1988年から1992年の間、楽理科研究助手(西洋古楽演習担当)として、楽器製作、調律、メンテナンスを担当。その一部は「チェンバロ製作ドキュメント」のページにて紹介しています。具体的な経過は以下のとおりです。
1998年4月 〜同12月 |
前任者から引き継いだ楽器《フレミッシュ・ハープシコード(2段鍵盤)》のナット・ピンニング以降の工程を進めて完成 |
1989年10月 〜1990年5月 |
《イタリアン・チェンバロ》のアウターケースに外装を施して完成。 |
1990年12月 19日、20日 |
「チェンバロ展示会にて、演奏と解説により製作した楽器を紹介。 展示楽器:フレミッシュ・ハープシコード(2段鍵盤)、 イタリアン・チェンバロ、 イングリッシュ・スピネット(未塗装) 演奏曲目:フレスコバルディ《カンツォーナ・テルツァ》、スカルラッティ《ソナタ k.208.209》他 |
1989年2月 〜1990年12月 |
《イングリッシュ・ベントサイド・スピネット》製作。 |
1992年4月 〜1993年7月 |
《フレミッシュ・ハープシコード(2段鍵盤)》を製作。 |
1993年10月 13日、14日 |
「チェンバロ展示会」にて、演奏と解説により作成した楽器を紹介。 展示楽器:フレミッシュ・ハープシコード(2段鍵盤)2台、イングリッシュ・スピネット 演奏曲目:J.S.バッハ《トッカータBWV 913》、W.バード《ファンタジアa moll》 G.P.テレマン《トリオ・ソナタB dur》のオブリガード・チェンバロ |
1993年 12月20日 |
大阪音楽大学研究紀要第23号 「17世紀フレミッシュ・ハープシコードの構造的特質:古楽器製作に基づく一考察」 |
助手のポジションを離れた後、製作した楽器の調律者としてメンテナンス及び楽器製作補佐、(中世のポジティヴ・オルガン、イタリアンン・チェンバリーノ)に携わる。