③プリント時に命令し中途半端な状態で印刷終了まで放置する方法
さて、CUBEユーザーの方々は、今さらといった内容かも知れませんが、安くなったCUBEや中古のCUBEを迷っておられる方で「カートリッジが高いからなぁ・・・」と考えておられる方には良い情報かも。

■ 準備 ■



スプールホルダー
■ 用意するもの
・印刷可能なカートリッジ1本。(満タンでなくても可能)
・ロールフィラメント。

■ あったら良いもの(なくても可)
・ロールフィラメントからプリントヘッドへスムーズに通すアダプター
・ロールフィラメントがスムーズに回るスタンド
私の場合、カートリッジ中央の穴に固定するスプールホルダーを作成してロールフィラメントを固定しています。(ベアリング入りで回転がスムーズ)

ロールフィラメントはABS(白または乳白)を使っています。
(アマゾン、3D creatorsで購入)
ヘッド温度などCUBEに合っているのか、何の問題もありません。

ABS特有の反りについては、マスキングテープ+スティックのりだとPLAでは問題ないのですが、ABSでは反りに負けてテープが剥がれてしまい、うまくいきません。
なのでベッドに直接スティックのりで印刷しています。
ベッド表面のザラザラ感とスティックのりで十分抑えられています。
少々底面が大きい場合は、CUBEスティックを使います。

■ 方法 ■
普通の印刷開始状態です。

カートリッジは普通に指しています。
緑色の四角い箱がアダプターです。
ヘッドへのフィラメントはロールフィラメントから、アダプターを介してヘッドへ挿入します。
アダプターとヘッド間はCUBE付属のCUBEチューブを流用しています。
電源を入れ、起動画面をタッチ。
(標準的な起動動作)
プリントデータが入った、USBメモリを挿入。
PRINT」をタッチ。
(標準的な起動動作)
右下のチェックをタッチ。
(標準的な起動動作)
印刷データを選び、タッチ。
(標準的な起動動作)
USBメモリからデータ読み込み。
    ↓
ベッドがヘッド近くまで上がり、印刷準備
(標準的な起動動作)
と、ここでパネル中央の「STOPボタンをタッチ
まだ、印刷は始まっていません。
すると、「あなたは本当に印刷を中止するのか」みたいなことを聞いてきます。
中止する場合はチェックをタッチ。
×はキャンセルしますが、ここで
何もタッチしません
印刷が始まるまでに、カートリッジを外します。ちょっと手前にズラす程度です。
(確実にチップの接点をズラします)
印刷が始まっても大丈夫ですが、フィラメントに使った分だけ減ずるデータが上書きされるだけです。
上の写真ではわかりにくいので、横から拡大して撮りました。
手前にズラします。(本体と隙間が空いています)
印刷は強制終了されることもなく、順調に進みます
(写真はテスト用に10mm角のキューブを印刷)
印刷が終了し、ベッドが下がり冷却タイム。
カートリッジはずれたままです。
印刷開始前からズラしていますので、使ったフィラメント量の上書きデータは書き込まれることはありません。また特にエラーも出ません。
冷却完了後、「PRINT FINISHED」のチェックをタッチ
FIRMWEREに関するメッセージのチェックをタッチ。
で、印刷終了

(写真はファームウェア2.0ですが、2.8でも動作します)

  これで、ロールフィラメントで、気兼ねなく印刷することができます。
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