[ 景観対策・環境対策 ]
近年奈良県も他の都道府県と同様に開発の影響を大いに受け、景観も数十年前とは大きく変わってしまい、昔の面影を探すのも難しくなってまいりました。 当院を訪れていただく皆様からも、東側の景観について惜しまれたり残念がられたりする声をよく耳に致します。 景観が悪くなるということは、即そこに住む人々の「住環境」が悪くなるということですから、近年日本の多くの場所で景観が悪くなったということは、現在の私達日本人は「人間らしいまともな環境で生活できていない」と言えるかと思います。 便利さを望み、物質的な豊かさを求めるほど、「景観」「環境」は私達が本来望んでいるものから大きく離れたものになってしまいます。 当院としましても事ある毎にこの「物質面の豊かさと精神面の豊かさ」についての話をし、緑豊かで美しい景観・環境の重要性を説いてまいりましたが、単なる理論や理屈の上だけでなく 、何かの形で実践しようということから、平成9年より書院東側(蓮池の横)の元来田んぼであった土地(約3000坪)に盛り土し、樹木を五、六百本植樹致しました。 樹木を育てるのは五十年あるいは百年という長い年月が必要で、今すぐに結果が出るというものではありません。 ただ、今しておかないと五十年後や百年後はありませんから、とりあえず今現在私達の行っていることを少しでも知って頂けたらと思います。 併せて皆様から頂戴した拝観料が、このような形で未来の為の活動に使われていることをご理解頂けたら幸いです。 ◎建物がほとんど建っていなかった頃(昭和30年頃)の写真はこちらから ご覧下さい。
=== ボランティア募集 ===
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植樹以前(平成6年)の書院東側の景観左手
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