念願かなって慶州へ

 9月の中ごろ いつもの山歩き仲間と里山を歩いていた。
メンバーの中に韓国通が二人いる。
韓国語をマスターして、韓国各地を個人旅行で隈なく歩き回ったという、KさんとOさん。
年は私より若いけれど、中年過ぎてからのこのバイタリティーは私にとって羨望の的だった。

『続日本紀』を勉強していて思うのは、奈良時代は朝鮮半島特に新羅との関係を抜きにしては
語れない。特に奈良時代後半では、新羅使節の記事や新羅交関物の記事などが発表のテー
マになっていた。

急速に新羅の都「慶州」に関心が高まっていった。

韓国ドラマを見ないので、一時の韓国ブームはあまり関心は無かったが、発掘の成果も上が
っているという慶州は一度は見てみたい。

そんな思いから、歩きながらふと「慶州にいってみたいな」とつぶやいた。
韓国通のKさんとOさんは 慶州には幾度もいっている。今更 初心者の観光旅行の世話など
迷惑な話だろうと思っていたから、「一度は 宇宙旅行に行ってみたいなー」くらいのノリだっ
た。

同行していた他のメンバーの反応も「あ、そうなの」ぐらいで、その日は楽しい山談義で山行を
終えた。

 それがなんと!!!
数日して「ピーチの1500円の航空券とれたよー」とのメールが入った。
かくして 11月21日 関空から釜山に向けて「五日間 慶州満喫の旅」に女5人は旅立った。

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