2004.1.14 東京都大田区の株式会社創建舎さんにお邪魔しました。 |
【副題】 何故、お客様が注文住宅を選ばれるのか謎が解けました。 |
おかつ婆ちゃんが株式会社創建舎さんをお尋ねしようと思ったのは、こちらの会社のHPに誠実さと暖かい波長が発せられているのを感じ、実際の会社の雰囲気を確かめたくなったからです。
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1月14日 奈良県生駒市を早朝に出発したときは小雪がちらつき、あいにくの天候で、新幹線でも米原付近は積雪のため徐行運転、これは一体どうなることやらと、ちょっと心配でしたが、米原を過ぎると、空はくっきり晴れ渡り、雪を抱いた富士山もはっきりと見ることが出来ました。
品川で京浜東北線に乗り換え、蒲田駅で東急多摩川線にそして三つ目の下丸子駅で下車。 応接室では、50年100年と耐えうる家造りが会社のモットーであり、そのため耐久性や強度は勿論、日々の生活を健康的に送っていただけるよう心を込めて提供していると熱弁された。 お客様(施主様)の年代としては40歳手前と60歳前後が最も多いらしい。 |
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社員さんは仕事で外出しておられ、ほとんどいらっしゃらなかったのですが、たまたま、工事統括ご担当の藤井さんがパソコンに向かっておられたので、ちょっと話を伺いました。 「家づくりは、最初のプランニングの段階と施工段階、そして施主様に引渡しという3つの段階があるかと思うのですが、どの段階が一番充実するというかやりがいを感じますか?」 当然、施主様の希望に満ちた顔が見られる引渡時という返事だと思っていましたが、あえてお尋ねしてみました。 しばらく考えられた後 「私たちは創るということ全てが生きがいなので、あえてどの段階がというような優劣はつけられないのです。どの段階にも充実感はあります。でも、しいて言うなら、2年後3年後のメンテナンスにお邪魔するときが一番楽しいかな」 予期せぬご返事にびっくりしました。 なんという自信だろうか、なんという腰の据わったお客様対応なのだろう。 施工時からひとつひとつ愚直なまでに手を抜かなかったという自負がなければこの返答は出てこない。 創建舎さんの家づくりに対する姿勢がこの一言で全てを物語っている。 そして、ゆるぎない自信があるからこそ、お客様の支持が拡がって来ているのだろう。 |
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社長のご案内で、施工例を見学させていただきました。 (その際、これからは、リフォームにも力を入れていき、別法人化も検討しているとおっしゃっておられました) 最初はOMソーラー搭載の家。 自然エネルギーを利用して四季を通じで快適に過ごせるような工夫がなされているという。 軒下から空気をとりこみ屋根が集熱に利用されその熱が床下に蓄えられると言う。 冬場の早朝、外気が2〜3度であっても室内は15度程度で、暖房費用もかなりの節減につながるらしい。 これは木造住宅の外断熱と内断熱の工法を駆使しながらと、専門的な説明が続きますが、詳しくは創建舎さんに聞いてくださいね、私は素人ですのでうまく説明できません。 次はやはり木造の住宅でしたが、ここは近隣の方との折衝が必要だったという。
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3番目は石黒さんのお宅におじゃましました。 見学させていただくということで、わざわざ外出先から戻って来てくださいました。 恐縮です、ありがとうございました。 奥様は、とても自然体で接してくださり、人見知りしがちな私にはありがたかったです。 玄関を入ると、真っ先に木目の美しさと香りをそそるゆかが目に飛び込みました。 普通は、やはり玄関内を見回して一言二言感想を述べるのが筋なのでしょうが、なにも言葉が出ませんでした。 理由はあとで説明します。 右を見ると階段があり2Fが見えますが、 1Fの寝室と和室を拝見させていただいているときもあの2Fが気になって、気もそぞろでした。 1Fをそこそこに階段を上がって2階につきました。 畳1畳はゆうにあるであろう大きな一枚板の分厚いテーブルも特注ということで、やはり木の香りがこぼれる椅子に座ってみました。 さっき、なにも言葉が出なかったと言いましたが、ここではもっとその感じが強くなりました。 幼い頃、お母さんに抱かれてすやすや眠っていたあのやすらぎがあるのです。 「ハウスメーカーさんやそのほかにも工務店さんがある中で、どうして創建舎さんに決められたのですか?」
「じゃ、中里社長さんのお人柄が決め手だったのですね」 広いダイニングもお友達が自由に来て自由に料理できるためにということが狙いで、実際にお友達には好評だという。 さっき心地よさに浸っていましたと奥様にお話したとき、お友達もごろっとこの床に寝転ぶんですよと言われたのは、実感として目に浮かびましたし、私もそうしたい気になりました。 ジャグジーのお風呂や洗面のこだわりなど伺ったのですが、何故こんなに心が落ち着くのかそのことばかりに気がとられていました。 そして、ここで、初めて、中里社長さんのこだわりの原点がわかったような気がしてきたのです。
始めは、ああそうですか、という程度でしか理解していなかったのですが、石黒さんのお宅にお邪魔して、その心地よさを演出してくれているものは、もちろんご夫婦合作の想いのこもった空間ということも大きな要因ですが、ご夫婦がこだわられた自然材使用が見事に中里社長さんのこだわりと一致し、家全体がまるで、母の胎内にいるようなそんなくつろぎと安堵感をかもしだしているのだということに気づきました。
身体面での健康と精神面での健康を長く長く持続させるために、頑固なまでにこだわって家づくりしておられるんだという創建舎さんの秘めた哲学を垣間見た思いです。
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取材後記 健康には気をつけているつもりですが、そのために運動や食べ物といったことぐらいしか意識していなかったのですが、住居についても、もっと真剣に考えたほうがいいんだなあと初めて知りました。 今までは、空間を機能的に利用した家、センスの良いインテリアなど、見えるものばかりに目が向いていたのですが、それを支える素材にもこだわりを持つことの重要性には、あまり関心をはらっていなかったなあとつくづく考えさせられました。 現在何人の人が自宅で死ねるのでしょうか? 果たしてそれでよいのか、それで幸せか・・? こんなことも考えてしまいしました。 最後に中里社長さんのお話の中で印象にのこっている話題を紹介します。 |
こだわりの家夢をかたちに株式会社創建舎さんのHPは http://www.soukensya.jp