医院においてあるパンフレットより

ここではいろいろなパンフレットの中身を紹介します。


<アレルギー検査の進め方>

問診 1:家族歴 2:季節性 3:食物 4:ペット 5:住環境 6:職業
血液検査 特異的Ige検査・アトピー鑑別試験・ 非特異的Ige検査
確認 除去試験・誘発試験
治療 原因療法・対症療法・減感作療法
経過観察 特異的Ige検査・非特異的Ige検査・ECP(気管支喘息)

問診、特異的Ige検査及び除去・誘発試験等により、
1、原因アレルゲンを特定し、それを回避する。
2、アトピー型と非アトピー型を識別する。
ことはアレルギー診察における治療方針の決定に重要である。


* 問診のポイント *

1:家族歴 アトピー素因は遺伝的傾向がある。家族、親戚に気管支喘息
アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎があるか聴取する。

2:季節性 花粉症や昆虫アレルギーでは、症状の憎悪時期が参考になる。

3:食物 どの様な食物を摂取した場合に症状が出現するのかを、詳細に聴取する。

4:ペット ペットを飼っているか、あるいはどんな動物に近づくと症状が発言するのかを詳細に聴取する。

5:住環境 鉄筋の集合住宅では結露やじゅうたんの使用により、カビ・ダニが発生しやすい。
また機密性が高いため、排気ダクトのない石油・ガスストーブを使用すると、SOx等刺激物濃度が上昇する。

6:職業 親がソバ製麺工場や動物病院、牧畜等にたずさわっている場合、
アレルゲンの家庭内持ちこみにより発症の原因となることがある。


* 特異的Ige シングルアレルゲン193種(保険適用) *
ただし現在廃止になっている項目もあると思います

樹木花粉

雑草花粉 ダニ 寄生虫
カエデ ハンノキ シラカンバ
ハシバミ ブナ ビャクシン クワ
コナラ ニレ オリーブ クルミ
カエデバスズカケノキ ヤナギ
ハコヤナギ トネリコ マツ スギ
ユーカリ アカシア ペカン ヒノキ
ブタクサ ブタクサモドキ
オオブタクサ ニセブタクサ
ニガヨモギ ヨモギ フランスギク
タンポポ ヘラオオバコ シロザ
オカヒジキ アキノキリンソウ
オナモミ アオゲイトウ ハマアカザ
イソホウキ ヒメスイバ ヒカゲミズ
イラクサ カナムグラ
(1)家塵ダニ
ヤケヒョウダニ
コナヒョウヒダニ

(2)貯蔵庫ダニ
アシブトコナダニ
サヤアシニクダニ
ケナガコナダニ
カイチュウ
ホウチュウ
アニサキス
イネ科花粉 真菌(カビ) ハウスダスト
ハルガヤ ギョウギシバ カモガヤ
ヒロハウシノケグサ ホソムギ
オオアワガエリ アシ ナガハグサ
コヌカグサ セイバンモロコシ
コスズメノチャヒキ ライ麦 
シラゲガヤ オート麦 小麦 
オオスズメノテッポウ スズメノヒエ
ペニシリウム クラドスポリウム
アスペルギルス ムコール
カンジダ アルテルナリア ボトリチス
ヘルミントスポリウム フザリウム
ステムフィリウム リゾプス
オーレオバシジウム フォーマ
エピコッカム トリコデルマ 
カーブラリア ピティロスポリウム
ハウスダスト1
ハウスダスト2

卵白
卵黄
動物 昆虫 職業性
(1)哺乳類
ネコ皮屑 イヌ上皮 ウマ皮屑
ウシ皮屑 イヌ皮屑 モルモット上皮
ヤギ上皮 羊上皮 家兎上皮 マウス
豚上皮 ハムスター上皮 ラット 
(2)鳥類
ハトのふん ガチョウ羽毛
セキセイインコのふん 
セキセイインコ羽毛
セキセイインコ血清蛋白
ニワトリ羽毛 アヒル羽毛
ミツバチ スズメバチ アシナガバチ
ゴキブリ ユスリカ ガ ヤブカ
オオバコ種子 
イソシアネートTDI
イソシアネートMDI
イソシアネートHDI
エチレンオキサイド
無水フタル酸
ラテックス
豚肉
牛肉
鶏肉
羊肉
牛乳 果物/野菜 その他
ミルク カゼイン チーズ
α-ラクトアルブミン
β-ラクトグロブリン
モールドチーズ
エンドウ ピーナッツ
大豆 インゲン ハシバミ
ブラジルナッツ アーモンド
ココナッツ
トマト ニンジン オレンジ
ジャガイモ イチゴ ニンニク
タマネギ リンゴ タケノコ
サツマイモ キウイ セロリ
パセリ メロン マンゴ バナナ
洋ナシ モモ アボガド カボチャ
ホウレンドウ グレープフルーツ
綿
魚介類 穀類 食物その他 薬物
タラ カニ エビ マグロ
ムラサキガイ サケ
サバ イカ タコ アジ
イワシ ロブスター カレイ
小麦 ライ麦 大麦 オート麦
トウモロコシ 米 ソバ キビ
ヒエ アワ
ゴマ ビール酵母 グルテン
マスタード 麦芽 カカオ
ヒトインシュリン


* 乳幼児で重要なアレルゲン *

ヤケヒョウダニ ハウスダスト1 ネコ皮屑 イヌ皮屑 卵白 ミルク 小麦 米 大豆


* 学童〜成人で重要なアレルゲン(気管支喘息) *

ヤケヒョウダニ ハウスダスト1 ネコ皮屑 イヌ皮屑 アスペルギルス カンジダ アルテルナリア
ユスリカ(成虫) ガ スギ(春) カモガヤ(夏) ブタクサ(秋)


* 学童〜成人で重要なアレルゲン(アトピー性皮膚炎) *

ヤケヒョウダニ カンジダ ピティロスポリウム ネコ皮屑 スギ 卵白 小麦 米 大豆 サバ



* 原因療法 (除去回避) *

・・・ ハウスダスト ダニ カビ ・・・
ダニは、カビやペットのフケ等を食料とし、またダニ、カビは多湿で不潔な場所で増殖することから
対策は清掃を中心とした環境改善が中心となる。

応急処置 → 除去するには?

1 掃除はほうきで掃くよりも掃除機で吸引する。(じゅうたんは裏側も)吐出し口は戸外に向ける。
2 はたきの使用は避ける。かたくしぼった雑巾等で拭き掃除をする。
3 ふとん、じゅうたん等はひんぱんに日光に当て(2.3回裏返す)、その後必ず表面を掃除機で吸引する。
4 エアコンのフィルターは定期的に清掃する。つけ始めの10分間は換気を行う。
5 シーツ、枕カバー、ぬいぐるみ等は週1回以上、たくさんの水で洗う。
6 カビのはえたもの(食物・落葉等)を除去し、壁、冷蔵庫等は塩素系漂白剤で除菌する。

根本的対策 → 増加させないためには?

1 各部屋の日当たり、風通しをようする。
2 家具はなるべく少なくする。
3 ペット及び植物は室外へ出す。
4 床は板はリノリウムが望ましい。畳・じゅうたんを用いる場合は、裏側に防虫シートを敷く。


・・・ 花粉 ・・・
1 外出時は花粉マスク、ゴーグルを着用する。風の強い晴れた日中はなるべく外出しない。
2 帰宅したら、家の中にはいる前に、衣類や髪についた花粉をはたき落とす。
3 帰宅後、うがいや洗顔(眼や鼻孔内も)を行う。
4 風の強い晴れた日は、窓を閉め空気清浄器をつける。
5 付近のイネ科植物、雑草を除去する。


・・・ ペット ・・・
 1 原因となるペットに近寄らない。ネコは良く洗うことで症状を軽減できることもある。
2 ペットの飼育をやめた後も、数ヶ月は丁寧に掃除する。
3 原因となる動物の毛、羽毛等を用いた製品は避ける。


・・・ 食物 ・・・
1 RAST値が高い食物は、接触性じんましんを防ぐために、皮膚、眼等につかないように注意する。
2 多くの種類の食品をバランス良く取る。
3 インスタント食品にあまり頼らないようにする。


・・・ 刺激性物質 ・・
1 室内では喫煙を控える。花火・線香の煙、ヘアスプレー、香水、接着剤、塗料の溶剤にも注意する。
2 石油・ガスストーブの排気はダクトをつけて屋外へ出す。無理な場合は換気を充分に行う。
3 新品の肌着やシーツにはホルマリンが含まれていることがあるので、洗濯してから使用する。


(資料・・・監修:鳥居新平 発行:ファルマシア株式会社 アレルギーガイド)