2001年夏、山梨県八ヶ岳に一泊二日で行ってきました。
今回の小旅行は、タイトルにもあるように八ヶ岳倶楽部を訪れるのが一番の目的でした。そこは某教育テレビ『趣味の園芸』のメインキャスターをされている柳生真吾さんが代表を務めるレストラン&ギャラリー、ショップです。和物や山野草に興味を持ち始めた私は同名月刊誌の柳生さんの連載記事を毎号読んでは現地に行ってみたいと思うようになりました。そして勤務先の繁忙期が過ぎてお休みが取りやすくなった八月に「避暑地へ行こう!」とダンナを誘って行くこととなったのです。
山梨県までは車で約6時間、八ヶ岳倶楽部へは二日目に行く事にしていたので一日目は中央自動車道小淵沢インターで高速を下りてイワナやマス釣りのできる釣堀で釣りをした後、清里を横切って宿泊地大泉へ。
翌朝8:30にチェックアウトの後小淵沢町の薬用植物園を訪れて再び大泉へUターンし、いよいよ念願の八ヶ岳倶楽部へ到着しました。
大泉村周辺は朝から霧が出ていて視界はあまり良くはありませんでした。八ヶ岳倶楽部はJR甲斐大泉駅からすぐの、道路に面したわかりやすい場所にありました。
午前11時から営業ということだったのでその時間に合わせて向かったのですが、着いてみると平日だというのにもうすでに車が何台か停まっていてお客さんが開店を待っている状態でした。
駐車場からエントランスへの通路には木でできた大きなコンテナが並んでいて野菜などを使った寄せ植えがありました。
俳優の柳生博さんとそのご家族が赤松だらけだった林を整備して木々を植え、長年かけて造ったという雑木林。
私達がレストランでお昼を食べていると、まさにこの雑木林から柳生博翁がゆったりとした足取りで現れました。写真撮影やサインにも気さくに応じておられましたよ。私も記念に一枚撮らせてもらえばよかったかなぁ。
とても良く手入れがなされている、という感じでした。雑木林の向こうの建物が園芸用品や雑貨のショップ。
園芸ショップにいくつかあった水辺の寄せ植えの一つ。これが見たかったのです。寄せ植えに使う水生植物や山野草もたくさん売っていました。私も寄せ植えを作るべく、ショップのスタッフにアドバイスを頂いて苗をいくつか選びました。
(購入した苗で作った寄せ植えは季節のベランダ2001年九月のページにあります。)
レストランの名物メニューとも言うべき、フルーツティ。紅茶の入ったポットにりんご、キウイ、ぶどう、イチゴ、オレンジ、メロンなどの果物がスライスされて入っています。甘味料は使わず、果物の甘味のみのその味は、最初はあっさりとして、時間が経つにつれ果物の成分が溶け出して濃厚な味に変化します。私にはこれらが全て出てしまう手前の段階が一番美味しかったです。
ここのスタッフは皆とても丁寧で、教育が行き届いている感じで好印象を受けました。私がこのフルーツティを撮ろうとデジカメを手に取った時もすかさず「お撮りしましょうか?」と側にいたスタッフに笑顔で問いかけられ、そのつもりはなかったのですがお断りするのも悪いので二人のツーショットを撮ってもらいました(笑)。
ここで二時間程過ごした後、一日目に通り過ぎた清里方面に寄って私達二人は帰途につきました。私はこの八ヶ岳がとても気に入りました。一年で最も暑い八月だというのに涼しくてとても過ごしやすいのです。冷房なしで夏を過ごせるなんて、関西のムシ暑い夏を過ごしてきた私にとっては驚きでした。ただ、標高が高いので陽射しは強く、陽がさすと違う意味で熱かったです。走っている車の窓から見ていると、民家の敷地のいたる所でエキナセアやルドベキア、アオイ等大型の花達が羨ましい程に咲き乱れていました。それらを見るにつけ「住みたい〜」の連発でした。帰ってきてからしばらくは本屋さんへ行くとリゾート物件の雑誌を見ていたなぁ(なぁんて単純なワタシ)。しかし冬は厳しそうだな。
所在地・・・・・山梨県北巨摩郡大泉村西井出8240-2594
0551-38-3395
営業時間・・・11:00a.m〜20:00p.m