英雄の スペクタクルは ヘラクレス
ヘルクレス座はギリシャ神話の英雄、怪力ヘルクレスを描いた星座です。ヘルクレスはアンドロメダ姫を助けた英雄ペルセウスのひ孫にあたりペルセウスの孫のアルクメネと大神ゼウスとの間に生まれました。

しかしゼウスの妻ヘラの恨みをかい毒蛇による殺害を企てられましたが逆に握り殺してしまうほど人並み優れた力を持っていました。

成長するにしたがって益々たくましい青年に成長しましたが女神のヘラの呪いを受けて自分の子供を次々と殺してしまいました。

その償いに伯父のミュケナイ王エウリュテウスから12の困難な仕事を命じられました。

それがヘルクレスの12の冒険です。
首尾よく成し遂げる事ができましたが、敵から贈られた毒を塗った服を着て死を覚悟し薪を積んで火を放ちその中で自らの命を絶ったと伝えられており悲劇の英雄としても有名です。

位置関係はアルクツルスからベガ向かって視線を移していくとベガよりのところに3〜4等星4個が不規則な四辺形を形作っています。これはヘルクレスのキーストン(要石)と呼ばれています。

頭に光るα星はラスアルゲチ(ひざまづくもの頭)と呼ばれ光度3〜4等の変光星で直径が太陽の5 00倍もある赤色巨星です。そばに青色の6等星を従えた全天でも稀に見る美しい二重星です。

ヘルクレスの腰のあたりにM13と呼ばれる球状星団があり無数の星が球状に密集している姿は驚くべき見ごたえです。