではあるまい。
翌日、自分が受講してもいない授業のレポートに苦しむ私の姿があった。
数日後、待ち合わせの居酒屋に向かう私。
店内にはすでにKの姿が。
「おお fe、ここだここだ。」
私の名前を大声で呼ぶK藤。
・・・・・・・・・?
Kのいるテーブルには他に二人。
一人はKの彼女だ、何回も会っているからこれは間違いない。 しかしその隣りにいる、
あれは何だ?
走るより転がった方が早いと思われるあの肉塊、どう見ても西村知美ではない。
それ以前に女の子として認めたくない。
「か・・・、K藤ぉ?」
もしかしたら私の声は上擦っていたかもしれない。
何かの間違いであってくれ、私はそう祈りながら席についた。
しかしK藤はにこやかに、死刑執行を宣言した。
「あ、紹介するわ、この娘がこの前言ってた
石村知美 さん。」
・
・
・
・
しまったそういうオチかぁ!!
「西村知美」と、「石村知美」。
確かに・・似ている。K藤の言葉に嘘はなかった。
レポートに費やした疲労が一気に襲い掛かる。
こんな時でも そのしゃべるボンレスハムと
笑顔で話を合わせる自分の社交性が憎い。
・・その日のビールは、苦かった。
お詫び
すみません、このネタに限り、すべて嘘です。
私は友人に女の子を紹介してもらったことはありません。
もちろん西村知美さんに関する記述(趣味が成分献血とか、テレカが100万円までいったとか。)
は事実ですが、私が「彼女のことをトロリンと呼んでいる」などという痛い事実は
一切全くかけらもコレっぽっちもありません。
けっして彼女が「がんばれ!キッカーズ」の主題歌を歌っていた時代からのファンである、などという
ことはないので誤解のなきように。
いや、マジで・・。
ヤクルトから出ている「ミルミル」はご存知だろうか?
もう何年前のことだか忘れるくらい昔の話だが、その商品のテレビCMをしていたことがあった。
詳しくは忘れたが、確か爽やかっぽくミルミルを飲む画面の後、商品のアップとともにナレーション。
「・・・180℃で完全殺菌!」
その直後に
「ビフィズス菌が生きている!!」
ってオイ。ビフィズス菌も菌には違いないと思うのだが。
まあ、だからすぐにこのCM流れなくなったんだろうけどね・・。
金城武をモデルにした 『鬼武者』。
松田優作をモデルにした『鬼武者2』。
・・と来たら次はもちろん、
山下達郎をモデルにした『落ち武者』だよな。
これが本当の、『オチ武者』・・。
・・・・・・・・。
ごめん・・・・・。
以前、求人のチラシを見ていると次のようなものがあった。
占い師募集。初心者歓迎。
とある占いの館の求人であったが、正直こんな所で何千円も出して占ってもらう気には
なれない。
確かに占い師は「はったり」と「話術」の職業だが、もう少し神秘性が欲しいなあ。
他の地方の友人に聞いたら、関東では割とよくある求人らしいのだが・・。
宇能鴻一郎 氏をご存知であろうか?
”わたし、『じゅん・・』ってしちゃったんです。”という独特の文体でお馴染み(?)の、
著名な官能作家である。
彼は、口述筆記らしいぞ。
人前であの文章を語り続けることができるって、ある意味紳士かもしれんが・・。