パルテノン神殿
アクロポリスの入り口には一応係の人がいましたが、窓口に今日は無料ですと書いた紙が貼ってあって、何もチェックされないので、呆気ない入場でした。足元は大理石が敷き詰められていて、結構滑りやすく、大抵の人は運動靴のような滑りにくい靴を履いていました。
先ず、右手にヘロデス・アティコス音楽堂が見えます。ここは、今も使っているらしく古い劇場なのに新しい音響の設備とか照明の設備とかが見えるので不思議な感じです。ここの写真を撮りたかったのですが、あまりに大きすぎて私のカメラでは取れなかったのが残念でした。
門の所まで来ると、いつもそうなのか、今日は特別なのか、とにかく人がとても多かったです。ゆっくり立ち止まってみたりとか、写真を撮ったりとかはなかなか難しかったです。
パルテノン神殿は修復工事の途中でした。今日は工事はしていませんでしたが、そばに近寄って触ることも、神殿の中に入ることも出来ず残念でした。でも、ロープを張ってない所に、復元途中の物なのか、たいして大事でない部分なのか、大理石の柱の一部と思われるものが転がっていたので触ってみました。夏の炎天下、直射日光をたっぷり浴びているにもかかわらず、その表面はとても冷たかったのです。
パルテノン神殿の中は夏でもひんやりとして、張り詰めた空気に満たされていたんだろうなあと思いました。
展望台からは、アテネの街が良く見えました。リカビトスの丘からとはまた違って、ゼウス神殿、古代アゴラのテセイオン神殿が良く見えました。