【第10講】タグの基本・構造タグ
(1998年11月24日更新)
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「タグ」というのは、HTML文書の内容に対する、書式設定を指示する命令です。一部の例外を除き、半角不等号で囲んだ開始タグ「<タグ>」と、スラッシュをつけた終了タグ「</タグ>」があり、それらに囲まれた部分がタグの設定対象となります。
第4講で「<I>italic</I>」というイタリックのタグの使用例を出しました。これは、<I>が開始タグ、</I>が終了タグです。それらに囲まれたitalicという文字が「italic」というように斜体で表示されるわけです。開始タグと終了タグの1セットで使うようにしましょう。
タグは必ず半角英数字で書きましょう。ただし、大文字・小文字の制限はありません。もっとも、どちらかに統一した方が見やすいでしょう。個人的にはタグが目立つので大文字を使うことをお勧めします。
また、タグの中には「属性」を持つものがあり、「<タグ 属性=値>」という書き方をします。例えば、「<FONT COLOR="#FF0000">赤色</FONT>」という記述があるとします。<FONT>タグは文字に関するタグの1つですが、文字色の属性「COLOR」を指定し、値に赤色のコード「#FF0000」を指定したものです。その結果、「赤色」と表示されます。この<FONT>タグについては、あとで説明します。
その中でも今回扱う「構造タグ」というのは、その名の通り、HTML文書の構造を示すタグで、3種類あります。<HTML>〜</HTML>は、ファイルの内容がHTMLであることを示しており、すべての内容はこの間に書き込みます。
<HTML> </HTML> |
<HEAD>〜</HEAD>は「ヘッダ」と呼ばれ、ページのタイトルなどを記入します。基本的にはタイトルだけなので、この中に<TITLE>〜<TITLE>を設け、ウインドウの一番上に表示させるタイトルを書き込みます。
<HTML> <HEAD> <TITLE>このページのタイトル</TITLE> </HEAD> </HTML> |
<BODY>〜</BODY>は、本文の内容、すなわちウインドウに表示させる内容をタグも含めて書き込む場所です。
<HTML> <HEAD> <TITLE>このページのタイトル</TITLE> </HEAD> <BODY> 本文の内容 </BODY> </HTML> |
これで、3種類の構造タグを書き終えました。HTML文書のいわばフォーマット・テンプレートが出来上がったわけです。
この構造タグはindex.htmlに限った話ではありません。ほぼすべてのHTML文書に共通ですのでしっかり覚えておきましょう。ここまでくれば、あとは、<BODY>〜</BODY>の間に、あなたが表示したい内容を、さまざまなタグを使って書式設定してやれば、ページの完成です。ここからは、さまざまなタグについて種類別に見ていくことにします。
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