魚紹介

ここでは僕が飼ってる魚について
少し詳しく説明しています。

タイリクバラタナゴ
学名 Rhodeus ocellatus ocellatus

コイ科タナゴ亜科バラタナゴ属

全長6〜8cmのやや小型のタナゴ類で、体は側扁して
体高が高く、特に大きい雄では背が盛り上がって体側面が菱形に見えます。
生息場所は平野部の浅い池や沼、河川敷内の池、川の淀みなどです。
餌は主に付着藻類(コケみたいなやつ)ですが、小型の水生動物なども食べます。
ちなみに家では市販のメダカの餌をあげています。
タイリクバラタナゴは中国の長江から移入されたハクレンなどに混入して渡来して、
日本原産のニッポンバラタナゴと交雑しながら分布が広がったと言われています。
そのため純粋なニッポンバラタナゴが減少してしまい問題にもなっています。
タイリクバラタナゴは産卵期になると赤色の婚姻色が出て
すごくキレイなので鑑賞魚としてお勧めです!
またタナゴの仲間は一般に産卵管という管を持っていてそれを使って
二枚貝の中に卵を産み付ける変わった魚なので
観察してみるのもおもしろいと思います。

カワバタモロコ
学名 Aphyocypris rasborella

コイ科ダニオ亜科ヒナモロコ属

全長3〜6cmで側線は不完全で、前方のうろこ5〜15枚に存在します。
口は斜め上を向いて開き、口ひげはありません。ヒナモロコに似ていますが、
体高がやや高く、腹びれより後方の腹部が側扁して竜骨状になっています。
生息場所は平野部の浅い池や沼、ため池、小川などで
少数で群れを作って表層付近を遊泳しています。
産卵期には黄金色の婚姻色が出てとてもキレイです。
餌は雑食性なので付着藻類や水生小動物など生息地の
身近にあるものを幅広く食べています。
カワバタモロコは日本の固有種で絶滅危惧種にも指定されています。
僕が採集しているところも近くの池にはブラックバスなどがいるので
いついなくなってしまうかとても不安です。

モツゴ
学名 Pseudorasbora parva

コイ科ヒガイ亜科モツゴ属

全長は8cmほどで側線は完全で体側の中央を縦走し、これに沿うように、
吻端から尾びれ基部に至るまで黒い縦条が見られます。
生息場所は湖や池、沼、それに続く細流や、さらに川の下流域で主に泥底の淀みに多くいる。
汚水や環境の変化にも強く、コンクリート護岸のほどこされている川や
下水の流入する都市河川などでも見ることができる。
モツゴもカワバタモロコ同様雑食性で身近にあるものはなんでもよく食べる。

シナイモツゴ
学名 Pseudorasbora pumila pumila

コイ科ヒガイ亜科モツゴ属

全長は8cmほどで側線は不完全で、普通前方の
3〜5枚のうろこのみに見られます。
体側の黒い縦条はモツゴのそれよりもむしろはっきりしています。
モツゴに比べて、頭部が大きく尾柄が短いので、全体として
ずんぐりとした寸詰まりの印象を与えます。また金属光沢が
少ないために、くすんだ茶色もしくは薄黄色っぽく見えます。
生息場所は泥深い池や沼で、ヒシやジュンサイなどの植物が水面を覆って
水が緑っぽく濁ってるところに多くいます。
シナイモツゴはモツゴと交雑するとその子供は繁殖できないため
生息域をモツゴにとって代わられ減少の傾向にあります。
そのため絶滅危惧種にも指定されています。
写真のシナイモツゴは長野県で取れたものです。

メダカ
学名 Oryzias latipes latipes

メダカ科メダカ属

全長は最大で4cmでカダヤシに似ていますがそれよりも尾びれが
角張っていて、尻びれも広くなっています。上から見ると背が黒褐色で
よく目立ちます。雄と雌の違いは様々ですが水槽中を泳いでいるのを見るときは
尻びれをみるのが一番わかりやすいでしょう。
尻びれが平行四辺形なのが雄で緩やかな形になっているのが雌です。
生息場所は平地の池や湖、水田や用水、河川の下流域の
流れの緩やかなところで群れて見られます。
属名のOryziasも稲の属名Oryzaに由来します。
餌は雑食性で動物プランクトンや植物プランクトンなどをよく食べます。
最近は水田が減ってきたり水田があっても
整備されて水田に入り込むことができなくなってきているので
どんどん減少してしまい少し前には絶滅危惧種にも指定されてしまいました。
メダカは繁殖させるのがいたって簡単なので
飼ってみるとどんどん増えるので楽しめます。

ヨシノボリ属

学名 なし

ハゼ科ハゼ亜科ヨシノボリ属

この属の魚は、ハゼ類としてのごく一般的な体型を持っており、
特別の特徴を持たないのが特徴とも言えます。
雄では第1背鰭の先が長くのびており、肛門の直後にある生殖突起が
三角形ですが、雌では第1背鰭の先はまるみを帯び、
生殖突起は台形に近くなっています。ただ、トウヨシノボリには、
第1背鰭のさきがのびない雄も存在する。
ヨシノボリは個体レベルでは色斑以外の判別点に
乏しいため、模式標本や記載文との照合が困難で、
学名の決定が遅れています。

 

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