8月17日デルフィからアテネへ

 

本日の行程

  • デルフィからバスでアテネへ

  • アテネからバスでピレウスへ

  • ピレウス泊

 

 

 

 

 

朝食のため、7時半過ぎ、ホテルの地階にある食堂に行きました。そんなに広くない食堂ですが、白い壁が明るく清潔な感じです。テーブルが幾つかセッテイングされていますが、昨夜泊まった客はそんなに多くなかったようです。観光シーズンとはいえ、アテネから日帰りも出来るので、平日はホテルはそんなに混まないのかもしれません。

奥にあるキッチンから女性が出てきました。昨日の女性とはまた違う人で、英語が話せます。ここは、セルフサービスではなくて、彼女が運んできてくれるようです。

先ず飲み物はオレンジジュース、そして好みに合わせて、夫はコーヒー、私は紅茶、子ども達はココア。ゆで卵とスライスハムとチーズ。パンはスライスしたフランスパンとクッキーみたいなパン、バターと数種類のジャム、それになぜか甘いビスケット数種類。ひとつのテーブルだけではとても置けなくて、隣りのテーブルの上まで並べてくれました。どれも美味しくて、量もたっぷりで、残念ながら全部は食べきれませんでした。

「今日も泊まるの?」と聞かれ、このホテルがとても快適だったので、もっと滞在したかったけれどまだまだ行きたい所がたくさんあったので「No.」と答えるしかなく残念でした。

 

 

 

 

 

急げば、9時発のバスに間に合う時間でしたが、ぎりぎりに駆け込むのが嫌いな夫に従って、11時のバスに乗ることにしました。これがちょっとした誤算で、無理しても9時のバスに乗れば良かった・・・と後で後悔することになってしまいました。

明日は、ピレウス港から船でエーゲ海クルーズをして、ミコノス島へ行く予定です。ミコノス島へはフェリーで6時間ぐらいかかります。そしてピレウス港を出るのが朝の8時頃と夕方の5時頃しかありません。夕方発の便に乗るとミコノス島に着くのは夜の11時過ぎになってしまいます。だから、私達はどうしても朝の便に乗らなくちゃと思いました。

フェリーの乗船開始は出発の1時間から30分ほど前らしく、7時過ぎにはピレウス港に到着しておきたいので、やはり宿はアテネ市内ではなくて、ピレウスにすることにしました。そういうわけで、今日はデルフィからピレウスへの移動です。

 

 

 

 

 

ホテルの近くに郵便局があったので両替をしようと思って行きました。数人の人が並んでいたので、その後ろに私も並びました。今日の交換レートが貼ってあるのですが、アテネに到着してすぐ両替したときより幾分レートが良いようです。

私の番が来て、100USドルのトラベラーズチェックを見せて、「両替できますか?」と聞くと、そんな大金は無いとむげに言われてしまいました。朝早いせいなのか、もともと郵便局は大金を置いていないのか・・・。

夫は、ここで絵葉書を出しました。日本宛ては1枚に付き170ドラクマスでした。

両替は、夫が近くに銀行があったからそこへ行ってみようと言うので、行きました。中に入ると、カウンターと言うか大きなデスクで現金などを広げている人がいました。その人が両替担当の人のようでした。広げられたお金の中には、日本の1万円札も何枚かありました。ここでは日本円を直接ドラクマスに両替できるようです。

手数料がいくらか尋ねると、400ドラクマスだと言います。日本円にすると200円ぐらいなので、そこで両替すれば良かったのですが、私は何か勘違いしてその手数料がとても高いと思ってしまい、両替しないで出てきました。シンタグマのアメリカンエクスプレスへ行けば手数料無し・・・ということが、頭にあったからかもしれません。

 

 

 

 

 

バスのチケットは早く買った方が良いだろうと思って、10時ぐらいにバス停に行きました。店の中に入ってもレジには誰もいません。隣りのレストランと繋がっていて、そちらの方に声を掛けるとやっと来てくれました。でも、「デルフィ行きのバスの乗車券が欲しいのですが・・・」と言うと、まだ早いから売っていないと言います。

しばらく、店の外で待つことにしました。店の前には、色々な国の新聞が売られていました。残念ながら日本語の新聞はないようでした・・・期待もしていませんでしたが。

何人かお客が来てレジの所で何かしているので中に入ってみました。まだ、切符は売ってないと言います。何でも、切符を売る担当の人が来て売るからと言っているようです。

結局、10時半過ぎに、他のバスに乗ってきた切符売りの人(バス会社の人かな、バスの中で切符を売っていた人)が、ここで降りて店の中で切符を売ってくれました。アテネのターミナルBまで、ひとり2850ドラクマス、値段は来たときと同じです。でもチケットの方は、どこにも英語らしいものが見当たらず、なんて書いてあるか分かりません。金額を手書きで書き込んだ数字がわかるぐらいですが、シート番号らしきものはないようです。席が確保できるように1時間も前から来ていたというのに、こんなことなら、9時発のバスにだって楽々乗れたのにと思いました。

11時が近づくとだんだん人が集まってきました。20人近くいたかもしれません。11時少し過ぎ、アテネ行きらしいバスが来ましたが、結構大勢お客が乗っていて立っている人もいるようです。バスは一旦停まったものの係の人が降りてきて、満員で乗れないから次のバスに乗るようにと言っているようです。次のバスは5分か10分で来るから・・・。と言って走り去りました。

私は素直に5分か10分待てばバスが来るんだろうと思いましたが、夫は本当にバスが来るんだろうかと疑っているようでした。5分過ぎてもバスは来ません。売店のおじさんに、何人かがどうなってるんだろうなんて聞いているようでおじさんも心配してくれてバス停のお店の中に入って問い合わせてくれたりしてくれたようです。

15分か20分ぐらいしてやっとバスは来ました。係の人が降りてきて、荷物入れに大きな荷物を入れてくれます。リュックを預けてからバスに乗ると結構お客が乗っていて坐られませんでした。3時間も立ったままなんて大変なバスの旅になるなあと心配しましたが、次の停留所で何人も降りたので、坐ることが出来、来るとき同様快適なドライブを楽しむことが出来ました。

来るときと同じ区間で検札の人が乗ってきて、乗車券を手でちぎり、来るときと同じドライブインで休憩して、予定より遅れたけれど無事ターミナルBに着きました。

 

 

つづき

 


ギリシア旅日記