1.外耳炎になりやすい犬の特徴

脂漏体質・アレルギー体質・耳道に毛の多い犬種・耳の垂れている犬。
耳道の通気性が悪いため、細菌や酵母などの繁殖が起こりやすい。

(多発犬種)
コッカー・スパニエル、ラブラドール・レトリバー、ゴールデン・レトリバー、
シェットランド・シープドッグ、シーズー、柴犬、ビーグル、マルチーズ、
バセット・ハウンド、ピレニアン・マウントドッグ

2.外耳炎の原因

1.アレルギー
2.細菌・真菌の感染
3.寄生虫(ミミヒゼニダニ・犬毛包虫・疥癬虫)
4.耳の中の余分な湿気
5.異物(植物・泥・砂・草の禾[ノギ])
 ※草の禾(ノギ)が鼓膜を突き破る事もあります。
6.外傷(おうちでの耳掃除の際、耳道などを傷つけるなど)
7.耳の腫瘍

3.外耳炎の症状

1.痒み(かゆみ)・痛み
 首を振ったり、後肢で耳根部や耳介をひっかく。
 悪い方の耳を下に向けて首を傾ける。
2.紅潮・腫れ
3.耳垢が多くなる。(チョコレート色のベタベタした分泌物が増える。)
4.悪臭(健康な犬でも多少の臭いはあります。)
5.炎症が神経に及ぶと、運動失調・斜頚(シャケイ)・顔面神経麻痺などが起こることもあります。
 (中耳・内耳炎)

《おうちで気をつけること》

●耳内にシャンプーなど水以外のものを入れない。
●耳の中にも毛が生えている場合は抜いてあげる。
 ・カットに出す時、耳の中の毛を抜いてもらうように頼む。
 ・おうちでは、一度にたくさん抜くと痛みがあるので、少しずつ手で抜き取る…など。
  注)おうちでの不適切な処置により、病気を悪化させるおそれがありますので、
    上記のような症状が見られたら、すぐにご来院下さい。

*この下に絵があります。よかったら見てくださいね♪

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