大幅リニューアルも完了し、すでに最初からもう名前負けしてそうなこのページですが、 ゆきはくじけずに頑張っていこうと思います☆ くじけたときが涅槃に戻るときです(笑
えっと、今日はゆきがこれまで14年生きてきた中で、一番大笑いしたマンガを紹介しちゃいますね。 「なにがなんでも阪神ファン」という題名のマンガなのですが、このマンガはまさに作者の阪神への愛の結晶です。 プロ野球好きなら、阪神ファンならずとも楽しめると思います。
舞台は10年前…1991年のシーズン開幕からはじまります。 1991年といえば、第一次阪神泥沼低迷期とでもいいましょうか。 1985年に優勝したあと、3位→6位→6位→5位→6位と来て、まさに最下位が阪神の指定席となってきた頃です。
余談ですが、この頃でも現在の如く4年連続最下位という事態には陥ってません。 いかに今の阪神が弱いかということを思い知らされます。 ちなみに、結果的には1991年も圧倒的な弱さを見せて最下位に沈むのですが、それは後の話。
で、1991年開幕を舞台に話がはじまるのですが、のっけからすごいことになってます。
阪神よ なんでそんなに弱いのか
開幕以来の9連敗 巨人を迎えて3連戦 ここらでなんとか燃えたいところ それでもやっぱりこのスコア (スコアボードに4回表の時点で3−0と表示)
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この時期、阪神ファンがいかに壊れていたかがわかります(笑 そして熱狂的阪神ファンを中心に物語が展開。 序盤からもう、とにかく名台詞の嵐です。
「そしてわしはついにさとりを開いた。 阪神の優勝とは20年に一回の輪廻なのだ。 だから、そのときまで何が起ころうと温かい目で見守ろうと……」 「な! なんという!!」 「すばらしい教えじゃあああ」 「これを阪神真理教という」
こんな今ではとても使えなさそうなネタも。 もっとも、1985年の優勝の20年後といえば2005年ですけど、ゆきにはあと4年のうちに阪神が優勝するとは思えません(笑
で、他にはどんなネタがあるかというと…
「3点差くらいで動じてはならんっ。 そういう時は… はい!ご一緒に! 3点差で負けるならよしとしよう!」
主人公「やった! 兄貴! 和田がヒットで出ましたで!」 兄貴「ってことは岡田がダブルプレーを打ってチェンジやろ」 主人公「なんて事をいうんやーーーっ」 (岡田、ショートゴロでダブルプレー) 主人公「あーっ、ほんまにダブルプレーやーっ」 兄貴「心の準備が出来とるからいっこも悔しくないぞ」 主人公「わいにはできへーーーん!」
「とかなんとか言ってる間にもう9回裏か」 「予想通り完封負けでんなー」
と、第一話だけでコレです(笑
これだけだと阪神への愛の結晶とはいいがたいですが、なんだかんだいって最後は八木の満塁ホームランでサヨナラというあたり、 いかにこの作者が阪神を愛してやまないか、そしていかに阪神ファンが壊れていたかが感じられます。
この後も壊れっぷりは加速していく一方でして、
「もう…阪神ファンなんかやめや……」 「あんた、この時期になるといつも同じ事言ってるなぁ」
「この五年間にあんた、相当性格が歪んだわ。 これ以上続けたら、人格崩壊するで」
こんな会話が平気でかわされています。
このシーズンは結局は6位で終了しますが、実は次の1992年は亀山・新庄のフィーバーが巻きおこり、最後まで優勝争いをして2位になった年です。 91年は強烈な自虐ギャグの応酬で笑わせてくれますが、92年は正統派(?)ギャグと阪神の勝利の感動という要素をうまく組み合わせいて、 当時必死で応援していた阪神ファンはひとときの夢を味わえるようになっています。
ちなみにこのマンガ、一巻が出たにも関わらず、結局二巻は出ないという残念な結果に終わってしまいました。 一巻はペナント終盤の9月で終わってしまっていますが、実は連載はこの後2回あって、最終的には阪神が優勝するという夢のような結末で幕を閉じるそうです。 ゆきは、二巻が出なかったのが残念で仕方ありません。
とはいえ、一巻だけでもその面白さは折り紙付きですので、もしも古本屋で見かけたときは是非手にとって頂きたい一冊です。
それにしても92年のタイガースは輝いていました。
ネカマアイドルゆきは、3年前にあまりの弱さに呆れて阪神の応援をやめて、今では近鉄バファローズを応援しています(笑
(200110)
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