ミコノス島 先ずは宿探し

 

午後2時半過ぎ、ミコノス島に着きました。降りると、出迎えの人でいっぱいです。ホテルの客引きの人もたくさんいました。たくさんの人で混雑していたので、ガイドブックにツーリストポリス(観光案内所)で、ホテルの予約案内もしているとあったので、とりあえず、そこへ行くことにしました。

ホテルの予約案内所は あまり広くない部屋にコンピューターがたくさんあって、自分で検索できるようになっています。私はデロス島に行くためにミコノス島に来たので、できたらミコノスタウンに宿をとりたかったのですが、係の人に聞くと今日はミコノスタウン内はもうどこも満室ということでした。4人で2泊というのは、探すのが難しいようです。予約しておいた方がいいかもしれません。

諦めて、外へ出ると先程の混雑はうそのように、ほとんど人がいません。それでも、まだ何人かの客引きの人がいたので、その中のひとり(ちょっと、年輩の男性でしたが、ミコノスタウンの中にあるというので)の宿へ行ってみることにしました。車の所に案内されて、その車が埃まみれで古そうで、大丈夫かなあと思わず夫と顔を見合わせました。

車は狭い迷路のような坂道をぐるぐる回りながら登っていきます。車だと遠回りをするけど、歩くときは真っ直ぐ坂を下れば近道だから・・・と説明してくれ、陽気なおじさんはおしゃべりです。ほぼ頂上という感じの所に、宿はありました。かなり古い気はしますが、白と青色に綺麗に塗られています。老夫婦でやっているらしく、空室も幾つかあるようです。

部屋を見せてもらうと、古くて狭いけれど何とか泊まれそうかなと思って、バスルームも見せてもらいました。シャワー付きでしたが、ちょっと広めのトイレぐらいのスペースしかありません。便器があって、手洗いがあって、手洗いの横にシャワーヘッドが掛かっています。洗い場と言えるスペースはありません。

この話を帰国後、フィリピン人のFさんに話したら、便器に坐ってシャワーするなんて素敵じゃない!と言われましたが、その時は子ども達が、こんなシャワーじゃあ嫌だと言ったので、ここに泊まるのは諦めました。

丁寧にお断りして、もとの所まで車で送ってもらったのですが、来るときと違って不機嫌なおじさんは無口で、細いくねくねした道を下って行く車に乗っているのは不安でしたが、何とか無事に波止場まで戻ってきました。夫と二人だけだったら泊まったと思うけど、今回娘達が一緒だったので断ることになってしまい、おじさんには申し訳なかったです。

 

 

 

 

 

宿探し再び

 

宿探しのやりなおしです。また、客引きの人達と話をします。ミコノスタウンの中は諦めて、少し離れているビーチで バスの便が結構あるからと言うのを信じて、行ってみることにしました。今度は女性で、車も少しましでした。

車の中で、デロス島に行きたいんだけどと言う話をしたら、ミコノスタウンから毎日船は出てるけど、今日は海が荒れてたから船は出なかった、と言われました。フェリーは全然揺れなかったから気が付かなかったけれど今日はかなり時化ていたらしいです。

アギオス・ヤニス・ビーチにあるアパートということで、ベッドルームがひとつ、リビングルームとキッチンがあって自分達で料理して食べられます。娘達が気に入ったので、ここに2泊することにしました。延泊もできるそうなのでデロス島行きが時化で伸びたらもう少し長く泊まるかもしれません。

高台にあるので、部屋から海が見え、デロス島も見えます。ビーチのそばにレストランがあるそうなので行ってみました。でも、中に入ってみると、並べられている魚がなんとなく少し古そうなので、ミコノスタウンまでバスで行って夕食を食べることにしました。

娘達は昼夜兼用の食事になったので、少し不満なようでしたが、レストランで好きなものをお腹いっぱい食べることが出来ました。このレストランはパラポルティアニ教会(ミコノス島に300あまりある教会の中でも美しいと言われている教会)の側にありました。教会の前で写真を撮っている人達を何組も見かけました。

 

 

つづく


ギリシア旅日記