2004.1.26 東村山市の有限会社夢職人さんにお邪魔しました。 |
【副題】 夢職人さんは、夢の壊し屋さん?それとも夢先案内人? |
おかつ婆ちゃんが有限会社夢職人さんをお尋ねしようと思ったのはこちらの会社のHPがとても理にかなっているなと感じたからです。 また、熊澤社長さんから当サイトにいろいろな投稿をいただき、筋の通った論客経営者として住まいに対する夢をどのように発信しておられるのか実際にお目にかかって伺ってみようと思ったのです。
お会いする前は、きっと細身の学者タイプだろうと予想していたのですが、お目にかかると、やや微肥満(?)の大陸的風格のある方で全く予想は外れていました。 |
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おかつ婆ちゃんは列車に乗るときは地下足袋を脱いで座席に正座します。 そのほうが足が疲れないからです。 また、新幹線では必ずE席(2列席の窓側)に決めています。 富士山が良く見えるからです。 今日も自宅から準備した水筒のお茶を飲みながら青い空を背にした雄大な富士山を拝むことが出来ました。 品川駅から山手線に乗り換え高田馬場駅で西武新宿線に乗り一路久米川駅へ。 駅にはHPご担当の渡辺さんが自転車で迎えにきてくださいました。 事務所はこちらの会社の主力工法「ソーラーサーキット」で建てられ、ワンフロアーとなっていました。 天井が高く頭上の圧迫感が全くありません。 それにしても、お客様は住まいに夢を持っておられない、せっかくの一生の大事業なのに、、、、とつぶやかれる。 お客様の住まいへのイメージは、住宅展示場へ行って、そこにあるシステムキッチンや家具などに目を奪われ、家族が一番気持よく生活するにはどうあればいいのかということを全く考慮しない人が多いのが気になっているのですとおっしゃる。 そうかなあと思いつつ、では一体夢職人さんではどういう方法でお客様の夢を叶えようとなさっているのかと問うと、お客様に『住宅調書』を提示し、その項目全てを書き込んでいただくそうだ。 この住宅調書は日頃の家族の方々のそれぞれの生活パターンなど多方面に渡って書き込む必要があり、実は、これがこちらの会社の最大のノウハウとなっているとあとで気づきました。 熊澤社長はお客様にとって本当に気持のよい生活とはなになのかお客様以上に真剣に考えておられるのだろう。 私たちは、お客様が納得されるまで何度も一緒に考えながらお客様のご希望や夢を具体的なところにまでもって行くのです。 年々施工数が増加しているのもうなずけます。 |
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会社は新興住宅街の中にあるのですが、歩いて数分圏内に何棟も夢職人さんの施工されたお宅があり、ざっと外から見せていただきました。 夢職人さんの会社を建築中に近くの方が見学にこられ、「私はこんな山小屋風の家は絶対いやだ」とおっしゃっておられたのだが、結局私どもの施工をごらんになられ、そして、私どもの方に設計施工を依頼してこられました家があれです。 果たして、設計結果は地下室のあるヨーロピアンアンティーク家具に囲まれたこだわりの家になったそうだが、、。 その他2世帯住宅も拝見させていただいたのち、今日のお宅訪問先である渡辺さん邸に向かいました。 |
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渡辺さん邸はガレージの奥の庭に盆栽類が見え、おや、また風流だなあと感じながら、玄関を入りました。 実は、予め間取り図を拝見しており、また、空間がお気に入りだと聞かされておりましたので、きっと、玄関に入った瞬間吹き抜けが現われるのだろうと、だいたいそういうパターンだものなと、見もしないうちから決めていたのですが、入った時点でそんな気配がないので狐につままれた感じでした。 (リビングに空間が開けてくるのを後で知りましたが) 1Fはご同居のお義父様の部屋と対面式キッチンそしてリビングという間取りになっている。 2Fへの階段部分が家の中央部にありその前方部分が屋根の内側までへの吹き抜けになっている。 ソーラーサーキット工法は、外断熱・二重通気工法と呼ばれ床下と屋根裏に開閉口があって壁内に外気を通すことも出来るし、外気を完全に遮断することもできる特許工法で、全国で700の工務店が採用しているという。 2Fは和室と寝室が続きになっており、廊下をはさんで、ご主人の書斎、そして背中あわせに奥様の書斎(勉強部屋)で、そのとなりが中学生の娘さんの部屋になっている。 こりゃ楽しいわ、と思わず童心に返ってしまいました。 「どうして、ソーラーサーキット工法を選ばれたのですか」 私は結露のことはあまり重要とは考えてはいませんでした。 2Fの廊下から下をみればリビングが見え、上を見れば屋根の内側まで広がる空間を感じられ、まるでこの場所がそのまま、劇場の舞台のような錯覚にとらわれるのです。 社長に伺うと、設計段階でこの空間をイメージできる人は大変少ないらしい、まして、素人である渡辺さんが持つこの空間イメージ力はとてもめずらしいということでした。 ソーラーサーキット工法の利点には空間の活用もあるのだと知り、これは面白くなってきたぞと感じざるを得ません。 渡辺さんのお宅にはあちこちにさまざまなニッチが造りつけてあり、絵画を飾れば画廊にもなるし、こだわりの小物で飾ればちょっとした小物雑貨店にもと、奥様の遊び心が随所にちりばめられ、そういえば、奥様の書斎の下の壁には娘さんの部屋に入れる秘密の扉もありました。 楽しくが人生のテーマのひとつとおっしゃっておられた渡辺さんは、楽しく手をかけていける家、落ち込むことがあっても楽しい気分になれる家をめざしたそうです。 |
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取材後記
熊澤社長は最近ラジオにも出演され、また、工務店さん向けの講演にも忙しいという。 熊澤社長がインターネットに着目されたのはもう5年以上も前からと聞きます。 最後に社長との会話録から一言紹介します。 |
夢をかたちに、住まいづくり 有限会社夢職人さんのHPは http://www.yumesyokunin.co.jp