2001/12/05 「東京ミュウミュウ」アニメ化?
 「東京ミュウミュウ」というマンガをご存知でしょうか?

 「CCさくら」終了後、主力作品を失った「なかよし」が「次はこれだ!」と露骨に推していた、 大きなオトモダチにターゲットを絞った変身美少女もの少女マンガです。

 内容自体は、セーラームーン系の「よくある変身美少女戦隊もの」で、全然たいしたこと無いんですが、 とにかくこれ以上ないくらいに媚びていて、色んな意味で面白いのです。

 まず、主人公の「桃宮いちご」(12歳)はネコ耳メイド(しっぽにリボン&鈴つき)
 とにかくかわいい系の元気娘で、ピンクの髪にピンクの瞳の、存分に萌えてくれと言わんばかりのキャラ。

 主人公のいちごの漫才相手的な「藍沢みんと」は、ちょっときつめのお嬢様だけど本当は優しい女の子という、早い話が「うさだヒカル」
 それから、いじめられッ子で、とっても優しけどポンコツさんのメガネっ子「碧川れたす」
 更に、仲間の中で一番年少でロリロリでいつもちょこまか動いてて落ち着きのない「黄歩鈴」
 トップモデルで、クールで綺麗な女性という感じで、「先輩属性」をサポートする「藤原ざくろ」

 このように、ギャルゲーのキャラも顔負けの様々な属性を盛りこんでいます。

 これだけでも結構凄いんですが、なんといってもこのマンガの最大の見所は、少女マンガとは思えない豪快な決めゼリフ

 ご奉仕するにゃん

 12歳の少女に1ページぶちぬきで「お礼にたっぷりご奉仕するにゃんっ」と言わせてしまうのは、露骨を超えて爽快といえるかもしれません。
 そもそも、敵を倒すのにご奉仕もクソもないと思うのですが。

 もはや一部の男性読者を狙いうちすぎて、どこかあらぬところに飛んでいったしまったこの迷ゼリフ。
 その影響は非常にわかりやすく、きっちりエロ同人誌でご奉仕させられてました。

 こんな、正気の沙汰とは思えないような東京ミュウミュウですが、なかよしの後押しはかなりすごく、 付録で携帯ストラップがついたり、本屋で缶バッチを配っていたりしました。

 中でも特に凄かったのは、実写版ミュウミュウことミュウファイヴ
 結構活発に活動していて、キャラクターショーでライブをした程です。
 ちなみに平均年齢は12.6歳
 ロリコン万歳です。

 さて、そんな東京ミュウミュウが、アニメ化との噂が流れています。
 「だぁ!だぁ!だぁ!」の後番になるとの話。
 勇み足で取り扱ってしまいましたが、真偽は不明です。ゴメンナサイ。

 ともかく、ネカマアイドルゆきは、東京ミュウミュウを応援しています☆

 ■追記

 東京ミュウミュウのアニメ化「なかよし」に告知がありました。」はウソ(バーチャル幼女様)




2001/12/28 東京ミュウミュウのアニメ化、正式に告知
 二転三転していた東京ミュウミュウのアニメ化情報ですが、やはりアニメ化の話は本当でした。
 なかよしの告知によると、 4月6日(土)から、テレ東系(テレビ北海道、テレビ東京、テレビ愛知、テレビ大阪、テレビせとうち、TVQ九州で8:00〜8:30の放送とのこと。

 アニメ版の絵も見る限りでは萌えですし、今のところ、なかなか期待が持てます。
 問題は、規制が厳しいと言われるテレ東で、どこまで出来るのかというところでしょうか。

 あとは、一部のロリコンお兄さんたちに大人気のミュウファイヴをどう絡めてくるかでしょうか。
 OPかEDのどちらかの主題歌はミュウファイヴが歌いそうな気がします。
 ひょっとしたら、シスプリで衝撃的だった実写オープニングも見れるかもしれません。
 ゆきは、あまり見たくありませんが(笑

 また、4月にアニメ化ということは、来年の夏コミはご奉仕祭になりそうで、今から楽しみです。

 ちなみにコミックスの方は、3巻が1月5日に発売だそうです。



2002/02/02 アニメ『東京ミュウミュウ』キャスト発表
 12月はじめ頃アニメ化の噂がたち、当ページでイチオシしてきた東京ミュウミュウですが、 4月のオンエアに向けて、メインキャラのキャストが発表されました。

桃宮いちご役:中島沙樹(なかじま さき)
藍沢みんと役:かかずゆみ
碧川れたす役:浅田葉子(あさだ ようこ)
黄 歩鈴 役:望月久代(もちづき ひさよ)
藤原ざくろ役:野田順子(のだ じゅんこ)


 さすがに、ミュウファイブが声をあてるということにはならなかったようで、ある意味残念です。
 金田一のアニメで、声が堂本剛じゃなかったときのような気分といったところでしょうか。

 さて、このキャストの中で一際目立ってるのが歩鈴役のもっちーこと望月久代さん。
 代表作は「シスプリ」の花穂、「魔法少女猫たると」のたると。
 花穂の「フレー、フレー、お兄ちゃまっ」や「お兄ちゃま、花穂のこと見捨てないでね」など、やたらと萌え萌えなボイスで一躍有名に。
 さらにラジオの司会など、素でも「ひらがな発音」しているといったことで、もっちー(;´Д`)ハァハァなファンが多数ついている人気声優さんです。

 本編では一番影の薄い歩鈴ですが、キャスト発表後は各地で「モッチーキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!」と言われ、ひょっとしたら主役のいちごより人気が出るんじゃないかという勢い。
 今や、全国のファンがもっちーの「ご奉仕するにゃん」を待っているとか。
 これだけで見てしまうというファンも出てきちゃいそうです。
 シスプリでは断然花穂萌えなゆきも、かなり期待しちゃってたりします。

 ちなみに、わからない方に紹介すると、歩鈴は黄色くて一番ちっちゃいのです。
 ミュウファイブだと、砂場で遊ぶのが得意な11歳の泉綾香たんです。
 ロリコン万歳です。

 残りのキャストはというと、みんと役は同じくシスプリの春歌役のかかずゆみさん。
 ざくろ役の野田順子さんの代表作は、ときメモ2のヒロイン陽ノ下光、れたす役の浅田葉子さんの代表作は悠久幻想曲2のディアーナ。
 主役のいちご役の中島沙樹さんは、「デ・ジ・キャラット ファンタジー」でセシルというキャラの声をあてておられるようです。
 残念ながら積みゲーのひとつになってるので、どんな声か確認がとれませんが。

 既にもっちー旋風が巻き起こっていて、なかなか好調な滑り出しの東京ミュウミュウ。
 東京ミュウミュウなのにテレビ愛知制作だったりして、意外とテレ東の規制にひっかからなかったりして、などという話もあったりと今後に期待です。
 次の焦点は、やはりOPはミュウファイブが歌うのかというところでしょうか。
 ひょっとしたら、声優さん5人でユニットを組んで歌って、気がつけばミュウファイブは消えていたということにもなりかねませんが。

 ネカマアイドルゆきは、東京ミュウミュウを応援しています☆



2002/10/01 東京ミュウミュウがPSでゲーム化
 かなり前に情報が出まわっていて今更なのですが、東京ミュウミュウがPSにてゲーム化されます。

 ジャンルはアドベンチャー風のRPGで12月発売予定。4980円です。
 グラフィックは2.5等身キャラでフィールド移動し、よくある初期FF風の戦闘画面からなります。

 ちなみに発売元はタカラ。
 もうこれだけでダメそうな気がします。
 「キャラゲーに名作無し」という言葉どおり、内容スカスカのファンアイテムになりそうな予感。

 ところが、公開された情報を見ると、なかなか気合が入っています。

 まず、注目すべきは新キャラの「赤井りんご」
 赤いリンゴ…ネーミングだけ聞くとすごくダメそうですが、イラストを見ると非常にいい感じです。

 特に変身後は赤いリボン、リンゴ型のステッキ、白手袋など、本編に登場してもかなりの人気を得られそうなデザイン。
 さらに、登場キャラには赤井真潮という男性キャラもおり、名字から考えて、りんごは妹キャラの可能性も高そうです。

 今まで、猫耳、お嬢様、メガネっ娘、ロリ、お姉さま、メイドといった萌え属性をふんだんにとり入れてきましたが、これだけ盛り込んでいる割りにはなぜか足りなかった属性の1つの妹属性。
 というか、みんとは妹なんですけど、兄の存在を忘れてる人の方が多いし。
 ともかく、これが揃えばもう向かうところ敵無しです。
 ヲタクの未来にご奉仕するにゃん。

 なんだか、激しく間違っている気がしますけど。

 また、他にもフルボイス仕様だったり、オリジナルの変身シーンやカットインも豊富と、予想外の充実っぷり。
 登場キャラにも「なかよし度」が設定されていたりして、みんととざくろを仲良くすれば、百合っぽいシーンが見られるんじゃないかという、よこしまな期待も高まります。
 とりあえず、ゲームがクソゲーでも、ファンならそれなりに楽しめそうな作りにはなっていそうです。

 さらに、ヲタクからは出来る限り金をふんだくれといわんばかりに、限定版も2種類発売。
 6,800円で、それぞれいちごとみんとのフィギュアがついてくるようです。

 フィギュアが2000円もするのかとか、なんでみんとなんだろうとか、やっぱオマケを売りにして内容はスカスカなんじゃないのかとか、多くの疑問がつきまとうもの、そこはキャラゲー。
 ファンはカミカゼ特攻隊気分で2種類とも購入して、フィギュアのデキの悪さに泣くものなのかもしれません。

 ちなみに、限定版オリジナルマキシシングル(りんご)もつくそうなので、フィギュアだけで2000円搾り取ろうというわけでもない模様。
 フィギュアはデキが悪いそうなのでパスの方向だったのですが、オリジナルマキシシングルがつくとなると気になってしまいます。
 これはもう、マキシシングルが欲しい人には、デキの悪いフィギュアも強制的に掴ませるという抱合せ販売かもしれません。

 ともかく、12月発売予定のPS版東京ミュウミュウ。
 キャラゲーのRPGというと、ゆきとしてはSFC版ジョジョの悪夢がよぎったり、「タカラだしなぁ…」など、どうにも不安がつきまといますが、それなりに期待です。
 まぁ、クソゲーだったら、それはそれで存分にけなして楽しめるのでいいかもしれません。
 個人的には、プレイ後の感想は「良くもないけど、さして悪くもない」という中途半端なところに落ちつきそうな気もしますけど。

 ネカマアイドルゆきは、東京ミュウミュウを応援しています☆



2003/01/26 東京ミュウミュウ 公式ファンBOOK
 女装講座続行希望の感想ありがとうございます。
 今後、ぼちぼちと書かせていただきますので、よろしくおねがいしますね。

 さて、ミュウミュウのレビューがまた止まってるところですが、23日に「東京ミュウミュウ 公式ファンBOOK」が発売されたので、今日はそちらの方の紹介をしちゃいますね。

 このファンブック、イラストギャラリー、キャラ紹介、ストーリーダイジェスト、描き下ろしコミック、スタッフインタビュー、設定資料、用語集、グッズ紹介などで構成されています。

 で、感想はというと…本編同様つっこみどころ満載な内容です。
 価格の1200円は正直微妙ですが、この手の本はこれくらいの値段が相場ですし、とりあえずそこそこ楽しめたというところでしょうか。

 そんなこんなで、とくに印象に残った部分を紹介しちゃいますね。

 まずは、キャラ紹介にいちごの必殺技の説明がありました。

☆リボンストロベリーチェック
 光の球を打ち出して敵を攻撃する技。キメラアニマからパラパラを分離できるのは、基本的にこの技だけ。

 (;´Д`)ノ先生!素手でキメラアニマを倒して分離してる人もいました!!
 ともかく、ゆき望で「どんな技よ?」という質問がありましたが、どんな技か判明しました、めでたしめでたし。

 ちなみに、みんととれたすの攻撃力は、やっぱり公式設定でも低いようです。
 威力は無いが遠くまで飛ぶ、威力は無いが広範囲に攻撃できる、という説明がありました。
 戦力外に見えたのは気のせいじゃなかったんですね・゚・(ノД`)・゚・

 お次は放送された回の写真つきのストーリーダイジェスト。
 ほぼ半分にあたる1〜27話までを収録していて、もし売れたら2冊目が出すつもりなのでしょう。

 で。画像つきとなると…やっぱり気になるのが、ヤシガニの回
 残念ながら(?)、露骨にヤバイ場面の写真はさすがになかったのですが、それでも十分ヤバくて笑えました。
 とくに、写真についているコメントが最高。
 たとえば…


↑いつも失敗ばかりしているから、月子は誰にも相手してもらえないんだって。

 …やっぱメイクしてざくろの顔がおかしくなったのは、月子の失敗だったんですか?

 他にも「見違えるほど綺麗になった月子。女の子はみんな輝けるのだ」という煽りとは裏腹に、作画がやばいせいで明らかに顔が崩れていたりと、ある意味見所いっぱい。
 それでも、まだ見れる場面ばかりだったのが少し残念ですが。

 描き下ろしコミックは4ページでギャグマンガ。
 面白かったのですが、さすがに4ページだと、本のオビに「特別描きおろしコミック」と描いているのを見て、期待して買ってしまうとしょんぼりかもしれません。

 用語集は「特製マヨネーズパフェ・ケチャップソースあえ」など、なんだか微妙なのも結構載っていました。
 それにしてもこの説明が「どんな味がするのか知りたい人は自分で作ってみましょう。でも、いちごみたいに人にかけたりしたらダメだよ」というのは、もう「なんじゃこりゃ」を通り越して、「わかってもらえないかもしれないけど…ミュウミュウっていいなぁ…って」という気分です。
 というか、作ってみましょうって煽るなと。

 そして、一番の見所はやはり、スタッフインタビュー。

 ミュウミュウ5人の声優さんの座談会では、「とくに印象に残った回は?」という質問があったりして、みんと役のかかずゆみさんがよりによって邪神にとりつかれたあの24話を選んでいたことが印象的でした。
 そりゃ印象に残りますよね、アレ。

 他にも「実生活で、なにか地球でご奉仕していることなどはありますか?」など、微妙すぎる質問などで、座談会もたいへんそうだなーと思っちゃいました。

 あとは、監督さんのインタビューも印象的でした。
 監督自身も、青山君の「いちごはボクのネコ」発言に対して、直訳すると「自分の所有物になれ」ってのは、さすがにあんまりだろう否定的に思っていたそうです。
 しかし、女性のライターさんに聞くと「いいえ。これがいいんです。」と返ってきて、それどころか女性は好きな人に「所有物になれ」くらいのことをいわれるのは嬉しいと答えたそうです。
 どなたか「キミは僕の猫だから」といって告白して、これが真実か実験してみてください。

 さらに、小学生の女の子も「この回がいちばんおもしろかった」という感想を抱いていたらしく、この少女の将来が心配です。
 また、電車の中で小さな女の子が「ご奉仕するにゃん」といっていたこともあったそうで、本当にリアル幼女の間でこのセリフが流行るとは…世の中わからないものです。

 ファンブックの見所はこんなところでしょうか。
 ある意味、非常にミュウミュウらしい出来映えで、マジメに期待していなければ楽しめるかもしれません。

 ともかく、ネカマアイドルゆきは東京ミュウミュウを応援しています☆



2003/03/05 PS版東京ミュウミュウの感想
「おお、一日につき一回ミュウミュウレビューが更新されている!!よし、その調子で最終回までに間に合わせるんだ!!一日でも止まったらここにウィルスを送る」
 こんなこと言ってる人もいますけど、無理をすると続きませんので、ちょっと別の話題をはさみます。
 今のペースでいけば追いつきますので。
 …今のペースで行けば(; ´Д⊂ヽ

 さて。キャラゲーに名作無しと言われて久しい昨今。
 実際のところ、たまに…本当にたまに面白いキャラゲーもあるのですが、そんなのは例外です。
 キャラゲーといえば玉砕覚悟で購入して見事玉砕するのが普通の姿。
 なんだかんだと文句をつけつつも、それなりに楽しめるようなものも多いのですが、たまに物凄い地雷があるのもまた事実。
 SFC版ジョジョとか。

 そんなこんなで、12月に発売したPS版東京ミュウミュウ
 キャラゲーとしてあまり期待せずプレイしてクリアしたので、レビューしちゃいますね☆
 今更って言わないでください、あうー。


『ちなみに発売元はタカラ。
 もうこれだけでダメそうな気がします。
 「キャラゲーに名作無し」という言葉どおり、内容スカスカのファンアイテムになりそうな予感。』


 タカラさん、こんなこと書いちゃってゴメンナサイ。
 結論から言うと、ファンでRPGが好きなら買いです。
 予想外に面白かったので、びっくりしちゃいました。

 形式としては、いちごが主人公で、イベント進行→マップを動き回る→イベント進行といった具合のRPG。
 自由度ほとんど0でイベント主体の最近のFF方式でしょうか。

 この手の形式だと、ストーリーが重要になってくるのですが、イベントグラフィックが豊富ですし、フルボイスでアニメ同様のノリで楽しめますし、ゲームオリジナルキャラもいい感じでかなり楽しめました。
 SFC版ジョジョで、承太郎がDIOの館に置いてあった「時の学帽」という謎のアイテムで時間を止められるようになったような、「原作ぶちこわし」みたいなこともありませんし、安心してお話を楽しめました。
 せいぜい、道に落ちてるチョコレートを食べて体力が回復するくらいなので安心して楽しめます。
 なーに、それくらいは人の家のタンスを漁る勇者に比べればかわいいものです。
 …RPGって…。

 話は、ミュウミュウ劇場版という感じで、毎回ミュウアクアの偽者ばっかでひっぱってたアニメより面白いと感じました。
 最近大不評ないちごと青山くんのバカップルっぷりも、今回は青山くん自体出てこないですし。

 また、イベント戦闘前にはオリジナルの変身シーンが入っていて、アニメ的なノリで楽しめたりと、無駄なまでに力入ってます
 更に、変身シーンは飛ばすこともできる親切設計。
 こういう好感が持てるような細かい気配りが多いのも特徴。

 戦闘は、FFのアクティブバトルに近い感じで、素早いものから攻撃、すばやければターンが回って来やすい方式です。
 1度に3人しか出せないのですが、キャラのターンになればいつでも交代でき、交代してもターンがすぎてしまうということもなく、交代して休んでる間は体力が回復するので、結果的に全キャラまんべんなく使って楽しむことが可能です。
 もちろん、お気に入りのキャラを中心に戦うことも可能なので、れたすたん(;´Д`)ハァハァなヒトとかも大丈夫です。
 ちなみに原作と同様に、れたすたんは一番使い物にならないので、安心してください。
 個人的には、いちご>りんご=歩鈴>ざくろ≧みんと>>>(超えられない壁)>>れたす、くらいの使い勝手でした。
 ちょっとあんまりです。

 また、交代無しで3人だけで進めようとすると、かなりきつくなってくるので、上手く交代を利用して戦うという戦略性もあります。
 この辺り、非常にバランスがいいというか、どう考えても子供向けじゃないバランス。
 レベルを上げれば楽ですが、レベルを上げなければ苦しく、かなりバランスがいいです。

 そして、特筆すべきなのは、ドット絵のちびキャラがとにかく動き回り、喋りまくるという点でしょうか。
 戦闘時の攻撃アクションは面白いですし、必殺技のシーンでは絶妙のタイミングでカットインが入りますし、見ていて飽きませんでした。
 演出のおかげで、1回あたりの戦闘はかなり長くなっちゃうのですが、エンカウント率が比較的低めで、レベルも上がりやすいこともあって、それほど気になりませんでしたし。

 どうしても鬱陶しい場合は、戦闘中の声をオフにしてしまえば、戦闘もある程度はテンポよく進めることが出来ます。
 フルボイスが売りなのに声をオフにしたら意味が無いという意見も多いですが、個人的には「オフに出来るようにした」というところを評価。

 また、やり込み要素として、今まで見たムービーを見ることの出来るムービーセレクション、イベントCGを見られる思い出アルバム、キメラアニマを倒すことで埋まって行く動物図鑑などがあり、ゲームクリアだけでなくこれらを埋めていく楽しみがあります。
 更に、ゲームをクリアした後も、「たんさくモード」というモードが出現し、今まで行けなかったところにも行けるようになったり、クリア後でないと埋まらない動物図鑑があったりと、至れり尽せり。
 クリア後にいちごからのメッセージがあるのですが、2周以上クリアすると、一番レベルの高いキャラからのメッセージになったりと、細かな作りこみもバッチリ。
 セーブしてタイトルに戻ると、キャラが自分の玩具を宣伝してくれたりして笑えます。
 ミュウミュウ辞典なども収録されていて、ここまでやってくれるとは思いませんでした。

 思わず、「ミュウミュウのくせにどーしてこんなにデキがいいんだ!」と言いたくなること請け合い。

 以上、ベタ誉めしましたが、問題点も多少あります。
 結構言われていることで、こればっかりはどうしようもないのですが、ロードがちょっと長めです。
 とくにメモリーカードのアクセスが結構長いです。
 とはいえ、めちゃくちゃ遅いといほどでもないですし、面白かったので十分許せる範囲でした。
 これで面白くなかったら、ロードが長いとぼろくそ言っているのかもしれませんが。

 それから、戦闘の長さ。
 セリフをカットできるとはいえ、やっぱり長いですね。
 まぁ、最近のRPGは演出に凝って戦闘が長くなる傾向があるのですけど。
 この点は、レベルが上がるのも早いし、エンカウント率も低めなことでバランスがとれていると思います。

 最後に、ちょっとボリューム不足です。
 これも仕方ないというか、よく頑張っている方だと思いますが、10時間ほどで終了してしまいます。
 とはいえ、無駄に長くてつまらないよりかは、これくらいの時間で面白い方がいいかな、と思ってみたり。
 それほど短いとも感じませんでしたし、やり込み要素もありますし。
 というか、60時間かけて魔人学園外法帖クリアした後なんで、短くて気楽に出来て良かったというのが本音。

 全体的に見ると、キャラゲーの中では最高レベルに入ってるんじゃないかと思います。
 設定が原作準拠なので、ストロベルベルがバージョンアップしたり、アニメ設定と微妙に違う部分があったりするのですが、 アニメの声で話してくれるので、アニメのファンも十分楽しめると思います。
 個人的には大満足の1本でした。

 ちなみに、ゆきが気に入っているシステムは、「せりふ送り」
 キャラが喋り終わったら、ボタンを押さなくても、自動的に次のセリフに入ってくれるシステムです。
 喋り終わるまで待つのが鬱陶しければ、ボタンを押せば次のセリフに入りますし、セリフを全て聞き終えてからボタンを押さなくてもいいので、コントローラーを放っておいても勝手に話が進んでくれるので楽ちんでした。
 まさか、ミュウミュウのゲームをこんなに丁寧に作ってくれるとは。

 そんなこんなで、えらく今更ですが、オススメしてみます。
 機会があれば、PS版のキャラについても語りたいですね。

 ネカマアイドルゆきは、東京ミュウミュウを応援しています☆


2003/03/15 PS版東京ミュウミュウの感想2・キャラクター編
 さて、ミュウミュウ最終月ということで、今日は前回紹介したPS版ミュウミュウのキャラについて書かせていただきますね☆

桃宮いちご
 本編の主人公で、プレイヤーはいちごの立場になって話をすすめます。
 「れたすたんがいいんだ!」とかいう贅沢は許されません、あしからず。

 最近は、いちゃついてばかりで仲間のことを全く思ってないと不評をかっているいちごですが、青山くん自体が出てこないので、友達思いの女の子という性格になっています。
 主人公だけあって活躍の場も多く、物語途中で2段変身を身につけたり、3人以上の合体技はいちごが必ず混じっていたりと、大活躍。
 ちなみに、2段変身といっても、スカートに赤いひらひらがついただけで、あれでどうパワーアップしたのか全くもって不明ですけど。

 戦闘では、最初から攻撃力、素早さ、体力ともにそこそこ高いのですが、2段変身すると更に強くなって大活躍。
 主人公って特だなぁと思えるような強さにしあがってます。

 必殺技以外の通常攻撃は「ネコぱんち」「ネコきっく」「ネコあっぱー」「サービスあたっく」
 自分のターンが回ってくるたびにうれしそうに「ご奉仕ご奉仕♪」と喋るのが印象的でした。
藍沢みんと
 アニメでは、他のメンバーが飛べなくなったことで存在価値を見出したみんと。
 このゲーム自体が原作をベースにしているので、アニメ版よりちょっと性格がよくなっている気がします。

 ゲームではもちろん飛べないですし、攻撃力も体力も低くいまいち使いにくいと思いきや、素早さが歩鈴に次いで早いため、意外と使えます。
 ゲームのシステム上、フィールド上で素早いキャラ3人を戦闘メンバーに集めておいて、先制攻撃を仕掛けて強いキャラに交代するのが有効なので、2番目に早いキャラとして非常に重宝しました。
 あくまで、2番目に早いキャラなんですけど。

 通常技は、バランスのいい山本選手を倒した天内キック(空中からステップで相手を蹴りまくる技)とカカト落とし。
 意外と武闘派です。
碧川れたす
 なんだか、やけに人気の高いれたす。
 原作ではアニメよりポンコツさんなのですが、それが反映してか、そもそもアニメの時点でも戦力外なせいか、使い物になりません。

 攻撃力は並、防御力は高め、体力は並、素早さはかなり遅いという感じで、全く使えないわけではないのですが、逆に言えば、れたすを使う必要性が皆無です。
 ゲームのシステム上、素早さが重要で素早さが高いと相手の攻撃をかわせるので、防御力はそれほど重要ではありません。
 攻撃力でも素早さでも、いちごとざくろに劣っているせいで、攻撃タイプとしても使えません。

 攻略本には「相手の素早さを下げるのが得意」とあるのですが、みんともざくろも同じことが出来ます。
 一番攻撃力の強い通常技は、相手のすばやさと一緒に自分の素早さまでさげるので使い道なし。
 まぁ、盾くらいにはならなくもないんですけど。

 ただし、前半戦は必殺技のリボンレタスラッシュが全体攻撃でそこそこ強いので、それなりに活躍できるかも。
 ちなみに戦闘時のアクションは、下半身をスナメリにしておびれでぴちぴち攻撃したり、相手に向かって転んでいったりと、萌え度だけなら高いので、愛さえあれば活躍できるかも。

 よく考えると、いちごは例外として、みんとはバレエをやってるので身のこなしがいいはずですし、歩鈴は変身しなくてもキメラアニマと戦えそうですし、ざくろは何をやってもすごそうなのに対し、れたすは全く普通の人なんですよね。
 そりゃ、戦力としては微妙なハズです…
黄歩鈴
 12歳。
 原作序盤は出番無しくんだったけど、アニメでの活躍ともっちーボイスで
 一年でファンが急増した。一度やってみなよ。
 初回のみだけど、ターンが回ってきてざくろと交代すれば、ざくろの攻撃力で先制攻撃できる。
 変えるだけ変えといて戦闘が終わってからまたメイン3人に加えることもできるし、特技のとんずらで
 思い切って逃げてしまえば100パーセントで逃げられる。
 交代がめんどくさきゃ、そのまま戦闘に出せばいいだけ。戦力になる。
 素早さを下げる技とか素早さを上げる技とか色々あるのでマジでお勧め。

 ごめんなさい、1度やってみたかったんです。
 ともかく、素早さが非常に高いため、素早さ重視のこのゲームではかなり強いです。
 相手の攻撃をかわす確率が高いのも特徴。

 戦闘前はかならずメンバーにいれてました。
藤原ざくろ
 アニメでは無茶苦茶強かったざくろ姉さん。
 ゲームではパンチやキックなど、ほとんど格闘家です。

 攻撃力、防御力、体力がメンバーの中でもっとも高い戦士タイプ。
 すばやさが遅いのがネックですが、れたすよりマシなのと1回1回の攻撃が強いのもあって、なかなか強いです。
 相手のステータスを下げる技は基本的に「やる気」を消費するのですが、相手全体をを眼力でびびらせて、やる気を消費せずにすばやさを下げることも可能。

変身シーンの音楽がかっこよかったです

赤井りんご
 ゲームオリジナルキャラでフンボルトペンギンのユキちゃんとシンクロシニティしてミュウリンゴに変身。
 本編では攻撃キャラばかりで回復できるキャラがいなかったので、ゲーム用ということもあって回復中心のキャラに。
 攻撃力と素早さは泣きそうなほど低いのですが、唯一「やる気」を消費せずに全体攻撃をすることが可能なので、攻撃力を増やすアイテムを装備させ、開幕直後に歩鈴と交代して全体攻撃という使い方をすれば、かなりの戦力に。

 キャラ的にはデザインはかなりいいですし、ブラコン気味の妹キャラということもあって、萌え度は高いです。
 体が弱くて友達はフンボルトペンギンのユキちゃんしかいなかったことから、兄に対しかなり依存しているカンジです。

 ちなみに、りんごのおかげで、ゲームのストーリー上では「友達」というテーマが最重視されていました。
 おかげでうざい愛の奇跡を見なくてすむので、快適快適♪

 なんか妙に気の抜けた独特な喋り方をするのが特徴。
 一歩間違えれば痴呆症のようにみえる喋り方ですが、とってもいい子で、お持ち帰りしたいです。

 それにしても、趣味が夜の散歩というのはどうかと思います。
 兄さん、止めろよ。
白金 稜
 白金は相変わらずサポート役。
 というか、大体役回り的にはアニメと同じです。

 しかし、レジャー施設の島で楽しめるようにコスプレ衣装のレンタルを考案したりと、やっぱどっかおかしいです。
 まぁ、白金は非常に白金らしかったので、白金ファンには満足かも。
 キラキライベントCGが1枚あるし。
赤坂 圭一郎
 赤坂さんも相変わらず赤坂さん。
 なんだかすごく美形でした。

 赤坂さんは、キメラアニマを倒すことによって得られる情報をアイテムポイントとし、そのポイントでアイテム交換をしてくれる役回り。
 そんなことしないで普通にくれよと言いたくなるのですが、白金曰くギブアンドテイクだそうで。
 でも、最終決戦のときに「役に立つアイテムを持ってきました」といっといて、きっちりアイテムポイントと交換させるのはあんまりだと思います。

 とはいえ、アイテム交換についての説明は結構よくできてたかなーと。
 この設定考えた人、えらいです(笑
赤井 真潮
 りんごのお兄ちゃん。
 青山くんにそっくりで声もまんま青山くん
 こいつと青山田くんと青山くんが集まったらややこしそう。

 でも、設定では青山くんとそっくりと書いてましたけど、青山田くんのようなドッペルゲンガーではなく、髪の色が微妙に薄かったり肌が綺麗だったりして、なんかこっちの方がかっこいいです。

 りんごのことを第一に考えていて気遣うあまりか、最初はちょっとイヤなヤツかもという雰囲気なんですが、最終的にはかなりいい人で、兄としても優秀かなーと。
 なんだか個性の感じられない青山くんと違って、真潮兄さんにはかなり好感が持てました。

 りんごたんとお幸せに。
キッシュ
 相変わらずいちごたちと縁があるキッシュ。
 残念ながらアヒャりません。

 悪役らしく、非常に汚い手で攻撃してくるあたりは、なかなかすがすがしいものがあります。

 ちなみに、人質がとられたのでキッシュとの直接対決にのぞむシーンで「フェアに戦おうよ」といわれる場面。
 「人質をとっておいて何がフェアよ!」と「わかったわ。勝負よ、キッシュ!」の選択肢が出てくるのですが、前者を選択するとキッシュの機嫌を損ねて「やる気」を吸収されちゃいます。
 で、後者をとってフェアに戦おうとすると、アイテム使用を封じられちゃいます。
 そのときのキッシュの言い分。

「アイテムなんか使っちゃフェアじゃないもんね」
 めちゃきちゃ正論だ。
 たしかに相手はアイテムなになのに、こっちは戦闘中にアイテムでドーピングしたり回復したりしたら、フェアじゃないですよね。
 なんかRPGの主人公はみんなずるいということを皮肉ったイベントかもしれません。

 ちなみにゆきは、男らしくフェアに戦って勝ちました。
 攻略本ではアイテムを使えないのはきついので、やる気を減らされる方を選ぼうと書いてたんですけど、そんな軟弱な選択肢をとっちゃいけません。

 あとは、いちごと一騎討ちイベントがあったりして、やっぱりキッシュとの戦いが一番盛り上がったかなーと。
ガトー・デュ・ロワ
 今回の黒幕で、ディープブルーに今回の計画の任をまかされているので、形式上はキッシュはこいつの部下的立場に。
 まぁ、キッシュが素直に言うことを聞くわけは無いのですが。

 キッシュにはおじさん呼ばわりされたり、キャラ紹介ではナイスミドルとか言われたりして散々な扱い。
 大人なのはたしかなんですが、おじさん呼ばわりはあんまりかと。
 声は置鮎龍太郎さんで、ナルシストっぽいキャラがハマリ役

 いわゆるラスボスで、合計2回たたかわないといけないんですが、かなり強いです。
 というか、こいつといいキッシュといい、回復技を使うボスキャラはちょっとあんまりです。

 ドラクエ2のシドーの悪夢を思い出しました(;´д` )
青山 雅也
 今回は島に招待されていないので出番なし。
 青山くんファンは、真潮兄さんでガマンしましょう。
 にしても、主人公の恋人役のメインキャラが出てこないってかなり無茶ですよね。
 出てこなくてもかまわないんだけど。

 まぁ、一応いちごの回想シーンでちょっとだけ出てきたような気も。
蒼の騎士
 で、こっちは登場します。
 どうやって島まできたんですか、青山のタイショー。

 まぁ都合よく愛のパワーかなんかなんでしょうね、どーでもいいや。
 例によって都合よくでてきてピンチを救ってくれるんですけど、通常戦闘シーンで負けそうなときに出てきてくれたりはしません。
 設定的には、いちごが死にそうになったときだけ戦闘で助っ人として登場するのが正しいんでしょうけど、まぁそれだとあえていちごを瀕死にして蒼の騎士を呼びまくるというプレイスタイルが確立して、ゲームバランスが崩れそうですね。
 面白そうだけど。
 まぁ、そこまで求めるのは無茶ですか。
 というわけで、PS版ミュウミュウのキャラについて書いてみました☆
 パイとタルトはどこに行ったんだというカンジですが、ゲームの舞台が夏なので、きっと夏の暑さでやられているんでしょうね。

 そんなわけで、ネカマアイドルゆきは、パイとタルトを応援してみます☆