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[163] 絵の練習日記 Date:2003-06-24 (Tue)
 図書館へ『新潮』と『群像』をチェックしに行きました(舞城関連)。
 群像の方の書き下ろし、長ーっ。ちょっとだけ読んでとりあえずスルー。本待ちでしょうか。

 あと結構前ですが、リローデッド見ました。ぶっちゃけて言うとつまんな。かっこいいカット(シーンではなくカット)が2、3あるだけでした。
 逆にアニマトリックスは一気に観るのが勿体無いのでちょぼちょぼ鑑賞してます。
 「着地」だけでおなかいっぱいになれます。俺も着地したい。


 サイゼリアで5時間くらい粘って延々絵描き、というパターンが最近多い(ヒマ人すぎ)。
 今回もファッション誌を参考に、中の人だけ工夫して描く。細い脚。
 思ったことは、人物画は「全身のネットワークの構築」だということ。
 あといつも前提に考えていることだが、絵の善し悪しを最終的に左右するのは「情念」の多寡である。自分の情念に合致した技術を身に付けることが趣味としての「絵」だし、情念が100あっても技術が10なら10の絵しか描けない。また、情念が100で技術が200なら、100の絵になる(もちろん、要求される技術の難解さは人それぞれだと言える)。

 「あるものを描く」が基本である以上、数を重ねることが求められるだろうが、やはりただ「指とペン」に記憶させるのではなく、「描き手本人」が記憶することを意識しなくてはならない。「体で覚える」という言葉は、無意識に任せろ、という意味ではない。







 ……と、いうことをいつも直感で考えている。
 直感重要。

[162] 無題 Date:2003-06-22 (Sun)
■四葉「へっぽこハーフ」説検証
 四葉の特徴を箇条書きにして、検証してみましょう。

・イメージ的に肌も白く(妄想)、混血児の可能性はある(これ自体は重要ではない)
・英国住まい時にいじめられており、孤独な幼少期を送っていたっぽい
・空想上の兄や、探偵小説に耽溺していた
・年上の異性に依存している
・「チェキ」は兄に限定して行われる行為であり、つまり、あの活発な性格は日本に来ることで獲得したトランス・メンタリティである(重要)
・好意と恋愛感情の区別がついてない
・礼儀や常識に疎い
・基本的にバカで子供
・12妹の中では、ファッションに敏感な方である(咲耶の次くらい)
・視力は悪くないが、眼鏡をかけさせたらなぜか似合う(結構重要)

 はわーわ、立派な「へっぽこハーフ」ですよ。
 兄がいい人で良かった。
 「歪んだ愛情を抱えた作者」の手に渡った場合のトラウマ展開が容易に想像できてアレですな。

[161] 絵の練習日記 Date:2003-06-21 (Sat)
 今日は四葉の誕生日。なので各所の誕生日ネタを眺めたりリピュアを観直したりしてました。アホな子はかわいいなあ。ひょっとして、「へっぽこハーフ」の属性もあるのかも。気のせいですか。


 絵の素人が、技術的に「何を今更」っていうポイントをあえて書くところ、になる予定。
 上達を確かめるために、ファッション誌の写真を模写する。服装が季節外れなのは、去年の冬に出た本を参考にしたから。元の写真のかわいさを再現できなくて残念だった。あと、模写は模写なんであって、絵は絵としてのデフォルメを描写しないと魅力が無いんだな、と実感できた。
 以前、人体の把握の方法(人体デッサン)について書いたが、人体把握が武術でいうところの基本功に相当するかというと、全然そんなことはないと思う。導引法の知識や軽擦法に近く、それらもなくてはならないものだが、基本にはならない。基本と呼べるものは、「あるものを描く」ことだろう。

[160] 無題 Date:2003-06-19 (Thu)
 ニュースな本棚に「ライ麦つながり」ということで、『フリッカー式』と『世界は密室でできている。』が紹介されていました。
 『世界は〜』の紹介はクライマックスのいいところが引用されているので、読む予定のある人は閲覧しない方がいいかも(私見)。


アニメ化ケテーイ。っていうか一万円ってなんだよ
 冬目景でもそんな商品なかったんじゃないの(あったような気もする)。


[159] 無題 Date:2003-06-18 (Wed)
謎すぎる検索ワード
 仮に、検索どおりの絵サイトがあったとしたらぼくも見てみたいですが。


遅れ気味だけどAパート考察を読み漁る
 特にここが面白すぎた。
 あと、同じ人が書いてるこれ。文学だ!

[158] 無題 Date:2003-06-17 (Tue)
 こういうのをサイト領域に載っけていいのか迷いましたが、まぁ多分誰も文句言ってこないだろうので載っけますよ。

塩田剛三先生の動画詰め合わせ(4.2mb)

 久しぶりに「見ちゃいけないものを見た」ような気分に。今更と言えば今更ですけど、この人が「こうなって」しまうまでに、一体なにをしてきたのやら……。
 あと『たけし・さんまの超偉人伝説』の塩田剛三の回とか見れてホクホクです。



 今、酒の酔いが残っているところなのだが、随分と頭が冴えるので日記に取り掛かることにする。

 現実参加が苦手、というか関心が低い。それはぼくが子供のころからの特徴で、そのことについて考えてみる。
子供のぼくが「一番嫌いやねん」と言っていたことは、「何かを選ぶ/決断する」ことだったというから、もう、本当に徹底的に現実に関与することをしない子供だったと思う。なにせ、「好きなものを選んでいいよ」と言われたら怒り出す、というくらいだったから、随分「不思議な子」だったと思う。
 ぼくが腐心していたのは、自分や世間の弱いところを見つめることであり、できないことをできるようにすることだった。「できると思うこと」に興味はなかったから、自主的な勉強というものも、もう、本当に徹底的にしなかった(これは教育というシステムを考えれば当然で、子供にできそうなことだけを教えているのだから、できそうに思えて然りだろうと思う)。

 そして今に至り、絵を描いたり文章を綴ったり体を鍛えたりしているわけだが、いずれも「自分にできそうにないから」始めたものばかりだった。
 現実参加、あるいは「自分の長所を伸ばす」という考え方は、ここにきてもまだ無縁らしい。
 武道(思想的な側面を持つ武術)の指導者の多くが、武道の目的を「自分を知ること」、特に「自分の弱いところを知ること」と結論づけている。そういう意味では、ぼくの性格は武道の素質と呼べるかもしれない(絵を練習していて一番楽しいのも、描けないものを描けるようにする過程や、描けない理由が解る瞬間だったりする)。ただし、長所を伸ばさないことを素質とは呼ばないだろう
 そもそも弱いところ、というものは一生をかけて克服するべきで、若いうちに、ただそれだけに没頭するわけにはいかない。

 すると、弱点ばかりに目がいく、というぼくの特質が最大の弱点なのかもしれないし、まずそこを克服するべきかもしれない。それが「できないように思」えることでも。

今日のオシシメ
 「LISTEN! 」の下で mp3が聴ける。ギターポップ好きな人向け(多分)。

夏美さんの書き込みは本当に愛に溢れていて泣きそうになる。

リピュアAパート千影回についての完全考察
 やはり、萌えアニメでここまで作りこめるあのスタッフは凄いな、と。

[157] 無題 Date:2003-06-15 (Sun)
 「PLAY REPORT」に墜落世界のレポートを追加しました。

 町中の本屋を駆け巡ったのですが、どこもバーズを置いておらず。なんでや。
 お知り合いの柴刃さんがデビュー作を載せているそうなので、チェックしておきたかったんですがうーん。

 そういえば『世界は密室でできている。』の袋綴じの話の続きを。どうも今流通している版(五版)全般が「袋綴じ無し」みたいですね。本屋で確認しましたが、通販に限らない仕様のようで。訂正します。

 あと、本屋で「カラフルピュアガールを立ち読みする男子幼児」を目撃できました。
 武内崇の表紙イラストが彼を惹きつけたのでしょうか。
 冗談はともかく、すそ野を広げる方向に絵柄が進化してるのは確かですね。アレは。

[156] 舞城王太郎『世界は密室でできている。』 Date:2003-06-12 (Thu)
■清水玲子『秘密』1、2巻
 気になって読んでみました。
 ワン・アイディアが優れているタイプの作品なので、シリーズものにしなくてもいいんじゃないかな……とは思いますけど、いい話です。
 全体的に作者の「女性的な視点」(乱暴な言い方ですが)を感じてしまってそこに抵抗がありましたが、まぁ、そこは「慣れ」の問題でしょう。

■舞城王太郎『世界は密室でできている。』
 通販で購入すると「袋綴じ」がつかないんですね。……ちょっと損した気分に。
 『煙〜』『暗闇〜』とクロスオーバーしてるようで独立した話でした。むしろクロスオーバーしてたら辻褄が合わない、くらいのアレで。
 というか、ネタ的には短編サイズの話ですね。密室本のテーマにあわせて長編サイズに伸ばしましたという感じ。ラストまでが割と退屈です。
 しかし結末は悪くありません。溢れるようなやさしさ。
 うえぇ。ふうっ。

[155] 舞城王太郎『暗闇の中で子供』 Date:2003-06-10 (Tue)
■舞城王太郎『暗闇の中で子供』
 前作『煙か土か食い物』の、B面的な姉妹作だと思います。
 この二作のイメージを一言で言い表すと、「豪速球」。
 『煙〜』と『暗闇〜』はどちらも、ベクトルこそ違うものの、投球に懸けてる力は同じ。まっすぐ突き進む。前者は上気味へ、後者は下気味へ。まぁ、『暗闇〜』の方がストライクゾーンを突き抜けている気がしますが。
 構成とかもうハチャメチャで、こんなん読んだん『クリスマス・テロル』以来やわーとか思うくらいですけど(※○○落ちというわけではない)、個人的にはアリかと。
 どちらにせよ、一人の小説家が一生に一度しか書けないような快作だと思います。高得点。
 その上で、『煙〜』の方向性でもう一度読みたかったりします。
 えーと、あと読んでないのは、密室本(評判はいい)とJDCトリビュート(色々アレ)、んで『阿修羅ガール』(どうなんでしょうね?)か。とりあえず密室本を Amasonで注文しました。

[154] 日記 Date:2003-06-08 (Sun)
■森博嗣『堕ちていく僕たち』
 評判の高い一冊。の、新書落ちです。
 たぶん、「普段あまり小説を読まない人」に読まれることをかなり意識して書かれていると思います。
 そのためには「エンタメ小説のお約束」をいくらか無視しないといけないわけですが、結果的には、通時代性の高い、そして自由な作品に仕上がっています。
 軸となるガジェット自体(このガジェットが結構笑い所)はオール・タイム的な割に、「同人」だとか「ガンプラ」といった単語がサラッと出てくるのも面白い。

■ロブ・ボウマン『サラマンダー』
 これは「魔法や超能力が存在しないヒロイック・ファンタジー映画」……と認識。ミリタリものでもパニックものでもないですね。
 最初の十分間はツッコみ所だらけで呆れますが、後半からはかなりの盛り上がりがあります。
 予想外の展開よりも、「見たかったものを映像化して見せる」ことに集中する姿勢は、『鬼哭街』なんかと近いかもしれません。そういえば、「荒廃後の近未来もの+ヒロイック・ファンタジー」というジャンルのちゃんぽんセンスも虚淵っぽいといえばいえなくもないかも。

※参考:
一作目→「ノワールもの+ジュブナイル」
二作目→「吸血鬼もの+仮面ライダー」
三作目→「サイバーパンク+武侠もの(と、思わせておいて『北斗の拳』)」

 まぁ要は、四作目まだか、という話ですが(同人でリベリオン出すらしいけど)。
こういう絵を、色んな構図で描けるようになりたいわけだ。
■エヴァンゲリオン実写版
 ううっ。
 個人的には、十年早いよ、と言いたい。


 前から新マシンを組む計画をしてたのでHARD-WIREDさんに付き合ってもらった。マザーボードを安く売ってもらって、必要なパーツを買い物して、組んでもらって、家に持って帰るというプラン。ついでに映画鑑賞(マトリックスを観にいくつもりだったが、公開日がまだだったのでサラマンダーに変更)も混ぜてみる。
 HWさんはお金に困り気味だったので、マザボ+カスタマーサポート代を前払い(一日拘束ってことで)。「これが援助交際ってやつですね」とぼく。そういえば援助交際のコースとしては、そこそこ変態じみていて味があるんじゃないか?

 とりあえず街でメシ食って→映画館でマトリックス鑑賞→パーツ屋で一緒にショッピング→一緒にマシンを組む(静電気対策と称し、二人とも下着姿で)→その後は何もしないで帰す

 このコースを考えた本人は、ものすごく嬉しいんだろうな。コースも一ヶ月くらい熟考した上での結論だったりして。
 HWさんは下着姿にならなかったものの、実際のマシン製作は成功した。ぼくの旧マシンは、軽く5年は型落ちしている、しかも NECの VALUESTAR-NX(スペックはご隠居のマシン級)だったので性能は比べるべくもない。あーでもスピーカーだけ新しいの買ってなかった。仕方ないのでイヤホンをデスクに転がしてボリュームを最大。