ここがわかれば高齢社会が見えてくるレポート

 

1 はじめに

 高齢者(65歳以上)人口の増加に伴い、高齢者マーケットは、飛躍的に拡大し、大きなビジネスチャンスが生じているといわれています。
しかも、もうすぐにいわゆる団塊の世代が高齢者の仲間入りです。

でも果たして、ビジネスに結びつくのでしょうか?

確かに、高齢者の人口が増えるということは、マーケットの全体サイズが大きくなってきているように見えますし、いわゆる、おいしい市場と感じられます。

しかし、マーケットサイズが大きいことと、その中で収益があげられることとは全く別の次元の議論です。

私がいろいろ取材した結果からの感触では、収益が上がっていない企業のほうが多い気がします。

この分野に進出されておられる企業、進出しようと検討中の企業のご担当者はビジネス的にメリットがあるのかないのか、冷静に判断される必要があるのではないかと私は考えています。

冷静に判断するには、それなりのなんらかに基準が必要であり、その基準とは何かです。

私の感触では、ターゲット設定に問題がある企業が多いと感じています。

何が問題なのか本編では、私自身の経験を通じ、ターゲット設定に関する私自身の考え方を述べさせていただきます。

私は、高齢者マーケットは、実にすばらしい可能性を秘めた、魅力あふれる世界だと考えています。

少しでもお役に立てれば幸いです。  

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