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奈良県・標高1419m
2003年9月27日(土) 曇り 単独
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水無山から国見山への稜線
2回目の山行に選んだのは、やはり過去何度も足を運んだ明神平。
ただし、今まで一人で来たことはなく家族と一緒だった。余り乗り気でない子供たちをなだめたり(時には)脅したりしながら明神平まで歩かせたものだ。当然、子供らは明神平にたどり着くやいなやそこから先、何と言おうと一歩たりとも先へ進もうとしなかった。
したがって、国見山、そして明神岳には足を延ばしたことがなかったのだ。
今回待望の国見山か明神岳をめざす。ただしいつものことながら、膝と相談しながらの山歩きであるから、下りのことを考えると早々無理はできないけれど。
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コース |
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大又林道終点 |
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明神滝 |
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明神平 |
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水無山 |
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国見山 |
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明神平 |
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大又林道終点 |
林道終点路肩に駐車。
数台の車が駐車している。
歩き始める準備をしていて、家に水を忘れてきたことに気がつく。
自販機でお茶を買うには林道を延々と車を走らせ戻らないといけない。
何か水筒の代わりになるものが車に載っていないか探してみるが、何もない。
その辺にペットボトルでも落ちていないかと、きょろきょろ周囲を見回してみるが、見あたらない。
どうしょう・・・。
明神平手前で水場があるが、そこまで水なしで歩くのはちょっときついかもしれない。この暑さだし・・・。
登山道の途中にペットボトルぐらい落ちているかもしれない、いや、きっと落ちているだろう、落ちていないはずがない・・・などと希望的観測のもと出発。
程なく林道の工事現場に着く。
工事の人が横からひょいと現われたので、ペットボトルがないか聞いてみる。
ところが、おじさん曰く。たくさんたまっていたものを昨日処分したばかりだという。他の人にも聞いてくれるがだめだった。
また歩き出す。きょろきょろしながら。
ところが道にはペットボトルどころか、ゴミの一つも見当たらない。仕方がない。水を諦めるしかない。
せっかく張り切って家を出てきて、今更引き返すのは余りにも癪だ。
林道の延長工事の終点から山道に入っていくところで、ひょいと谷を覗く。
あっ、あったー!!
500ミリのペットボトルが半分砂利に埋もれて転がっていた。
この日一日、これ以外ペットボトルなど落ちているはずもなかった。
「天は我を見放さなかった」
しょうもないことかもしれないが、一日中この言葉が頭の中でぐるぐる回っていた。
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明神滝 |
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水無山から国見山への稜線 |
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水無山への上りから明神平を見下ろす |
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水無山への上りから薊岳を見る |
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学んだこと:●山歩きは持久力だけではダメ。全身運動である。バランス感覚を養うことも大切。
●水は忘れずに(当たり前) |
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