和歌山の花が早いということで、和歌山城を目指して行った。南海電車は難波から和歌山市まで1時間強かかったが、逆方向で朝のラッシュでも比較的空いている。関空行の方が混むかも。和歌山城は和歌山市駅から歩いても15分程度であるので、実際は先にマリーナシティにバスで行って、帰りに寄ったのだが先に掲載する。

 和歌山城は徳川御三家の一つ紀州藩紀州徳川家の居城だったところで、国の史跡に指定されている。標高48.9mの虎伏山(とらふすやま)に建造され、北部を流れる紀の川を天然の堀とする姿だ。本丸の北側に二の丸が配され、その外に大きく三の丸が配された平山城である。数度の火災に遭ったが、その度に再建され、城跡として現存しているのは最盛期の4分の1ほどの面積になっている。

  天守は大天守と小天守が連結式に建てられ、更に天守群と2棟の櫓群が渡櫓によって連ねられた連立式と呼ばれるもので、姫路城、松山城と並んで日本三大連立式平山城の一つに数えられている。という。現在のものは、昭和33年(1958)に再建されたもので、鉄筋コンクリート構造による外観復元とされた。階段も広くて観光客向けになっている。

  桜はソメイヨシノを中心に約600本もあるそうで、門を入ったらすぐ横に桜並木があり大勢の人が満開の桜の木の下でシートを敷いて宴会をしている。中に入る余地はぜんぜんない混みようだった。平日なのに暇な人が多いものと、自分のことは棚にあげて感心する。子供連れが多くて、入学式かなんかで終わってから押し寄せてきたような感じもした。

24年の花見 (上)   和歌山城