春日大社のフジを鑑賞して、天気もいいので周辺の散策をする。春日大社には若宮15社やその他の摂末社がいくつもある。下の写真では、若宮14番目の金龍神社である。開運財運をお守りくださる神様とあるが縁がないが宝くじでも当たるといい、などと不謹慎な考えを持ってしまうが買っていないので当たるはずもないか。
春日山遊歩道から新薬師寺方面に行く道は、3つあるが真ん中の「中の禰宜の道」から高畑の方に出て新薬師寺に向かった。この中はずべて春日大社の敷地内である。途中でところどころに野生の藤の花が見られた。
春日大社にきた目的は、萬葉植物園の藤がきれいに咲いている頃との話を聞いたからだ。ここは昭和7年開園で約300種の草・木・花が季節ごとの開花するという。この時期は藤の花になるのだ。20品種・約200本あるという。目の高さで見られるように立木造りの棚にしているそうだ。
さすがに近畿各地からの観客が多く、満員の混みようだ。藤の園に皆な集まってくるからだ。案内で、ここは花えお見せるためにしているので、写真撮影で場所取りして観客の邪魔をしないようにと呼びかけてしる。しかし、平気で三脚を立てて、入ってはいけない場所にいたり、通路でとうせんぼしている輩もいる。最近は写真マニアが増えているのはいいが、マナーの悪いのも増大しているようで困ったものだ。
今年は、早生咲きが遅れて、遅咲きと一緒になって最高の見映えになった。と案内放送では説明していた。気象異常が良い結果になっていることもあるのだ。目的はたっせたので早めに出た。次々と団体の観光客がくる。やはり圧倒的におばちゃんが多い。写真は無人のようになっているが、人が入らない様なタイミング、入った場合はできるだけカットしているのだが。
下の写真 上2段は春日大社参拝所前にある「砂ずりの藤」は、花の穂が地面の砂に触れるほど長くなることから付けれたらしい。樹齢800年と言われている。
その下以降は、萬葉植物園の藤の園で、名前があるが照合する手間がなくてきれいな写真から掲載した。
GWも済んで奈良の観光地も空いていると推測して久しぶりに奈良公園にでた。目的はフジの花を見たいとの思いだった。こうなるとやはり春日大社になるので、まずここに行く。なだらかな参道を歩いて南門を通過すると、拝殿の左横に藤の花が見られた。
藤の由来は、春日大社の社紋が「下り藤」。 藤は境内随所に古くから自生し、藤原氏ゆかりの藤ということもあり定紋化された。美しい藤の花穂が1m以上垂れ下がり地面の砂を擦るほどのびることから、「砂ずりの藤」と呼ばれている。毎年長さが違うらしく今年はそれほど長くなかった。樹齢約800年と古く鎌倉時代後期(1309)に書かれた絵巻「春日権現験記にもこの場所に藤があったことが書かれているとか。ノダフジの変種といわれる。 満開をやや過ぎたようで枯れた部分もあった。