2004.1.14 東京都大田区の株式会社創建舎さんにお邪魔しました。

 

【副題】  何故、お客様が注文住宅を選ばれるのか謎が解けました。

 

おかつ婆ちゃんが株式会社創建舎さんをお尋ねしようと思ったのは、こちらの会社のHPに誠実さと暖かい波長が発せられているのを感じ、実際の会社の雰囲気を確かめたくなったからです。

  
   匠の会 椛n建舎 
〒146-0092東京都大田区下丸子1-6-5
    TEL 03-3759-6462(代)
    FAX 03-3759-6582
    URL http://www.soukensya.jp


中里社長さんが、昨年の実績としてインターネットからのお客様が60%というお話もメールで知り、また、文章の行間からも誠実なお人柄が見て取れ、是非とも社長さんにもお会いしたいと思ったからなのです。
※実際にお会いして、メールの印象どおり誠実で、かつ、ロマンスグレーの素敵な紳士でした。

 

 

         
1月14日 奈良県生駒市を早朝に出発したときは小雪がちらつき、あいにくの天候で、新幹線でも米原付近は積雪のため徐行運転、これは一体どうなることやらと、ちょっと心配でしたが、米原を過ぎると、空はくっきり晴れ渡り、雪を抱いた富士山もはっきりと見ることが出来ました。

品川で京浜東北線に乗り換え、蒲田駅で東急多摩川線にそして三つ目の下丸子駅で下車。
生駒からざっと4時間近くかかりました。
駅からゆっくり歩いても5分たらずの近さ。

会社に着くと経理ご担当の柳沢さんの明るく、こぼれんばかりの笑顔で迎えられました。
「おかつ婆ちゃんですね。お待ちいたしておりました」
あれ?まだ名乗ってないのにどうしておかつ婆ちゃんとわかったんだろう?
今日は畑に出ていないから地下足袋も泥で汚れていないし、もんぺも洗ったばかりの清潔さなのに・・・・・・・??

続いて中里社長さんも出てこられ、がっちり握手。
13歳の時からクラッシックギターを趣味としてこられた(その道40年近く)その手は分厚く暖かい。

応接室では、50年100年と耐えうる家造りが会社のモットーであり、そのため耐久性や強度は勿論、日々の生活を健康的に送っていただけるよう心を込めて提供していると熱弁された。
強度を保つため、木材そのものにもこだわっておられ60年ものの紀州材を無垢で使用しているとのこと。(産地から直接取り寄せ)

30年ものの市場流通木材と一見1本仕立に見える合板、そして60年ものの木材の見本を示しながら、この60年ものが一番良いと説明を受けた。
確かに年輪を見てもぎゅっと圧縮されたようで強そうだ。
なぜ、60年なのかと言えば、60年が木としての生命力が最も高く家に使用した場合、その後も50年100年とその生命力が持続するとのことでした。
つまり、古すぎても駄目、若すぎても駄目、丁度60年ものが家づくりには最適の強度を保つらしい。

お客様(施主様)の年代としては40歳手前と60歳前後が最も多いらしい。
さらに、最近2年先、3年先に計画しているお客様も増加傾向にあるという。
じっくり時間をかけて最高の住まいを検討しようとお考えの方が増えてこられたらしい。

椛n建舎外観

中里社長

60年紀州材  30年市場流通材

 

 

         
社員さんは仕事で外出しておられ、ほとんどいらっしゃらなかったのですが、たまたま、工事統括ご担当の藤井さんがパソコンに向かっておられたので、ちょっと話を伺いました。

「家づくりは、最初のプランニングの段階と施工段階、そして施主様に引渡しという3つの段階があるかと思うのですが、どの段階が一番充実するというかやりがいを感じますか?」
当然、施主様の希望に満ちた顔が見られる引渡時という返事だと思っていましたが、あえてお尋ねしてみました。

しばらく考えられた後
「私たちは創るということ全てが生きがいなので、あえてどの段階がというような優劣はつけられないのです。どの段階にも充実感はあります。でも、しいて言うなら、2年後3年後のメンテナンスにお邪魔するときが一番楽しいかな」

予期せぬご返事にびっくりしました。
なんという自信だろうか、なんという腰の据わったお客様対応なのだろう。
施工時からひとつひとつ愚直なまでに手を抜かなかったという自負がなければこの返答は出てこない。
創建舎さんの家づくりに対する姿勢がこの一言で全てを物語っている。
そして、ゆるぎない自信があるからこそ、お客様の支持が拡がって来ているのだろう。
 

 

         
社長のご案内で、施工例を見学させていただきました。
(その際、これからは、リフォームにも力を入れていき、別法人化も検討しているとおっしゃっておられました)

最初はOMソーラー搭載の家。
自然エネルギーを利用して四季を通じで快適に過ごせるような工夫がなされているという。
軒下から空気をとりこみ屋根が集熱に利用されその熱が床下に蓄えられると言う。
冬場の早朝、外気が2〜3度であっても室内は15度程度で、暖房費用もかなりの節減につながるらしい。
これは木造住宅の外断熱と内断熱の工法を駆使しながらと、専門的な説明が続きますが、詳しくは創建舎さんに聞いてくださいね、私は素人ですのでうまく説明できません。

次はやはり木造の住宅でしたが、ここは近隣の方との折衝が必要だったという。
火の元のことを心配された近隣の方への説明は中里社長の出番で、やはり、誠実な口調のご説明は近隣の方にも安心感を与えたのだろうと感じました。

 

3番目は石黒さんのお宅におじゃましました。
見学させていただくということで、わざわざ外出先から戻って来てくださいました。
恐縮です、ありがとうございました。
奥様は、とても自然体で接してくださり、人見知りしがちな私にはありがたかったです。

玄関を入ると、真っ先に木目の美しさと香りをそそるゆかが目に飛び込みました。
普通は、やはり玄関内を見回して一言二言感想を述べるのが筋なのでしょうが、なにも言葉が出ませんでした。
理由はあとで説明します。

右を見ると階段があり2Fが見えますが、
「おお〜〜〜!」っと思わず驚きの声が出てしまいました。
2Fは吹き抜けになっており、その空間の広がりが1階から見ても心晴れる開放感を感じさせてくれます。

1Fの寝室と和室を拝見させていただいているときもあの2Fが気になって、気もそぞろでした。

1Fをそこそこに階段を上がって2階につきました。
リビング部分は14畳ということですが、これまた広いダイニングと続きになっており、トータルで30畳近くはあるような感じがしました。

畳1畳はゆうにあるであろう大きな一枚板の分厚いテーブルも特注ということで、やはり木の香りがこぼれる椅子に座ってみました。

さっき、なにも言葉が出なかったと言いましたが、ここではもっとその感じが強くなりました。
せっかくお邪魔していますので、いろいろなこだわりのお話をお伺いしようとメモも準備していたのですが、どうもそのような気分が起こらないのです。
玄関を入ったときからうっすら感じていたのですが、このテーブルの前に座って、はて、この感じはなんだろう?と、しきりに頭の中で反すうしていたのです。
どんな感じかと言いますと、なぜか、懐かしい安堵感がしきりに湧き上がってくるのです。

「こうしていると、なんだか、ずっと前からここにいたような気分になります」と奥様に申しあげたのですが、本当にそんな気持になるのです。

幼い頃、お母さんに抱かれてすやすや眠っていたあのやすらぎがあるのです。
何故なのか???

「ハウスメーカーさんやそのほかにも工務店さんがある中で、どうして創建舎さんに決められたのですか?」

「ハウスメーカーさんの場合、自由設計だといってもどうしても限界があったのです。素材にしても、不本意なものしか駄目な場合もありますし、私は全て自然のもので家づくりをしたかったのです。工務店さんも3店ほど回りましたが、実は主人が中里社長さんにお目にかかって、その場で創建舎さんにすることを決めたのです。間違いないと言って」

「じゃ、中里社長さんのお人柄が決め手だったのですね」

「主人は仕事がらCADもできますし、設計など夫婦合作で行いました」

広いダイニングもお友達が自由に来て自由に料理できるためにということが狙いで、実際にお友達には好評だという。
リビングに続く床暖房で、ポカポカ暖かい。

さっき心地よさに浸っていましたと奥様にお話したとき、お友達もごろっとこの床に寝転ぶんですよと言われたのは、実感として目に浮かびましたし、私もそうしたい気になりました。

ジャグジーのお風呂や洗面のこだわりなど伺ったのですが、何故こんなに心が落ち着くのかそのことばかりに気がとられていました。

そして、ここで、初めて、中里社長さんのこだわりの原点がわかったような気がしてきたのです。
自然材を無垢で使用する。
内装も全部天然のものを使用する。

始めは、ああそうですか、という程度でしか理解していなかったのですが、石黒さんのお宅にお邪魔して、その心地よさを演出してくれているものは、もちろんご夫婦合作の想いのこもった空間ということも大きな要因ですが、ご夫婦がこだわられた自然材使用が見事に中里社長さんのこだわりと一致し、家全体がまるで、母の胎内にいるようなそんなくつろぎと安堵感をかもしだしているのだということに気づきました。

家というものは、その中に住まう人と共に生きているんだなあ、家にも生命があるんだなあとちょっと感動しました。


家づくりで自然素材を無垢で使用することと加工された人工的な素材の比較は、丁度、有機肥料野菜と化学肥料使用野菜との差ほどあるのだなあと改めて感じました。

副題として「お客様は何故、注文住宅にされるのか謎が解けました」としました理由がここにあります。

こういった自然へのこだわりは、そのこだわりに応えて下さる会社があって初めて実現するんだなと理解できました。

そして、創建舎さんのお客様が増加していてるということは、ただ、住めればよい、ただ、見栄えがよければいい、といった段階の意識から、同じ住まうならもっと自然に近く、もっと心の安らぎが得られるそんな空間でありたいと願う方が多くなってきているという最近のお客様の傾向も知りました。

身体面での健康と精神面での健康を長く長く持続させるために、頑固なまでにこだわって家づくりしておられるんだという創建舎さんの秘めた哲学を垣間見た思いです。

 

 

石黒邸外観

 

 

2Fを見上げる

 

 

キッチン

 

 

ダイニング

 

 

リビングからロフトを見る

 

 

リビング

取材後記

健康には気をつけているつもりですが、そのために運動や食べ物といったことぐらいしか意識していなかったのですが、住居についても、もっと真剣に考えたほうがいいんだなあと初めて知りました。

今までは、空間を機能的に利用した家、センスの良いインテリアなど、見えるものばかりに目が向いていたのですが、それを支える素材にもこだわりを持つことの重要性には、あまり関心をはらっていなかったなあとつくづく考えさせられました。

現在何人の人が自宅で死ねるのでしょうか?
高齢になって、コンクリートに囲まれた病室で最後の時を迎える。
ほとんどのパターンだと思います。

果たしてそれでよいのか、それで幸せか・・? こんなことも考えてしまいしました。
高年齢に達して自然を感じながら生活できるって本当に素晴らしいことなんだなあとも感じました。

最後に中里社長さんのお話の中で印象にのこっている話題を紹介します。

「無垢の自然材使用の家に引越して、おとなしく、あまり活発でなかった子どもが、毎日室内で楽しそうに走り出しています、というお客様の声をよく聞くのです」

こだわりの家夢をかたちに株式会社創建舎さんのHPは  http://www.soukensya.jp

ホーム  訪問記案内に戻る