迷わないテクニック

 

誰しも選択肢が2つ以上ある場合、どれにしようか迷ってしまうことがありますね。
おいしいお菓子が2つあってどちらから食べようか程度の迷いなら可愛いものですが、それが人生の選択にかかわるような時って、本当に深刻に考え込んでしまいます。

こんな時にはどうすればよいのか、いろいろお年寄りに、聞きまわったのですが、これという決め手がなかなか得られませんでした。

ただ、なんとなくですが、自分の思った方を選びなさいというアドバイスが大勢を占めている気がしました。

その通りと思うのですが、これにしようと決められない自分がいるものですから、これが始末が悪いのです。

ただ、いろいろな例をお聞きしましたので、それらを紹介します。

これらの例を通じて、何かを学びたいものです。

 

 

例1

Aさんは、学校の先輩にあたるBさんとは、会社ですれ違ったときに会釈する程度のお付き合いでした。

親しく話をしたこともありません。
入社時に挨拶しただけでした。

そのBさんのお子さんが今度超難関某有名高校の入試に無事合格されたという話を人づてに聞かされました。

さて、祝いをどうするかです。

聞かなかったら、知らないのですから、何もしませんが、聞いて知ってしまったから、心に迷いが生じます。

言葉で「おめでとうございました」と言って済ましてしまえばそれまでのこととも思うのですが、その先輩は相当喜んでおられるという情報が入ってきています。

これが上司ならあまり迷わないのですが、この先輩の場合、自分から見て相当中途半端な位置におられることになります。

知らなかったという態度を決め込むには、本当は知っているだけに後味の悪さが残りますし、といって、お祝いをするというのも何か別の意図があるのではないかとかえって、先輩に気を使わせてしまうことにもなりかねません。

この場合、どちらを選択してもあまりすっきりとした感じになれない気がします。

あなたなら、どういう根拠で、どちらを選択されますか?

但し、この選択肢の内容そのものはそんなに重要ではありません。

ちょっと迷うことにぶち当たった場合、どうするのかというパターンが身についていれば、少なくとも迷ってしまうというケースは激減することは確かだと思います。

ちょっと、軽くお考え下さい。

お考えいただいてから、次に進んでくださいね。

 

 

 

 

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