心の準備期間……。

最近、小雪の足の調子が悪く
少し心配だったのですが、幸い湯治&マッサージを
してやったら随分楽になったようで
また、元のように元気に文句を言い始めました。(笑)

ただ、足はやはり本人の思うようには
動かないらしく、
たまに躓いたり転んだりの回数は確実に増えています。
愛する者が
目の前で少しづつ、少しづつ年を取って弱っていくのを
見るのはとても辛い事です。

でも……、ひょっとしたら神様はこうやって私に
やがて確実に訪れるであろう
小雪との別れの準備をさせて下さっているのかも知れないなって
最近思うようになりました。

だとしたら、これから小雪がどんなに弱っていこうとも
たとえ立てなくなったとしても
現実に私の側で生きていてくれるって事に感謝しなくっちゃ!
私はまだ小雪を抱きしめられる!
小雪に触れる事が出来る!暖かさを感じる事が出来る!
その事を感謝しなくっちゃ!

とは言え、
いくら神様がどれほど長く
別れの準備の為の時間を私に下さったとしても
情けない私には
覚悟なんて一生出来ないのは判っています。
判りすぎるくらいに……。

友人の愛犬が亡くなった時
友人は愛犬を我が子のように可愛がっていて
もしも、愛犬の身になにかあったら
とても耐えられないだろうって、誰もが思っていました
17才まで頑張ったその子を
友人一家は出来るだけ穏やかに
老後を過ごせるようにと、あらゆることをしました
そして
その子がゆっくり、ゆっくりと
まるで老木が朽ち果てるように亡くなった時
友人に私達が心配したような混乱はなく
勿論、とても悲しいのだけれど
ただ、出来るだけのことはした!
っていう思いだけが残ったように思いました

後になって友人が言った言葉がとても心に残っています
少しづつ確実に弱っていく愛犬を見ていて
あれほど賢かった子が自分の事も判らなくなっていくのを見ていて
「もういいよ。もう頑張らなくっていいよ!」って
思ったそうです。
本当はまだまだ逝ってほしくはないけれど……、でも
愛犬の弱って苦しそうな姿を見ているうちに
これ以上、引き止めるのはいけない事だって思ったそうです
幸い、その子は最後まで
あまり苦しまず安らかに天に召されましたが……。

私は友人がとても羨ましかったのを覚えています。
病気を持っている小雪には
そんな穏やかな死は絶対訪れないだろうって思えたので。
「もう頑張らなくっていいよ!」って
言えるまで小雪が年を重ねてくれるかもしれないなんて
思いもしなかったので……。

でも、今、小雪は私の目の前で
ゆっくり、ゆっくりと年を重ねていってくれています
果たして小雪を失いそうになった時に
「もう頑張らなくっていいよ!」って小雪に言ってやれるかどうか
そして小雪を失った時に
友人のように
「やるだけの事はやった!」って思えるかどうか
自信はありませんが
でも、出来るだけの事はしてやりたいって
改めて強く思います

もしも神様が
小雪と別れる時の心の準備をさせるために
準備期間を私に与えて下さっているのなら
その時間を大切にしないと!!!
あと何年、もしかしたら何ヶ月(それは絶対嫌だけれど!)か
判らないけれど
小雪と共に小雪の時間に合わせてゆっくり、ゆっくり
歩いてやりたいと思います
小雪の見る風景を一緒に見て
小雪が感じる風を私も同じように感じたい!

いつか小雪に「もう頑張らなくていいよ!」って
心から言ってやる為に
今は小雪との生活の一瞬一瞬を大切にしたい!
小雪と歩いた風景を心の映像に焼き付けておきたい!
今の私の望みはただ、それだけです。


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