川西町周辺の名所をくろねこがご案内します

川西町周辺の町は斑鳩町の法隆寺や安堵町の中家住宅など
のどかな田園風景の中、飛鳥時代から近代に至るまで美のセンスににあふれています。

川を背にして立つ一の鳥居

拝殿 本来のご神体は大和川なのでしょうか


早春の2月11日に開かれる砂掛け祭りは、豊作の祈願で農作や男女の所作を演じます。 餅や早苗に見立てた松葉が投げられ、それを田に供え豊作にあやかろうと、奪い合う人たちに雨に見立てた砂が掛け られます。人々が逃げまどう大騒ぎの祭りとなります。 広瀬の神は水を司る神で蘇我川が大和川に合流するところにあります。
法隆寺駅よりタクシー5分、古民芸まつもとから徒歩20分。

南大門より中門を見る

法隆寺遠望 新しい屋根は百済観音堂

世界遺産に登録され日本の宝から世界の宝となった法隆寺。 数々の国宝の建物・宝物が1400年もの間大切に守り続けられました。 中宮寺、法輪寺、法起寺など飛鳥時代からの寺が建ち並ぶ古美術の宝庫です。


大和川右岸の集落の中にこん盛りとした森の中で二重の堀に囲まれた 重文、「中家」住宅があります。長屋門が南面にあり、 内堀に架けられた橋を渡って入ります。平城型式をとり入れた武家造と 農家造を兼ねた貴重な住宅。中家は 桃山時代の豪族筒井順慶と姻戚関係にあった家系です。見学は、500円、9:00〜17: 00ですが、前日までに予約が必要です。又12月21日〜1月10日 と8月1日〜8月20日は非公開です。
中家は古く鎌倉末期から奈良に来た土豪で、筒井順慶の時代には与力として身近で活躍し、秀吉により伊賀への転封には付いて行かず、帰農したそうです。 2024年6月黄海予定の映画鬼平犯科帳のロケに堀と竹林が使われたそうです。

中家住宅 門を入った大和棟の おもや

中家の土間と11ある竈


聖徳太子創建の学問所として知られる熊凝精舎(くまごりのしょうじゃ)の跡として著名な額安寺(かくあんじ)です。
南に大和川を望む立地で壮麗な伽藍を巡らせ古代の外国使節や、文物の上陸地でもありました。
その後廃頽し、鎌倉時代に西大寺の僧忍性に依り復興されたものの、戦火に遭い講堂一宇を残すのみとなりました。 門前の池は金堂脇の園池であったかと思われます。
拝観料 400円
虚空蔵菩薩半跏像(重要文化財)
文殊騎獅像(重要文化財)
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