system.iniがない!! の巻

パソコンとお付き合いする中で、誰でもどえらい失敗の一つや二つは経験していることと思います。
マニュアル片手に試行錯誤を繰り返しながら孤軍奮闘している場合はなおさら。
数ある私の失敗の中で、ビッグクラスなのを一つ。
私同様苦戦なさっている方のご参考になれば。(んな、なるわけないか?)  (2001,9,11)

システム、イニがない!?何のこっちゃ 

あれは忘れもしない、・・・え〜と、いつやったかな、(下手な漫才のネタやな〜)、ま、とにかく、ぼつぼつパソコンのいろはの「い」くらいまで分かってきた頃の話。
いつものように、パソコンのスイッチをON。
ところが、いつまでたっても、Windowsが立ち上がらない。
おかしい。モニターの中央に「system.iniが見つかりません」という表示。
え?何?system iniって何なの?見つからなかったらどしたん?
パソコンに向かって声を大にして呼びかけても、何の応答もない。(当たり前)
これがあれば安心・・・のはずが・・・

頭は既に真っ白状態。
「落ち着け、落ち着け」自分に言い聞かす。
あ、そうだ。これこれ。こんな時のお助けマニュアル「困った時のWindowsマル秘常備薬」。
なんたってマル秘だもんね。これでバッチシ解決。
ちなみに、この本には、随分お世話になった。初めてフリーズを体験した時も、これのお陰で助かった。 ctrl+alt+delで再起動できるなんて魔法のようなことを教えてくれたのもこの本。あんたはえらい。(ちびまるこ調で)
本題に戻る。
えっと、system.ini・・・system.iniが見つからない時は・・・っと。
・・・ない。
ない、どこにも載っていない。名前さへ載っていない。
もはや、万策尽き果てた。(まだ何もしていない)
天は我を見放したのか・・・ううう・・(嗚咽)
いやはや、ほんとにこの時はこの世の終わりかと思っていたんですよね。
「system iniが見つからない」を無視して、電源を切っていいものかさへ分からなかったのです。
パソコンよ、お前のことは忘れない 

さて、どうしたものか。
そうだ、NECのカスタマーセンターという手があるじゃないか。
この時まで、まだカスタマーセンターを利用したことはなかった。 一度TELしたことはあったものの、話中で繋がらず。結局自分で解決出来たのだった。
天にも祈る思いでTEL。しかし、「ツーツーツー」の通話音が空しく響くだけ。
そうだ、Hさんのご主人に聞いてみよう!
友人Hさんのご主人はご自分で保険の代理店をされていて、パソコンを触ることが好き・・・と聞いている。TEL。しかし、ご主人も留守だった。
やはり繋がるまでカスタマーセンターにかけ続けるしか方法はない。
しかし、それまで、パソコンがどうにかなってしまわないだろうか?爆発とか・・・。
パソコンよ、短い付き合いだったよね。お前のことは忘れない。

天は見捨てはしなかった

4度目くらいでやっと繋がる。既に1時間以上が経過していた。
まだパソコンから煙は出ていない。
更に、5分以上待たされる。
そして、繋がった。
「どうされましたか?」天の声だ。
しどろもどろに説明する。しばしの沈黙の後、天の声は言った。「system iniというのはWindowsを起動させるのに、なくてはならないファイルなんです。」
ま、その大事なファイルが何処かへ行ってしまったらしい。 で、その代わりになるものを一応プログラミングして、セーフモードで立ち上げ、バックアップをとってからWindows再インストールする必要があるとのこと。
指示されるまま数字やら横文字やら記号やらを打ち込む。仮のsystem.iniをプログラミングし直したわけであります。おお、期せずしてプログラミング初体験。
言うまでもないけれど、その時何をどうやったのかは覚えているわけもない。
恐るべし、system.ini!!

しこしことバックアップを取り、メル友にしばしの別れを告げ、ふと、デスクトップのゴミ箱のアイコンを見るとゴミが入ったままの様子。 そうそう、これもきれいにしとかなくっちゃ・・・と開けてみると・・・な、なんと、あるではないか!!
ゴミ箱の一番上に「system.ini」!!

ここまでお付き合いくださった方は、system iniの重要性とゴミ箱に何でも放り込むことの愚かさ、更に、ゴミ箱はちゃんと確認してから空にするという素晴らしい教訓を得られたことでしょう。
恐るべし、system iniである。

え?もう誰もいないの?そんな〜
なんでもかんでも
ゴミ箱に捨てない!

           おかしいなあ
           捨てた覚えなんかないのに・・


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風が 通り過ぎると
落葉松の金色の葉が
降りそそぐ
さらさらさら
さらさらさら

光は何処までも透明だ

あれはいつのこと?

遠い日の出来事
ただ、それだけのこと


通り過ぎた日々は
再び巡りくることはない

そんな
あたりまえのことに
今更 気づく 秋

       (・・・なんてね)