デロス島へ

 

朝一番のバスに乗ってミコノスタウンに来て、船着き場へ行くと、おじさんがデロス行き船の呼び込みをしています。かなり風が強いのですが、今日は船が出るようです。出発まで少し時間があるので、朝食用のトースト(ホットドックみたいなサンドイッチをこちらではこう呼ぶようです。)と飲み物を買ってきて、おじさんからチケットを買って船に乗りました。

チケットは前もってミコノスタウン内の旅行会社で買えるそうですが、デロス島に行く船の船会社が3社もあるので、その場で買う方が乗り損なったりしなくて良いようです。風が強く波も高く、船はかなり揺れました。甲板に出ると波しぶきでびしょぬれになります。たまたま、私達が乗ったのは、最速といわれる「ヘラ」で、20分ぐらいでデロス島に着きました。帰りの船の時刻を3本教えてくれ、どの時刻発のに乗っても良いと言うことでした。

デロス島に着くと、入場料を払います。島全部が遺跡なのです。ここでも子ども達は無料でした。船で貰った島内の地図とガイドブックを見ながら散策しました。

船が着いた所が聖なる港、それから、アポロンの聖域をみてまわり、聖地を守るライオンの像、ぐるっと回って博物館へ行き、キントス山の方へ登り、迷路状なので迷いながらも、クレオパトラの家を見つけてやっと一回りしたという感じでした。3時間ぐらい歩きとおし、ローマ・ヘレニズム時代にどっぷり漬かったひとときでした。

 

聖地を守るライオンの像

 

 

 

博物館の近くにお土産やがあり、トイレ休憩も済ませほっとしているときに、突然、鈴の音が聞えものすごい足音と共に、黒やぎの群れがやってきました。「黒やぎだ、カメラ、カメラ!」と焦ったけれど、写真1枚取るまもなく、山羊飼いと共に去って行きました。ギリシア名物フェタチーズは山羊の乳から作られています。

 

 

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ギリシア旅日記