小雪への手紙2


小雪さん、前にあなたに書いた手紙を覚えている?
あの時、母さんはあなたに約束したよね。
いつか小雪さんの目が見えなくなったら目の代わりをしてあげる
耳が聞えなくなったら耳の代わりをしてあげる
そして
足が悪くなって歩けなくなっても大丈夫。
その時は乳母車でお散歩に行こうねって……。
そして、そして
小雪さんが母さん達の事を忘れても
何があっても絶対あなたを守ってあげるからねって約束したよね。

今、母さんはもう1度あの約束を思い出しているよ。
ここ1ヶ月ばかりの間に小雪さんは一気に年を取っちゃったね。
今までの病気の他に新たに『癌』が小雪さんの体の中に見つかったね。
その治療のせいで小雪さんは坑痙攣剤って言う
お薬を飲まなくてはならず
最近はいつもいつも少しボ〜ッとした顔つきで足元もふらついているよね。
あんなに下の世話の良かった小雪さんが
オシッコもウンチも我慢出来ずにお家の中でしてしまうようになったね。
そう言う体の変化に
きっと小雪さん自身すごく戸惑っているんじゃないかな?
違うかな?

でも、
安心してね。大丈夫だよ!!!
足元がふらついても
オシッコやウンチを家の中でしてしまっても
だぁれも小雪さんを責める人はいないんだよ。
だから安心してね!!!

そして、この先
小雪さんの身にどんな変化が起きようとも
母さん達は絶対小雪さんを見放したりしないからね!!!
約束だよ。
絶対、絶対見放したりしないよ!!!
だって母さん達はこんなに小雪さんを愛しているんだもん!
仔犬の頃も元気な頃の貴女も大好きだったけれど
でも、今の貴女が一番好きなんだからね!

今、母さんは神様に感謝してるんだよ。
小雪さんを今まで元気で母さん達の元の置いていて下さった事に
そして
母さん達に最後の世話も出来るようにキチンと時間を下さった事に
感謝してるんだよ。

何より小雪さん、
貴女と出会わせて下さった事に感謝してるんだよ。
貴女に出会えたお陰で母さんは
本当に色んな事を学んだよ。
ほんの少しだけかもしれないけれど、貴女に出会えたお陰で
母さんは強く、そして優しくなれた気がします
本当に本当にありがとうね。
最後にもう1度言います。
今の貴女を心から愛しています。
この事だけはどんな事があっても絶対忘れないでね。


神様へ!
神様、小雪を私達に引き合わせてくださってありがとうございます。
もしも、許されるならば
あと少し、小雪との時間を私達に下さい。
貴方からお預かりした大切な天使を私達は最後まで大事に大事にします。
だからお願いです。
まだ、小雪を連れて行かないで!!!

でも……。
もしも、私達の傍に居る事が小雪にとって苦しい事ばっかりになったら
その時は
どんな事があっても貴方に小雪をお返しします。
たとえ
それが私達にとってどんなに辛くても必ずお返しします。
だから、お願いです。
どうか今暫く小雪を私達の元に預けたままで居て下さい。お願いです!!!

戻る 戻る ホームへ 次へ 次へ