風邪ならそのうち治るかも・・の巻

どんなものでも5,6年もやってればある程度はモノになろうかというもの。
ところがどっこい、そうは簡単にいかないのがパソコンの世界。・・・いや、世間の相場はともかく、少なくとも私の場合はそうなのです。水彩 卓上のびわ
ちょっと前までは「万年超ビギナーです・・・あはは・・・」なんて明るく言い放っていましたが、最近では洒落にもならないようになってきました。

インターネットの世界から完全撤退しようかと思ったこの冬の出来事をひとつ。
私同様「インターネットなんてくそくらえ!!」(・・はっ、失礼しました)と思っていらっしゃる方の励みにでもなれば。(ん?ならないって?・・・。)   (2002,2,13)

      もはや年貢の納め時?  

そもそもことの始まりは、年の初めに夫に届いた一通のメールだった。
夫のかつての職場の同僚から。年始の挨拶もそこそこに、「ついにウィルスにやられてしまいました。不審なメールが届いていませんか・・・云々」とある。
・・・不審なメール・・・。
・・・実は・・・心当たりがあるのである。
但し、他の人から私宛のメールだったのだけど。数日前。・・・もしかして・・・と思いながら何もせずに放っておいた。

内心の動揺を隠し平静を装って夫を見ると、あれ?なんか心なしか夫も顔色がさえない。
ヤツも何かやましいことがあるのかもしれない。
・・・ここが年貢の納め時・・・か。もう、放ってはおけない。

「・・・ノ―トン、入れてみよか・・・」二人同時に口を開く。ノ―トンというのは、皆さんもよ〜くご存知のウィルス検知・除去ソフト。
実は・・・実は・・・これ、アンインストールしてたんです。(!!)聡明な皆さんはここで、呆れられたと思います。が・・・だって、重たいんだも〜ん!!

      まさか・・・ね  

インターネットを始めるようになって、ウィルスのことは常に頭の隅にあった。
「宝くじはおろか、年賀状さへ切手シートしか当たったことないのに、ウィルスなんて当たるはずないじゃん」なんて、そんな風に思っていたわけではなかった。

でも、あの鬱陶しい重たさを避けたいという気持ちの方が、危機感より勝っていた。いや、はっきり言おう。当たるわけない、と、思っていたのです。(だって、スーパーのくじ引きさえティッシュしか当たったことないんだもん・・・。)
え?「当たる」「当たらない」っていう問題じゃあないって?
・・・。

     Oh, my God!! 

ノ―トンを入れ、ウィルス検索。
夫も私も、パソコンの側に張り付き、である。
ところが、ところが、恐れていたことがついに現実のものになってしまったのである。
最初の間は何も発見されなかった。80パーセントほど終わって、ちょっとほっとしかけた頃・・・画面に「ウィルス発見」の文字。木炭デッサン 瓶 
絶句・・・。
いつの間に入っていたのか、全く気がつかなかった。・・・いや、これ以上自分に嘘をつくのはやめよう。

先述の私宛のメール。
Re.だけのタイトル。普段なら絶対開けない。いくら私だって、今そんなメールを開けることが何を意味するかぐらい知っている。
でも、私は開けたのだ。それを。
あまつさえ、返信までしたのだ。「用件がよくわからないんだけど。」・・・と。

     これだから初心者は・・・

年末のこと。
最近知り合いになった人たちと食事に行ったことがあった。その時初めて言葉を交わした人もいた。食事をしながら四方山話に花が咲いた。おばちゃんばかりでというわけでもないのだが、ほとんどが最近インターネットを始めたばかりという。

中にはまだメールが使えているのか使えていないのかも分からないという御仁もいた。(それって一体どういうことやねん、とおっしゃる方は自分の初心者の頃を忘れられた方。いや、苦労しないですんなりとインターネットに入られた幸せな方。)
ともかく、その人、設定その他はだれかにやってもらったらしいが、メールは送信したものの受信の仕方がわからない。送信が出来ているか確かめる術も知らない、というのだ。

私は笑みをたたえながらそれらのやり取りを聞いていた。
・・・うふん
「そういうことってあるよね〜。わかるわ〜。」・・・うふん・・・。
いやあ、余裕ですよね〜。
頭の中には自分がおろおろしながらメールを始めた頃のことは微塵もない。
んで、にこやかにこう言ったもんだ。
「また、メールくださいね〜。うまくいくことを祈ってますわ〜。」

とほほ・・・、賢明な皆さんはここまで読んで、もうオチはおわかりですね。
そうなんです。その方からのメールだと思ったんです。

ん、もう、タイトルも書かないで・・・。
ありゃ〜、本文もなしで添付ファイルだけ〜?
これだから初心者は困るんだよね〜。

     そっと安静にしといてあげましょう

笑ってやってください。
ちなみに、確認したはずの差出人の名前も実は覚え間違いだったというオチ付き。

さあ、それからこの検知されたウィルスとの壮絶な戦いが始まるのですがこれについてはまた次回・・・ってことで。(なんか、もうめんどくさくなってきたので何時になるかは分かりません。)

あ、これじゃこのページのタイトル「風邪ならそのうち治るかも・・・」と呼応していないので付け加えときます。
はい、その方に返信メールを出し、自分のしでかした大きな過ちに気がついた後、私、何もしなかったんです。
やられたかな〜?
でも、ほら、間違いってこともあるし・・・。
もしかしてそうでも、風邪だって安静にしといたらそのうち治るでしょ・・・。


    最後に

かなりふざけた書き方をしてしまいましたが、実際はかなり深刻で笑いごとではありませんでした。
検知されたウィルスは「Worm Badtrans.B」というもので、勝手にアドレス帳からメールを送り増殖していくという厄介な代物。

幸いにもその後確かめた限りでは、アドレス帳に記載している方々に私から発信された不審メールはありませんでした。
しかし、自分だけならともかく、ともすれば他人にも多大な害を及ぼしかねなかったわけで、自分の危機意識の希薄さを改めて反省させられた事件でした。
と同時に、インターネットの裏側に潜む怖さをも改めて認識させられた次第です。

ウィルス発見後とった処置は以下の通りです。
  1. 検知ソフトによる駆除・隔離
  2. 「Worm Badtrans.B」自動駆除ツールをダウンロード、実行
  3. WindowsMeのバックアップを一旦破棄、駆除した状態で再度バックアップ設定(バックアップされた状態で「_restore」フォルダ内に残っていた為)
  4. Internet Explorerを5.5から6へバージョンUP(セキュリティーホール対策)
  5. 以後、定期的にウィルス検知ソフトのアップデート

ウィルス発見後、あたふたしながらもどうにか処置できたのも、ネット上の情報のお陰でした。
それがなければ、パソコンを後ろ手に縛り上げ、押入れの奥深く封印する羽目になっていたでしょう。他の人たちに害を及ぼさない為にも。
しかし、そうしていれば、このように目を充血させながら夜中にキーボードと格闘することもなかったでしょう。
夕食のおかずももう一品くらいは増えていたはずです。廊下の綿ぼこりももうちょっと少なかったはず。(しつこい。)
「ルネのアトリエ」も膨大なインターネットの情報の中にうずもれ、朽ち果て消えてしまっていたでしょう。(え?消えないの?)

どちらが幸せだったのか・・・。


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