Merci, Stanick!


あ、写真撮らなきゃ…(その2)
ひどいalt文を書いていましたが、本当にこんな状態だったもので。(^^;)
2001年バンクーバー世界選手権の男子ショート最終グループ。当時の観戦記を読んでいただくのが一番手っ取り早いのですが、第4滑走だったエルビスがジャンプ2ミスの散々な演技だったため、第5滑走のエルドリッジと最終滑走の彼、スタニック・ジャネットの演技の時には頭と体が別の所にある状態でした。カメラを構えてはいるのですが、シャッターを押すところまで神経がつながらない。
そんな状態であったのですが、正気に戻ってシャッターを押した一瞬がありました。それがこの一枚です。(左手の先と右足がぶれているのは動いているから。ちなみにシャッタースピードは1/250秒です)茫然自失のところを正気に戻してくれたのは、個性だけでなく最終グループに入るだけの力がある選手だということでしょう。
この写真に関してはお礼の気持ちはもちろんですが、茫然自失の状態で見てしまってごめんなさいという気持ちもあります。
ちなみにこの世界選手権での彼は予選、ショート、フリーと全てエルビスと一緒。同じグループの選手には一通りちょっかいを出す握手をして回るエルビスに対し、律儀に3回とも笑顔で握手に応えていました。いい人です(笑)。

個性的な演技で知る人の間では人気が高い彼ですが、世界選手権への出場は結局この大会が最後になり、2005年のオフシーズンに競技生活からの引退を表明しました。その後はヤグディンのショーに参加したりと、さっそくプロスケーターの生活を始めているようです。
何らかの形で見られるといいですね。

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